2005年07月23日(土)
1572, 詐欺師

身近な詐欺師としては、毎日のように電話が来る「??取引屋の営業」である。
しつこく同じ会社から数百回も十年近くもある。もうここまでシツコクかかってくると、
声は懐かしい知り合いになる。こちらにしては、丁度良い怒鳴りのストレスの解消相手である。
相手も、解っていて社内向けにかけているのだろうが、最近怒鳴り声に閉口したのかかかってこない?

詐欺師は、遇えば半分は落としたようなものだという。
学生時代の同級生の野村證券大和證券の営業の男から、昔何回も聞いた事があった。
「俺らのやっていることは、1?0パーセントは詐欺である!」
真面目な奴も、稀にはいるだろうが?現在は、そうではないだろうが。
その露骨なのが、??取引の営業の手口である。最近は脅しまがいの手口の電話もかかってくる。
その手口を冷静に見ていると、重罪の犯罪者から学んでいるとしか思えない。

ーーー
昨日、通勤の帰り道に車が私の目の前に急ブレーキで停まった。
親しそうな顔をした中年の男が、何か早口で話し始めた。
高校の同級生とテッキリ思ってしまい、立ちとまって相手の話を聞くことにした。
財布とライターとネクタイピンの入った木の箱を開けて、貰ってくれという。
てっきり同級生が、それをくれると思って貰おうと手を差し出すと違う男なのだ。

その男が言うには、「いま、会社の創業祭が終わって、記念品を貰った。
これから東京に帰るが、こんなものを貰っても仕方が無いから地元の人にあげようと思う。
丁度あげるにピタッリ人がいたので、ビール代を貰えれば彼方にあげたい。」
「タダなら貰うが、金は払う気は全く無い!」と言うと、顔色を一瞬変えて、そのまま行ってしまった。
こういう場面を何回か経験しているので、路上詐欺の手口の一つだろうと直感したが、
未経験なら軽く引っかかるだろう。それにしても、あの瞬間芸は迫力があった。

交番に届けても仕方が無いが、あれでは引っかかっても仕方がない。
交番のお巡りさんは、こういう話も小ばかにしてしか聞かない。
応対の言葉は聞かなくてもわかっている、「実際被害にあったのですか?・・・」である。

ー検索で「詐欺師の手口」のHPに似たようなものがあったー
[1]ヌケサク1号 02/05/20 14:35v.NrWsoO038
仕事で道を歩いていたら、車に乗った兄ちゃんに声をかけられました。
なんでも、時計の展示会かなんかで、ペアウォッチが余ってしまって
持って帰ると給料を減らされるから貰ってくれないか?とかいう話でした。
俺は普段腕時計をしないし、ウサン臭い話やな。とも思ったのですが
まあ、話のネタにでもなれば、と思って話を聞いたのが運のツキでした。

飲み代として、いくらか寄付してくれ。と言われて、たまたま手元に会社の金が20万円くらい。
全部万札だったのも不幸だったなあ、結局1万円渡しちゃいました。

帰ってきてみて、ネットで検索してみたら、数年前から同じ手口の詐欺があったみたいで、
みごとに引っかかったことを悟りました。この場合、引っかかった俺が全面的にヌケサクであったと思う。
それにしても1万円は払いすぎだったな。 皆さん気をつけましょう。

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