2006年11月01日(水)

2038, 躁鬱病について −6   オッ(*^○^*)ハ〜ヨウサン!
 「夫はうつ、妻はがん」
    ―夫婦で苦境を踏み越えて ー ?  小川 宏 著

この本で有名人で「うつ病」から脱出した人や、亡くなってしまった人を何人かあげている。
脚本家の倉本聰、俳優の木の実ナナ高島忠夫、気象士の倉嶋厚などである。
皇太子妃の「適応障害」も、専門家の話によると「うつ病」という。
世界を股にかけたキャリアの女外交官が小さな籠に入れられ、男児が生まれない重圧の中で、
ノイローゼになるのは当然のこと・・倉本聰とラジオの対談で病気の話を聞く機会があった。
それによると20歳代から欝を繰り返し、さらに二十数年前、北海道の富良野に居を移してからは、
毎日のように自殺を考えていたという。 その地に適応するまでの苦闘が思い知れる。

自殺で亡くなった人は、桂枝雀ポール牧嵐寛寿郎などがいる。精神科医の大原健士郎氏との対談で、
「小川さん、自殺未遂者が息を吹き返した時の第一声の言葉かわかりますか?」と訊ねられて、
「多分生きていて良かったと言うんじゃないですか?」の答えに、 先生曰く、
「そういう人はわずかで・・・ほとんどの人は、助けて!といいます。」 自ら命を断とうとした人が、助けて!
とは矛盾しているが、先生は「誰でも命への執着があるので、そういう言葉を発するのです」という。
最近のアメリカの研究では、成人の糖尿患者のうち20?が「うつ病」になると報告されている。
日本では糖尿患者は普通の人の三倍の確率になる統計がある。またガン患者の25?も「うつ病
になるというから、気が滅入る状態になった時は、気分の転換が必要、生真面目もほどほどに!ということだ。

10年ほど前になるが、近くに住む私の従兄弟が「うつ病」で自殺した。
見ていて残された者にとって、これほど不幸なことはない! 深い心の傷で、一生の哀しみになる。
自分独りで自分の傷口を治療するしかないが、無理と解ったら医者に行くのが一番良い。
それができるようだったら、ノイローゼにはならないだろうが・・そういえば、ノイローゼという言葉を最近聞かなくなった。
自律神経失調症という言葉に変えられたのか!「正中心一点無」という言葉を少しは理解していれば、
心の負担は軽くなるのに・・・・般若心教につながるが ー自殺から生還した人の話を聞いたことがある。
「地獄の苦しみ」という、肉体的にも神経的にも・・ 地獄の底から這い上がってくるのだから、そうだろう!
                    (*^ワ^*)i バイバイ               
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