2005年06月25日(土)
1544, 私の酒中日記−10   
       金沢ー6   ー1972年3月某日

武蔵店の店次長と最近飲むようになった。
店長の愚痴をよく言うが、私が口が堅いことを見抜いているからだ。
これで二人目の店次長だが、二人とも現在の店長の悪口を平気で言う。
何時ものように居酒屋に飲みに行こうと歩いていると、目の前に店の女子がいる。
丁度よいから誘うと、嬉しそうについてきた。
ところで、店次長の今日の話が面白い。金沢でよく言われている裏話があるという。
その地区でしか聞けない面白い話しである。

能登と福井の女は止めておけ、嫁を貰うなら富山がよい。
自分の出身が能登だから、間違いはない!潮風と海に囲まれているのが良くない。
富山は山が背景にある。豊富な水が人間性まで豊かしている。
一番は金沢市、二番が石川県内、三番が富山、四番が福井、能登だけは止めておけ。
自分が能登出身だから間違いがない!潮風が土地を枯らし、人間性まで枯らしてしまう」
その同僚女子は金沢周辺の出身で問題はなかったが。

そういえば、前の会社に居たときに伊勢出身の女性が良いと聞いたことがある。
神社のあるところは、湧き水が特に良いからだという。
人間も米も水しだいというが、こと結婚相手の女性は湧き水の綺麗なところがよい。

今日は居酒屋から、スナックに行く。以前から飲みに誘われていた女性だったので、これでよかった。
二年先輩の彼女だが、サッパリしていて好きなタイプだ。
去年の暮れに二日間、金沢の郊外で一緒に売り出しのダイレクトメール配りを
したことがあった。下手なデートよりズット面白かったが。
彼氏のいる女性は安心して遊べるし、複数なら問題はない。三人で、かなり盛り上がった。

ところで、先日会社の私的な集まりがあった。40人位の若手の男社員が集められていた。
西友ストアの資本提携に対する反対総会のようであった。
西武系の東大出の嫌味な人事部長と、慶応出のキザな総務課長が乗り込んできたが、あまりも見下すような
気持ちが露出していた。その爆発なのだろうが、明らかに社長が裏で動いているのが解った。
その直後、西武から来ていた10人ぐらいの社員が一せいに引き上げた。重大な局面にあるようだ。
会社は弱者の立場に多ってはならないケースとして、しっかり見ておかなくては!

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