2008年01月05日(土)
 2467, 歌は世相につれ
              ○( ̄ ̄ ̄ ̄o ̄ ̄ ̄ ̄)○ おっ W( ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄)W は〜♪
20年ほど前に経済評論家が「ナンバーワン戦略では、直ぐに二番手に狙いうちにあう。
ナンバーワンを深化してナンバーツーが辿りつけないまで磨き上げてオンリーワンになることこそ
生き残りの戦略である」と論じていた。 このオンリーワンの言葉をパクッタのだろうか、スマップの
「世界に一つだけの歌」に、このオンリーワンという言葉がある。オンリーワンの意味をしらない作詞家が
ゆとり教育」で育った若者に向た媚びた歌詞を作り上げたという見方ができる。 
彼らも普通の人なのだから、そういう歌詩を批判する方が野暮といえば野暮だが。
オンリーワンの本来の意味が個性ということだから、その間違いを書いている。
これだけ流行するのは、時代の現状を現している。ゆとり教育肯定派は
・一部勝ち組が賞賛される時代、それ以外でも精一杯生きる何処が悪いのか?
・オンリーワンと勝手に思い込む何処が悪いのか?
・生きているだけで全てではないか、それを気づかしてくれる歌詞の何処が悪いのか? 
それはそれでよい。 しかし、それだけでは人生ではない!
人生は世界に一つだけの花ではない、人間は。 傷つき、汚れ、ボロボロになるのが人生。
個性は、それぞれの世界で長い時間をかけて自己を磨き上げてこそできるもの。
気持ちよく歌っているのにケチをつけることもないか!この素晴らしい?
歌詞を、改めてみると面白いはずだ!現在の『ゆとり教育』を失敗かどうかまで考えて読むと尚面白い。
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 「世界に一つだけの花」(NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one)

花屋の店先に並んだ  いろんな花を見ていた ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね 
この中で誰が一番だなんて  争うこともしないで バケツの中誇らしげに  しゃんと胸を張っている
それなのに僕ら人間は  どうしてこうも比べたがる? 一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?
そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい
困ったように笑いながら ずっと迷ってる人がいる 頑張って咲いた花はどれも きれいだから仕方ないね  
やっと店から出てきた  その人が抱えていた 色とりどりの花束と うれしそうな横顔
名前も知らなかったけれど  あの日僕に笑顔をくれた 誰も気づかないような場所で  咲いてた花のように
そうさ 僕らも  世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい
小さい花や大きな花  一つとして同じものはないからNO.1にならなくてもいい もともと特別な Only one
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一度、聞くと成る程!と思うが、少し考えれば「ゆとり教育失敗者」向けへの、
馬鹿にしている内容ということが解かるはず。これを口ずさんでいるうちに、無知の子など、本気になってしまう。
(キリギリスの歌と割り切れば、素晴らしい歌ではないかい?)それが流行歌?    ´・ω・)ノ バイ 
 
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