2004年07月23日(金)
1207, 排除勧告

昨日の朝日新聞の一面トップが新潟市公共工事の談合の排除勧告の記事であった。
このホームページでも何回か書いてきたが、この国を取り仕切ってきた
ゼネコン・マフィアの一端が全国的に明らかにされる。
公然と、このマフィア・システムを書いてきたが、全国紙トップで露わにされた
のだから、けっしてオーバーでないことが証明されたことになる。

新潟県大成建設が仕切り役を割り当てられていて、その下に地元の福田組、本間組
加賀田組の三社が組んで、重大犯罪を数十年ほぼ100?仕切ってきた。
民間工事でも何らかのカタチで談合がなされる。このマフィアに立ち向かうのが、
施主としてのメインの仕事になるが、その影が常に付きまとっていた。

それに市や県の役人もつるんでくるから、このマフィア連中のシステムは深く張り巡らされている。
市や県の元幹部を、定年後こぞって営業に向い入れ、そのツテで犯罪を仕掛ける。それに自民党民主党などの政治家が、
利権と票を狙って入り込んでいる。そのシンジケートの基盤は確固たるものである。
彼らの利権の一端が、少し見えただけでしかない。 彼らの不気味なシンジケートが橋本派
扇の要として張り巡らされている。何故ここまで検察が放置していたのか、不思議でたまらない。
公正取引委員会も12年ぶりの勧告というから酷いものだ。

「歴代の下水道建設課長らが関与していた」と書いてあるが、検察が把握をしていなかった訳がない。
この国はマフィア支配という面でみると、イタリア以下に成り下がっている。
それでも、今日も談合が何時ものように行われているのが現状だ。

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