2007年07月22日(日)
2301, また地震!どうなっている?まったく! −5

    まず今回は原発に絞って、これまでの問題をまとめてみる。

・世界最大規模の刈羽原発の真下に、実は活断層が直下に走っていて震度6強、
 マグネチュード6・8の地震が発生した。それは、日本の国家として最も恐れていた非常事態である。
・海岸線のため、それは普通の地震とは違い、一般住宅が1000世帯、半壊はその倍の2000?
 被害家屋が10000世帯にのぼった。それは直下型地震の上、地盤が弱いことが原因である。
 それからみて、原発の施設は想像を遥かに超える損傷を負ったと考えるのは妥当である。
原発は最大マグネチュード6・5を想定して設計されており、6・8とすると2,5倍の衝撃が
 かかっている。もし、中越地震並みに震度7だったら、マグネチュード7,2だったら、
 と想定すると、日本はチェルノブイユのような事故になっていた、と考えられる。
 日本壊滅?は、決して小説・映画の世界ではない!ということになる。
・マスコミで「この事件の結果、過去に原発反対運動の住民が言っていたことが、
 ほぼ正しかったことが改めて検証できた」と報じていた。
 ということは、利権で推進した連中は、国家をあわや滅ぼそうとした輩として
 断罪に値する、ということになる。 想定外でしたとは、言いのがれはできない!
 そのトップだったのは誰かは周知の事実である。 その利権に屯したマフィアは誰か!
・3日前に私の知人が海水浴に行ったら、殆ど泳いでいる人が居なかったという。
・最も不運だったのが、外部の火災である。それがトップニュースとして
 世界中のマスコミに流れてしまった。このイメージダウンは最悪といってよい。
 彼らは、ことの真実を見抜く力がある。報道規制は彼らには効かないのである。
 それだけではない、インターネットで原発で働いている人から内部の生々しい状況が
 瞬時流されてしまった。さらに、消火が二時間も放置されていた事実も映像であるから、
 リアルである。消火が遅れたのは、被爆と火力を恐れて誰も近づけなかったというが・・
・おまけに、さらに震度6弱の余震がある可能性があるのに、
 それが原発施設に及ぼす影響、危険に対して住民避難を検討した形跡が、どうもない。
 そういう私も、もう起きないだろうと実はタカをくくっている。これは自己責任のレベルの問題であるが。
新潟市に近い‘巻’という村で原発計画があった。 一度決まりかけた計画が、住民運動のため中止になった。
 かなり激しい住民同士の対立があった。しかし、この結果からみると反対住民が正しかったことになる。
 柏崎と長岡の関係と、巻と新潟は同じような立場にある。
 柏崎は経済波及を選択したのだ。決して政治家や建設マフィアだけが悪いのではない。
 
    これで、全国の原発周辺の住民は大きな不安を倍加したことになる。
    特に、福井周辺には幾つかの原発がある。新潟北から神戸にかけての地震危険地帯の上にある。
    これら全ての廃棄を、真剣に検討すべきである! もちろん、柏崎・刈羽原発の再開は、検討する以前の話である。
     『廃棄!』である。 再開など世界が許すわけがない。
 
 
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