2524, 酒は涙か溜息か 
2008年03月02日(日)

「酒は憂さ晴らしに逆効果 」ー東大がラットで実験ー
という記事が先日の地元紙に載っていた。
ーまずは、その内容をー
憂さ晴らしに酒を飲んでもむしろ逆効果?嫌なことを思い出した直後にアルコールを摂取すると、
かえってその記憶が強められることを松木則夫東京大教授(薬理学)らがラットの実験で見つけ、
28日までに米専門誌の電子版に発表した。人の場合なら、嫌なことを忘れようと酒を飲んで一時的に
楽しくなっても、翌日には楽しいことを忘れ、嫌な記憶が強く残ることを示しているという。
松木教授は「酒を飲まずに、嫌な記憶に楽しい記憶を上書きしてしまうのが良いのでは」と
“しらふの気分転換”を勧めている。 実験で、かごに入れたラットに電気ショックを与え、
恐怖を学習させると、かごに入れただけで、身をすくめて固まるようになる。
チームはいったん固まった直後のラットに飲酒相当のアルコールを注射した。
 その結果、注射しないラットと比べると、かごの中で固まり続ける時間が長くなった。
その効果は2週間続き、記憶が強くなったと判断されたという。(共同通信社
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以上だが、20年以上前になるが、ある取引先の営業の人に
「私は、不味い酒は飲まないことにしている。自棄酒とか、気分を紛らわせる酒は、ますます気分も体調も悪くする。
楽しい酒を選んで飲めば気分は更に良くなるが、その逆を金を出してすると逆効果になる。」と言われた。
そして、その日以来、忠実に守ってきた。
10年ほど前に、高校の同級生に「おい堀井、御前な?自室でな酒を飲んで、二日酔いをした経験をしたことがあるか?」
と言われ、そういう経験の記憶は殆どない。色々の挫折の末に独りで部屋に篭って飲みざるをえない酒の味を
言いたかったのだろう。そいうば私の好きな歌に古賀政男の「悲しい酒」がある。
1 酒は涙か 溜息か  心のうさの 捨てどころ
2 遠いえにしの かの人に  夜毎の夢の 切なさに
3 酒は涙か 溜息か  かなしい恋の 捨てどころ
4 忘れた筈の かの人に  のこる心を なんとしょう
 「かの人」を、「かの憂さ」、「恋」を「傷」と置き換えると、中小企業のオヤジや、
 サラリーマンの赤提の憂さ晴らしと同じになるか! これを歌っていると何とも面白く楽しくなるのは如何いうこと?
 飲まなきゃ、やってられないことはよーく解るが!
 「しらふの気分転換」じゃ晴れないから飲むんじゃないか!ったく!! ってのが、おちか!

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