2005年07月08日(金)
1557, 宇野千代ー3
  ー宇野千代語録−2

忘れるということは得なことである。
私は幾度も失恋したが、そしてその瞬間には泣いたりした記憶があるが、
すぐに忘れた。人と別れても、決してその人を恨んだりはしないから、
或る時が経つと忽ちその人とまた仲良しになったりする。  (「願望」より)
 ー内語ー
そうだよな〜、そうだよな〜!
でもなかなか、それができないのが人間の弱さ。 この人、強い人なんだ!
ーー
あ、いやだなあ、つらいなあ、とため息をつく代わりに、
ちょっと心のチャンネルを切り替えてその答えでも見つけるつもりで、幸福の種を探してみてください。
最初はなかなか大変でも、くり返しているうちに、すばやく見つけられるようになり、
そのうちどんなときにも幸福を探すのが癖になります。
そこまでくれば、あなたは達人、私と同じ幸福探しの達人になれます。(「幸福に生きる知恵」より)
 −内語ー
そうか?そうか!
ーー
「粋」とは「とりつくろわないもの」のことである。
化粧はしていても、決して、してはいないように、
素顔であるように見えなければならない。
身なりもとりつくろわず、自然で、小ぎれいで、
しゃんとしていなければならない。    (「願望」より)
 ー内語ー
純粋の粋か?
ーー
「お洒落をしない人間は泥棒より醜いと思う」女は幾つになっても、
お洒落をすることを忘れないようにしてほしいものだ、と私は思うのである。
世間には、お洒落をしないことを自慢のように言っている人もあるが、しかし、
私は、そのときそのときに会う相手に対して、それでは失礼ではないかと思う。
                 (「しあわせ人生」より)
 ー内語ー
泥棒の方がまだまし?  ・・・、まあいいか!
その位、自分に対して気を使わなくてはならないということ?
 ーー
恋人同士、または夫婦同士で、別れたくない、いつまでも愛し合っていたい、と思う間柄の人たちは、
ちょっとの間でも、決して遠く離れて暮らしてはならない。      (「願望」より)
 ー内語ー
 深い言葉だね!離れれば、直ぐに、その言葉ー気持ちの真実が見えてくるものね!
 ーー
人間はいくつになっても、恋愛をしてはいけない、と言うことはありません。
それどころか、恋愛感情の枯渇している人は、もう、人間をやめているのだ、と思いませんか。
                             (「普段着」より)
 −内語ー
(            )
 ーー

理解するとは何か、ただ、ただ、そのもの自身を尊敬することである。
人々よ、あなたが何事をでも、理解する事を望むのであったら、ただ、ただ、
そのもの自身のことを、とことんまで尊敬することである。
目的は忽ち達せられるであろう。              (「普段着」より)
 −内語ー
 そうか!そうか!  
ーー
人間同士のつき合いは、この心の伝染、心の反射が全部である。
何を好んで、不幸な気持ちの伝染、不幸な気持ちの反射を願うものがあるか。
幸福は幸福を呼ぶ。
幸福は自分の心にも反射するが、また、多くの人々の心にも反射する。(「生きて行く私・下」より)
 −内語ー
すべての根っこに夫婦関係があります!

・・・・・・・・・