2006年06月27日(火)
1911, スペイン画家・堀越千秋−3
         (。^0^。)オッ(*^○^*)ハ〜 ヨウ
「スペインうやむや日記」−2     ー 読書日記
 ースペイン人の特質ー

この本は読んでも読んでも飽きない。いや読むほどに堀越スペインの世界に引き込まてしまう。
同じ世代で、身近に感じ取れとられることもあるが・・・・
堀越の自在から滲み出ている人間の味が、葡萄酒のように漂ってくる。

    28歳でスペインに渡って30年の実感を「国際人とは、長年の孤独に慣れた者のことなのである」
    といっているが、海外の流浪者の哀感がそのまま伝わってくる言葉である。
    流浪の民の著者の言葉だからこそ、言葉の重みがそのまま迫ってくる。

ースペインの特徴を、いたって解りやすく説明してくれるー
・行方不明者はタチマチ『死んだ』か、『刑務所入り』にされてしまうような国。
 何でも断定と、言い張ることは、スペインの特技。
・女性に対しては、『誰に許されて、彼女らはあんなに威張っており、わがままであり、傍若無人であり、
 支離滅裂であり、没論理的であり、没個性的であり、保守的であり、ヒステリックであり、お行儀が悪いのか』
・頭の中には、サッカーと闘牛しかない男たち。
     ーー
     だいたい、これで著者のスペイン人についての思い・描写の部分を抜粋した。
     下手な作家より、どうしてこうも画家の方が描写が上手いのだろう。
     やはりスペイン在住日本人で、何よりスペイン人が好きだからだろう。     
             つづく (⌒▽⌒)/"”バイバイ!
・・・・・・・