2004年09月16日(木)
1262, 書いてなかった旅行記 −1
ーカナダ旅行記

過去の旅行記は殆んど書いてきた。しかし先日、地域別ごとに旅行記を纏め直していて、カナダと、ハワイと、
中国(桂林・香港)の旅行記が書いてなかった事に気づいた。 そこで早速、書くことにする。
まずはカナダである。 カナダは二回行っている。 一回目を書いてみる。 この旅行は、トロントと、
その近くにあるナイアガラと、ロッキー山脈と、バンクーバーと、その近郊のブッチャーガーデンを巡るコース。
ナイアガラはNHKの特集を見ていたが、実際見てみて「こんなものか!」と少し失望したのが実感であった。
しかし、ボートで近くの滝のカーテンの迫力は実物ならではの迫力があった。

しかし、この旅行のハイライトはロッキー山脈のジャスパー国立公園である。
飛行機の乗り継ぎなど、かなりの強行軍で、バスでジャスパーについた時には疲れのため熟睡をしていた。
ふと目が覚めると、今まで見たことのない裸の大きい山が展開していた。 変な夢を見ていると思いつつ、
再び目を開けると、どうも夢でない。そこは私の知らない別世界であった。 それからは、次から次へと見える
光景に目が釘付けになってしまった。これまでの自然のパノラマを見るのは生まれて初めてであった。
日本でも黒部渓谷や立山など、多くのパノラマを見てきたが、そこで見たものは全く違うものであった。
「なんだ?!こりゃ!」と息を呑む景色が次々展開しているのだ。
「こんなところが、地球にあったんだ?知らなかった!」「これを見るまでの人生と、この後の人生は全く違う。
 家を叩き売ってでも見るべき価値はある!」等々の感激が、ロッキーにいる最中次々と出てくるのだ。
この時から、旅行は大自然派になってしまった。 自然の美しさを、これだけ数日に渡って味わって見たのは初めて。

自然が自然と、こういう神々しい姿を創りあげたのだ。 山々の神々しさ、そして空の青さ、
湖のエメラルドグリーンの美しさ。そこに住む地リスの愛らしさ。あちこちで見ることができた熊とヘラ鹿。
はじめて見るものにとって、そこは違う惑星の景色である。

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