2004年01月16日(金)
1017, 足の話−2

 前にも少し書いたが、野球のスカウトがまず注目するのは足である。
リトルリーグから大学を経て社会人になるまで観察し続けることもある。
まず足が速いこと、それによって体のバネや筋肉や関節の柔らかさが分る。
野球はランニングに始まり、ランニングで終わる。大リーガーのスカウトは、特に足にうるさいという。
イチローや、二人の松井も脚力は並外れている。大相撲でも、入門をすると徹底的に下半身ー脚を鍛え上げる。
股割りから始まり、すり足、四股を教えていく。 そして、足指で土を掴まえるようになるまで足を鍛える。
本場所の相撲を見ていて、足に目があるのではないかと思うくらい微妙なところで俵の上で残ったりする。 
そこまで鍛え上げているからだろう。足を辞書でひくと、「体を支え移動させる機能。たとえば、動物の下肢、
立ちまたは歩行の用をなすもの、タコなどでは遊泳の用をなすもの」等が書いてある。 足といえば、「足が付く」
「足が出る」「足を洗う」「足を引っ張る」「勇み足」等々、慣用句にもなっているほどだ。
お金のことを「お足」とさえ言っている。これは、走るように去っていくという意味がある。いずれにしても、
自分の体を移動させる重要な機能である。 ところで、足の代用として何が考えられるだろうか。移動手段として見ると、
まずは車である。免許が無いのは、現代イザリとさえ言われている。飛行機、船、列車が考えられる。
このような移動手段の発達が人類の進歩に大きな役割を果たしている。
 海から生物が陸に上がってきて進化する過程で、移動手段としての足は重要な機能となった。
鳥のように前足を羽に進化させて、空を飛ぶということで移動する生物もある。
また蛇のように一切足を持たない生物もある。逆に百足のようなものもある、
 ところで、今の乗り物の多くは生物の機能の真似から出来てきた。車は馬、飛行機は鳥、潜水艦は魚等。
しかし船だけは見あたらないというが。それと自転車やオートバイなどの二輪車は何だろうか?

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