2007年06月08日(金)
2257, ビョーキな人々探訪記 −4
                 |* ̄o ̄|お|* ̄O ̄|は
   
     最近エステが大流行だが、いまいちその理由が解らなかった。
    しかし、エステ依存症の横森理香と、同じ経験者の中村うさぎの対談で、
    その意味の一端が解ったような気がした。
    奇麗になりたい!という心理は解るのだが、それが度を越して罠に
    ハマってしまうのは、少々理解しがたかったが・・・・ 綺麗はバランス。
    バランスを直すのがエステなら、やはりインプットとアウトプットの
    バランスをとることである。エステ依存症の横森が行き着いたのは、地味飯の玄米食である。
    
    外形を治すのに、逆に依存症という病気を抱え込んでしまうのは、
    本末顛倒ということになる。外形は内側の歪みが大きな原因であり、
    それを治すのがエステの目的であるなら、精神科が範疇でもよい。     
    サプリメントエステに似たようなところもある。
    「私のサプリメント」でも書こうか! 結論はわかっている。玄米食と自然食品がベスト。
  それが出来ないから、サプリを飲んでるんだよ!という内面の声。

ーーー
横森:「誰か何とかしてよ」って気持ちが人を依存症にしてしまう。
 私、こんなに辛いの悲しいの、自分が大嫌いなの、だから誰か助けて、お金払うから自信つけさせて、って気持ち。
中村:もう、すがる気持ちがから、ブテックの店員のお世辞にもコロリと騙される。
横森:エステもそうなの。営業トークに騙されて、いらないものいっぱい買わされて!
中村:20~30代って、女にとって激動期でしょ。恋愛とか生きかたとかで。
 そういう揺れまくりの時、ふと助けをっ!と何かにはまって、求めてしまうんだよ。
横森:そうそう、女として完成する前、夜明け前って感じかな。ちょうど自立を迫られる頃ね。
 日本人って30歳成人説ってあるけど、あれ本当。30歳でようやく自立できて、自分の人生がスタートするのよ。
横森:20歳代の時のエステ依存から脱却した後、私はアメリカでゲイから自立を 学んだのね。彼らは誰にも頼れないから、
 否応なく自立するのね。ところが日本帰ってきてから三十代手前で再びエステ依存がぶり返して。
中村:なんでーあれだけ痛い目に遭っていながら?
横森:人間は忘れっぽいの。二十代は、お人形願望。自分を殺して型にはめる作業。三十代は、それと逆で自己実現願望ね。
中村:世の女どもは、等しくハマる罠ですねー!それは。
横森:キャリアウーマンとかでエステにハマっている人は、それだよ。
 自分磨きのひとつ。でも、磨きすぎて、つりあう男がいなくなる、これが。
中村:飾れば飾るほど、磨けば磨くほど男はよりつかないよ、恐くて。
横森:それでますます淋しくなって、エステやブテックに通っちゃう。 
 店員はいつでも相手をしてくれるからね、居心地がいいのよ。
中村:なんか、いつの間にか濃厚な人間関係が出来てしまう。
横森:この歳になると、みんな、忙しいものね。仕事も、子育ても。
 たとえば原稿が書きあがって、ふと時間が空いても、電話をする相手がいない。
 その点、エステやブテックは、何時行っても、金さえ払えば相手にしてくれる。
 でもそれって、キャバクラにハマる淋しいオヤジと一緒だよ。
中村:キャ、キャバクラ・・・そーか、私はキャバクラのオヤジだったのかー? 勘弁してぇ〜

中村:ところで、どうしてエステから脱出できたの?
横森:無農薬野菜と玄米食
中村:ウへエー、地味だ。
横森:そうよ、地味めしダイエット。玄米食にしてから、何か自分が変わったの。
 毒気が抜けて、体も痩せて、日々ハッピー。だって、食べ物って大事なんだ。その人を作っているんだから。
 ーー

孤独になれない、??な女が陥る罠ということ?
                    ホンジャ ヾ(・ω・`)ノバイ
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