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2004年09月06日(月)
1252, オーストリア旅行記ー3
ーシェーンブルン宮殿
シェーンブルンの意味は「美しい泉」である。
その名を持つこの宮殿は、女帝マリア・テレージアをはじめ、その娘マリ-・アントワネット、
皇帝フランツ・ヨーゼッフ1世、皇女エリザベートなど、パプスブル家の人に愛され、
光栄ある時代を今にとどめている。そのきらびやかな部屋からは、華麗なる彼らの生活が蘇って見えてくる。
その幾つかを書いてみると、
・ナポレオンの部屋
1805年、1809年の二度、ナポレオンがウィーンを占領した際に居室として使用していた部屋である。
18世紀の軍隊生活を描いたブリュッセルの 写実的なタベストリーが部屋を飾ってあった。
・マリー・アントワネットの部屋
マリア・テレイジアの娘であるアントワネットが、フランスに輿入れをするまで
殆どをこの宮殿で過ごした。 その後はダイニング・ルームとして使われていた。
・鏡の間
1762年に、当時から神童として名だかかったモーツァルトが、マリア・テレージア
の前で初の御前演奏を行なった場所である。
そこで演奏後、けつまずいたモーツァルトを助け起こしたのがマリー・アントワネットであった。
・漆の間
マリア・テレージアが亡き夫を偲んで改装した部屋は濃茶の漆塗りに金で描かれた花鳥や東洋的な
風景が壁一面に覆っていた。そこにはフランツ1世や、ジョセフ2世などの肖像画が飾られていた。
そこでマリア・テレージアが夫の思い出に浸っていたという。
ー聖シュテファン寺院 Stephansdom
市内中心部にある大きな教会。塔は一部修復中であったが、屋根の模様は見ることが出来た。
エレベーターで、その屋根の上まで昇ってみてウィーンの街を見下ろしてみた。
その後、ケルントナー通りの聖シュテファン寺院から国立オペラ座あたりまでを ぶらぶらと歩いてみた。
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