「176」 [自己能力の限界の設定]
 2001/10/06

この言葉は30年前になるが金沢にいた会社の浅野という人事部長の言葉だった。
何か強烈なインパクトのある言葉だった。‘自己能力の限界点’から自分の足すべき能力をプラスして
いく事と解釈した。10数年前の講演会でヤクルトの野村監督が(彼の浪人時代)全く同じことを言っていた。
「自分は三流選手、一流になるために何をプラスすべきかを、ぎりぎりのところで考え実行してた」
要するに三流をわきまえたため、戦略戦術をたてることが出来た。それゆえに一流の成績を残す事ができた。
戦術戦略を立てるときに、自己把握なしにたてることは自殺行為でかつ空論でしかない。自己能力の棚卸という事だろう。
自己能力の限界の設定は逆の面でも言える。勝手にマイナスに設定して、それを理由に何もしないで留まってしまう事だ。