2007年08月08日(水)

2318, 岸洋子の世界        
      おはよー (((。・-・)从(・-・。) さん!
            
一昨夜、何げなくまわしたチャンネルNHK・BSで、懐かしい岸洋子が歌っていた。
彼女は十数年前(1992年)に亡くなったが、今でも強い印象が残っている歌手である。
番組は丁度半分過ぎていたが、後半だけでも充分に見ごたえのある内容であった。
早速インターネットで調べてみた。後に、その番組の紹介内容をコピーしてある。
波乱に富んだ人生を紹介しながら彼女の、その時々の歌の録画を構成していた。

そのエピソードを聞きながら岸洋子の歌を聞いていると、涙が溢れてきた。
その歌の合間の石井好子菅原洋一のコメントが好い。
菅原洋一をして「全ての面で、彼女の歌は私の上です。彼女には敵いません!」
と言わせている。 菅原は私の大好きな心の歌を多く歌っている。
最盛期の彼の歌は絶品であり、魂から迸る叫びを感じた。

菅原洋一のコメントを聞いて、彼女の一曲一曲を改めて魂を込めて聞いてみると、
なるほど彼より上、というのも謙遜と思えなくなる。彼女が死の病を抱えて開いたステージの歌があった。
命を賭けた魂の歌とは、このことか!と、思い知らされた歌であった。
石井好子の彼女への言葉、「一流の歌い手とは、歌に命を賭けています。命を賭けた歌は、声がかすれようが、
その心は相手に伝わるものです。彼女の歌は、それを感じます!」が好い。

好きな人と別れ、その人がパリに行く。その後、彼女は一日だけパリに立ち寄ったが、彼と会わずに帰ってきた。
パリのタクシーの中で聞こえてきた歌を、日本に帰ってきて自分のものにして
涙ながら歌っている場面があった。 たしか「恋心」だったが・・・
一人の誰かを思い浮かべ感情を込めて囁きかけていたようだ。その囁きは全ての人にも通じ、奥深く振動する。
そのナレーターの話を聞いた後に、彼女の歌を聞けば誰でも涙が出る。

世の中は、人生は、感動で満ちている。感じ取れないのは「日常の牡蠣の貝殻」が、コビリツイテいるから。
 たしか、それがバカの壁になってしまうとか?横に流れている時間に、縦に立つ時間(魂の入った、感動した時間・・)
がクロスする時に人間は活きているのである。そして、そこに永遠が立ちあがっているのである。
この人の歌を聞いていた時に、永遠を感じていたようであった。

「感動を、子供にシャワーのように浴びせてあげなさい!それが親の一番の努めです」という。
大人になったら、自分に常に感動のシャワーをかけ続けないと・・それが自分への一番の勤めです。                     
                 ~~~ヾ(*'▽'*)o マタネー♪
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{BSエンターテインメント
  歌伝説 岸洋子の世界 − 8月6日(月)BS2 午後7:45〜9:15}
日本の歌謡界に大きな足跡を刻んだ歌手の魅力に迫る歌伝説シリーズ第6弾。
本格的クラシックの世界から転身し、日本のシャンソン界に独自の世界を築きあげた歌手、
岸洋子。オペラ界のプリマドンナを目指しながら病に倒れ、病気と二人三脚の歌手人生を
歩み、その卓越した歌唱力で人々を魅了した。人生の哀しみ、痛み、辛さなども歌い、
大人の女を表現できる味わい深い歌唱は、根強い人気を集めていた。

岸洋子のスケールの大きさは、日本人歌手の中でも群を抜いていたといえる。
そんな彼女の人間味あふれる歌手人生を丹念に紐解いて行く。
 岸洋子の、波乱万丈だった歌手人生の足跡を辿りながら、その人間的魅力なども含め、
縁のある方々の証言とともに歌唱VTRで構成。NHKアーカイブに保存されていなかった、
彼女のNHK番組出演映像30時間分をあらたに発掘、生き生きとした彼女を紹介する。
【代表曲】 「夜明けのうた」「希望」「恋心」「今宵あなたが聞く歌は」「黒い鷲」「ラストダンスは私と」
「枯葉」「群衆」「わかっているの」「想いでのソレンツァーラ」  など  (※紅白出場7回)     
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