2007年06月12日(火)
2261, 「アンラーン」について
          (。・ω´・)っノ 【才ノヽ∋―】

「アンラーン」という面白い言葉に出会った。
 味と深みのある言葉である早速、検索で調べてみると次のようにあった。
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鶴見俊輔の言葉の中で
ー戦前、私はニューヨークでヘレン・ケラーに会った。
 私が大学生であると知ると、「私は大学でたくさんのことをまなんだが、そのあとたくさん、
 まなびほぐさなければならなかった」といった。まなび(ラーン)後に まなびほぐす(アンラーン)。
「アンラーン」ということばは初めて聞いたが、意味はわかった。 型通りにセーターを編み、
ほどいて元の毛糸に戻して、再び自分の体に合わせて編みなおすという情景が想像された。
   ー
  成る程、一度編み上げたセーターを、解きほどき、もう一度変化した自分の
  身体に合わせるように編みなおすという喩えが、解りやすい。
また他にも
 ー
ドラッカーが『創造する経営者』の中でも、「知識は消え去りやすいものである。
したがって始終、再確認(リコンファーム)し、学び直し(リラーン)、
習練(プラクティス)し直さなければならない」と知識の扱い方を述べている。 
さらに同書で、「知識が知識であるためには、進歩しなければならない」と。
知識は最も腐りやすい、そのため絶えずリニューアルすべきことについては、
「知識をラーン(学習)し、リラーン(再学習)し、アンラーン(脱学習)が、知識管理の大前提である」
と述べている。
ーー
    アンラーン(unlearn)すなわち“離脱学習”は、日本の弓道の「守・破・離」の「離」に酷似し、
    仏教の「諦め」という言葉にも通じる。 知識から知恵への転換ということだ。
    自分も含めて知恵の無い人が多いが、知恵に転換するまで知識に対しては貪欲に求め続け、
    かつ掘り下げなければならない、ということだ。
    満60歳という歳は、人生の「アンラーン」の時期かもしれない。
    一度、編み上げたセーターを解きほぐし、改めて新しいセーターを編み上げる転換期、
    競馬でいう第四コーナーを回っているところだ。 少し息が上がってきた?・・・ 
    そんなことはない、直線も面白そうだ!アンラーンか〜! 「一生、一書生」という言葉もあるが。
     「社会的な形式にこだわっているには人生は短すぎる!」「アンラーン!」
             byebyeヽ(o・ω・o)ノ゛
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