議論に絶対負けない法
―全米ナンバーワン弁護士が書いた人生勝ち抜きのセオリー  
                  ゲーリー スペンス 著

 ある知人が訪ねてきて話しをしていたら、現在、トラブルに巻き込まれて裁判中という。
「500万〜1000万規模か、それとも億単位なのか?」と聞くと、「億単位」という。
その人は30年来の付き合いがあって、地元では大手クラスのトップ。
大きな分岐点の経営判断のときは必ず相談に来て、何気ない応答にヒントを得るようだ。
その場では、ヒントを得たふりを見せないが、後年になってからヒントになったという。
 今回は、裁判の係争の真っ只中、具体的な生々しい相談。
「議論に絶対負けない法」という本を紹介した。
アメリカのナンバーワンの弁護士が書いた本で、拗れたトラブルであるほど、彼の一言一言が全て、
問題をヒント与えてくれるはずと、助言をした。

 私が、この本を読んだのは十年以上前のこと、
問題を抱えていた時で、本そのものがコンサルタントの先生のような役割を与えてくれた、
非常に参考になった。 詳細は憶えてなかったが、スラスラ出てきた言葉は
・準備、準備、準備、それが全てである。 準備以外の秘訣など何もない。
・それと構えである。 構えの構築を一つずつしていくこと。それが準備。
・問題の中心点に向かって、自分の心を無にして集中してすること。
 そのためには、心の底から正しい!と信念が持てるかどうか自分の心に問うこと、そこが一番重要。
・戦いを始めたからには、絶対に強気、攻撃的で攻めること。
等々、それを言えるのは、10年前に貪り読んだため。

「その知人の相談は、再び目を通せ」というメッセージだろうと本を探したが無い、誰かに貸したのだ。
そこで早速アマゾンで中古本を買った。 10円+送料340円=350円。新書なら780円である。
そして再び目を通すと、なかなか内容があり、味がある。著者が魂を込めて書いてあるのが解る。
 ー 次回から、面白そうな所を書いてみる。ー
 =目次=
1章 頭が切れる人の「すごい質問」力
    すぐ効果が出る7つの「スーパールール」
2章 仕事の成果に直結する「問いかけ方」
    立ちはだかる壁を「1秒で崩す」質問
3章 相手が思わず「口を割る」質問力
    これであらゆる問題が、即解決!
4章 議論で絶対負けない「論理的な質問」術
    ここを突っ込まれたら、反論できない!
5章 人間心理を巧みにつく「質問」のテクニック
    「誘導尋問」「答えを求めない質問」・・の高等戦術
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十年前は、どうなった? かですか。 構えを知って、手を引いてきました!
                             −つづく
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