2005年05月28日(土)
1516, 気の発見−2

気の話なら、40年のキャリアがある。
この随想日記でも何度か書いてきたと思ったが、どういうわけか、これをテーマにしたものは全く無かった。
「気功」などというと誤解されるか、全く知らない人には説明が難しいから、取りあげなかったのだろう。

本棚を見ただけで10冊以上はある。
・「『気が』もっとわかる本」
・「真気光」
・「『気』で心と体が変わる」
・「気の威力」
・「病は気から」
・「『気』と正しくつき合う本」
・「‘気'の発見」
・「『栗田式』超呼吸法」 
・「帯津良一自然治癒力の脅威」
などなど、
図書館で借りてきて読んだ本を加えれば20冊は軽く越える。
(もっとも理解していたかどうかは、全く別の話。
殆どが、その本を買ったことで安心して知ったつもりでいるだけだったが。)
その集大成が、「ウォーキング気功」である。
しかし、解りやすいという点では、この本は群を抜いている。

ー以下は要所の抜粋であるー
 ーー
 望月
植物は、色いろな気を出しているようです。 たとえばサボテンなどは、ふわふわっとした
気持ちのよい気を出していますし、またアジサイなどは強い気を出しています。
強すぎて人間が負けてしまうこともある。 じつは犬や猫など、よく気功が効くのです。
気功にきた人の犬が関節炎があるというので、本人の治療の前に10〜15分間、犬に気を当てたところ、
その時はグッタリとしていたのが、本人の気功が終わった後に、その犬がピョンピョン飛び回っているのです。
 五木
犬や猫の場合、自己暗示とかメンタルな関係がないから、「気」がストレートに入ってくるのだしょうか。
 望月
犬より猫の方がもっと敏感で、私が手を近づけると皮膚がピクピク反応してきます。人間以上に敏感なのです。
 −−
 望月
気功治療が効くかどうかに関して、これまでの経験から、5つのタイプに
分類しているんです。
1、もともと気の通りがよくて心がオープンな人。 こういう人は直に効きます。
2、身体的に気の通りがよいが、心が閉じている人。  心を開くようにもっていくと開いてくれます。
3、もともと気の通りが悪くとも、心がオープンな人。  こういう人は、2~3回と通ううちに効いてきます。
4、もともと気の通りが悪くて、心の閉じている人。  こういう人は殆んど何の反応もありません。
5、どうして治ったか、本人も私も医者も全く解らないケース。
 これにも二つあり 物理的にも、医学的にも、殆んど無理だと思われても奇跡的に治る場合と、
 体が反応して、気の流れがスムースにいくが、直らないケースがある。
 ーー
 五木
浄土教の初期の教えに、観念念仏といって、頭の中で、阿弥陀如来の光を浴びて、
満ち足りた気持ちで浄土にいることを想像する行法があるのですが、そのように自分でイメージをする。
凝り固まった細胞一つひとつに「気」が風のように、ザーッとなびきながら、きらきら光りながら、
体のなかで喜びの歌を歌っているんだ・・・・と思うんです。
 望月
そうイメージすると、かならずそうなりますから。
                        つづく
・・・・・・・・・