2005年07月21日(木)
1570, 日本壊死
           ー読書日記
この恐ろしい題名の本を書店で見て、買おうかどうか迷った。船井幸雄氏の本は数多あるが、
ほとんど読んだ事はない。その場かぎりのいい加減なことを言っているのは私でも解る。
しかし、多くの顧客を持ち、本も出し続けているのだから何かがあるのだろう。

以前いた会社で二年間、船井総研に加入したことがある。(30年も前のことだが)いい加減というのを、体験上知った。
数回、この人とも一対一で話ししたことがあるが、怪しげな生臭坊主というイメージしか残ってはいない。
たまたま、この本が図書館にあったので、丁度良いタイミングであった。
副島隆彦氏の本は図書館で数冊借りて読んでいるが、本筋は正しい。(売らんかなのオーバーな表現が目立つが)
この二人の対談で、彼(副島)の「日本の近い将来の悲観」に対しては同感する。

船井氏の話術で、彼が言わんとするところがクローズアップしていて解りやすい内容になっている。
アメリカ帝国主義の崩壊のシナリオから始まり、日本がいかに駄目になったかを説いている。
具体的には アメリカ帝国主義とロックフェラー支配の終焉、 1ドル60円時代の到来、 ユーロの台頭、 
借金1000兆円国家・日本の地獄絵図、 財務省の重罪、 預金封鎖と老人税の導入の可能性、
行革が進まないワケ、 脱米入亜の可能性、 次世代国家を作る新しい人たちの登場 等々、内容は悲観的である。

ー 概略を目次順に書いてみるー
(字数の関係でカット2008年07月21日)

・・・・・・・・