2004年12月24日(金)
1361, ルーブルの一日
  ー夢の美術館
  昨日は、NHK・BSHIの「夢の美術館」で「ルーブル美術館」の6時間生番組を見た。
  10時から17時(昼一時間休憩)までのロングランであった。私にとって、「ルーブルの一日」であった。
  NHKの存在に対して疑問を持っている一人であるが、こういう番組みを見ると、その存在も必要かと思ってしまう。
  学生時代の旅行でのルーブル美術館とベルサイユ宮殿はカルチャーショックの最たるものであった。
  ミロのビーナスモナリザ、ニケの像、ボナバルドの戴冠式などの絵を見た時の感動は今も鮮明に憶えている。
  数日をかけてじっくり見てみたいと思っていたので、丁度よいタイミングであった。
  昼の一時間は息抜きで、ウォーキングをして効率的に時間を使った。
  実際に見始めたら非常に内容が濃い。800年の時間の中で、それぞれの時代に翻弄されながら、皇帝や市民に愛された
  プロセス(歴史)を克明に追っていた。この番組みでは、それぞれの絵などの背景や歴史を克明に追っていた。
  その時代時代の皇帝や、その愛人、そして市民の、ルーブルに対する思い入れを、作品の背景を通して追っていた。
  フランソワ1世、ルイ13世ルイ14世、ナポレオンの役割をあげることができる。
  それぞれが思い入れて収集をしてきた作品群が残っている。これだけ美術に対して思い入れてあるのも、
  フランスという国柄である。国民が会員になって基金を毎年積み立てて、作品の収集を続けているという。
  まだ、「自然・文明から文化に戻ってくる」には5年は早いと思っているが。
  それでも、チャンスがあれば何でも見て知っておかなくてはならない。それにしても、ハイビジョンは作品を
  鮮明にリアルに映し出すものだ。 人生は、前倒しにしておかないと。 いや、してきたか?!

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