2007年10月16日(火)
2387, 新潟経済は今
          *ヾ(´∀`o)+。才ノヽ
 先週の金曜に取引先の地銀の担当が「判子・仕事」で事務所に来た。
 そこで最近の地元経済の状況を聞いてみたところ、担当が浮かぬ顔をして言うには、
 ・地元は一部自動車部品メーカーを除いて中越沖地震を境に悪化
 ・特にマンションや一般住宅が売れなくなり、露骨な値引きが始まっている
  さらに建設中や予定のマンションが十数棟もある
 ・風評のためホテルや飲食店の売り上げが減少、回復の兆しがない
 ・不動産の動きも芳しくないという。
 中越沖地震が地元経済にとって甚大な影響を与えている。さらに手取り収入の減少、年金問題の不安感の増大、
 農家の実質収入の激減など、多くのマイナス要素が重なっているためだという。

そういえば先週の金曜日に長岡で飲んだが、お客の数は少ない。
客単価を上げようと店の方は必死。それはそれでよいが、健康も含めた対策として飲む回数を減らす。 
地方は、特に新潟県は、ますます疲弊しているのが実情である。
しかし、地方の疲弊は前ぶれ、関東・東海地区にも遅かれ早かれ波がくることは必定。
3〜5年後を考えると何か恐ろしい雰囲気である。ただ当方は目先は大口の団体が半年にわたって入ったのと、
駅の再開発が始まったので、一応目途は立っているが。ただ全体の地盤沈下はいただけない。

昨日、都銀の担当がやはり「判子・仕事」で事務所に来たおりに、
同じく地場の景気の状況を聞いてみたが、内容はホボ地銀の担当と同じ。
中越沖地震が大きなキッカケで、デフレスパイラルの様相。
・コストは上がるが、それを売価に転換できない矛盾が全ての業界に出ている。
地震が二つ続いたことで設備投資に対して、県内外の会社は及び腰で、その影響は大きい。
 それらが複合的にジワジワ経済に影響して地域の地盤沈下を大きくしている。
今日で丁度柏崎沖地震から3ヶ月、その影響は地元にとって一過性の問題ではない。
三年もたたないうちに二度起きたことは、県内外の企業の設備投資に冷や水をかけた。
さらに年金の不安も重なり、住宅の買い替えなどは躊躇するのは当然である。
さらに大きな問題がある、北陸新幹線の開通で環日本海都市が金沢になることだ。
歴代の政治家に新幹線を日本海(飛行場)まで、10キロ延ばさなかった重大な過失がある。
延ばしておけば、そこに野球場や、サッカー場、物流基地、そして飛行場の拡張などが集積し、
日本海の関東の拠点としての機能が集積していたはずだからだ。今更、開通しても遅いが・・
これも県の民度といえば、それまでである。 駄目になるには訳がある!
それにしても金沢は富山、福井県能登半島、岐阜高山を至近に控え、
東京と大阪の距離のバランスも良い。どっちにしても新潟より金沢である。
                                   ☆w(´・з・`)バァイ
・・・・・・・・