2004年10月03日(日)
1279、イチロウの大記録

それにしても、イチロウの記録には驚いた。絶対無理といわれていた257本のヒットの記録をついに破った。
これで、歴史に残るスーパー・スターになった。
相手チームの選手も祝福してくれるのだから、それだけ凄い記録ということだ。
これほどの歴史の残る大記録を、日本からの輸出品(完成品)で通用したことは、驚くべきことである。
生のドラマを、劇場的雰囲気で見れるのだから素晴らしい。
昨日は、この試合を初めから終わりまで見た。野球の試合をフルに見たのは、数年来初めてである。
イチロウが初めて打率を日本でトップをとった20歳の頃、
森・元監督が、あるセミナーで「王や長島より数段上の天才バッター」
といっていたことが頭によぎる。しかし、ここまでの大選手とは思ってもいなかった。

以前にも書いたが、彼のある言葉に注目をした。
ートップクラスの投手の一番得意の決め玉を待つ、他の選手は得意球を避けて甘い玉の来るのを待っているが、自分は違うー
超一流の投手なら、驚くだろう。「奴は俺の得意玉を待っている、挑戦をしようというのか?」
「それなら、受けて立とう!」といかないのが、人間である。今だかって、その経験がないからだ。
相手が、得意の玉以外を待っているから、得意球が効果を上がるのだ。
マジックショーのネタを相手が知っているのだから。見ている方からしたら、こんな面白いショーはない。
彼は、手持ち時間は常にストレッチをしている。超一流選手は、どういう訳か怪我が少ない。
常に鍛え、集中しているからだ。

ー以前書いた内容をコピーしておきます。
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2001/12/21
[233] イチロウ

「将棋、囲碁など今の天才と言われる新人類は、みんなコンピューター付きマシーンを使っている」
と、美輪明宏がTVで言っていた。 何か練習に工夫をしているのではないかとは思っていたが、
昨日のBS・NHKのイチロウ特集で、その秘密の一部を知る事が出来た。
それは何か!「テニスボールを投げ込むマシーン」であった。それで230?のテニスボールを投げ込み、
スピードに対し、目を作ることと、反射の訓練をしていたのだ。これが彼の秘密のかなり本質の部分と直感した。

実際に球がきた時に、緩く見えるまで訓練するのである。
そこに赤と黒で数字が書いてあった。それが見えるまで訓練するのだろう。
バッテングと守備の捕球に対して、球の見極めができるようになるまで訓練をしている。
子供の時から、そのマシーンを使っていたのではなかろうか。脳と身体のサイボーグ化をしていたのだ。
もちろんそれだけでは、あれだけのプレーはできない!その上に努力を人一倍重ねたのだろう。
努力は誰もできる、要は、人と違った手法を如何見つけるかだ。イチロウは自分の練習を人に見られるのを
極端に嫌っていた。他にも彼なりの科学的方法を積み重ねていたのだろう。 数年前に森監督の講演を聞いた時、
「イチロウは王・長島とは格違いのレベル」と言っていた。 そのとうりになってきた。

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