2005年01月19日(水)
1387, 23歳の日記−9
 ー10月1日 1969年
店の大改装で、関西地区で初めての靴売り場の責任者になる。 開店で死ぬほどの忙しさである。
新しい部門ということで全員が注目を浴びている。 岡田卓也社長も、この売り場まで見に来てくれて
一言声をかけてくれた。 予算の800?というのが、自分でも驚きである。
何品かの売れ筋を見つけて、それをお客さんに積極的に勧めるコツをつかんだ。
面白いように売れる。予算の立て方を店長が低くしてくれたこともある。
新しい店長が、私に目をかけていてくれているのが嬉しい。この改装時にテナントに
入っている星電社の男子社員と、店の男子社員が集団乱闘寸前にになった。
そこに私が身を挺して中に入ってなだめてから、全員が私を受け入れてくれるようになった。
学生時代に合気道の経験が役に立ったようだ。店舗の改装で、本が読めないのが悩みである。
本を読んでこそ自分があるのに、流されないようにしなくてはならない。
 ー10月13日
今日と昨日は、集合教育の為地区本部に行ってきた。また壁に当たっている。
本を読めないのだ。一人になり、かつ考えなくてはならないのに。あれもこれもと、やりすぎである。
ドライに割り切って、優先順位をつけてこなして行かなくてはならない。
ところで、上司の別所さんの「送別会」を私がやらなくてはならない。
明日まで、会場を決めなくてはならない。 いつも行く寿司屋か、会社の社員食堂か。
準備は、日下部さんか、岩崎さんに頼もう。売り場は、先ず単品管理を徹底的にしよう。
そして、靴の商品知識は、本部バイヤーの送ってきた本を読もう。年内に大方、この売り場を把握しなくては。

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