2005/04/02
1460, 頭脳の果て−1 
               −読書日記 
ー以下は字数制限の関係でカット(2007年9月15日)

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2004年09月15日(水)
1261, 幼児虐待殺人事件

二人の子供を持つ離婚男のアパートに、一つ歳上の学生時代のクラブの先輩が、
やはり二人の子供を連れて転がりこんできた。
と言えば聞こえがよいが、暴走族崩れの成れの果てが、女房に愛想をつかれた結果、行き着いた事件だ。
クレーマーの極限状態のアパートに、3歳と4歳の男の子が入り込んでくれば地獄絵の世界になるのは当然だ。
その上、家賃と光熱費も全部払っていた上に、よい部屋もあてがっていたという。
本人にとって悪魔が家にやってきたのだろう。その矛先は、全て転がり込んできた二人の子供の所に集中していって
不思議でない。暴力を振るっていたのは果たして、その父親だけだろうか?これ以上のことは推測では書けないが。

何処でも起きていそうな悲劇である。本当に気の毒なのは二人の子供である。
といって、その父親だけを責めることができるだろうか。
自分が、その父親の役・割りになっていたら、同じ事をした可能性がある。
もっとも、そんな馬鹿な役につかないが。殺された子供の父親も然りである。他に頼っていく所が無かったので、
虐待をされているのが解っていても見て見ぬふりをせざるを得なかった。
この世の不条理を絵に描いたような事件である。元暴走族の無知と垂れあいが招いた惨劇だ。
亡くなった二人の母親の気持ちは? 似たような仲間だったのだろうが。
暴走族の群れは、このような甘さが常にバカの壁として囲んでいる。哀れな自分が見えないのだ。

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