2007年05月27日(日)
2245, 耐震偽装 −3
ヽ(★>з<)。o○[ォハヨ]○o。(>ε<☆)ノ

この問題、知れば知るほど根が深い。 間違いなく政権を根底から揺るがす大問題で、
背後に創価学会の何かさえ窺わせている。本当に何時殺されても不思議ではないほど本人はキーマンになってしまった。
外人クラブで、藤田は記者会見をして、今回の問題を暴露していた。
この本も、自分の生命を彼ら?から守る意味もあったのだろう。
阿部内閣になったとき、一番初めの留任が公明党の北側だった。その時何か奇妙な感じをもったことをおぼえている。

この本が、何時の間にか店頭から消えてしまうのか、増版を重ねるのか、見ものである。実名を書かれた関係者も、
心穏やかではないだろう。とにかく参院まで、押さえきれるかどうかが彼ら?にとって、分岐点になる。
誰もがおかしい!不可解!と思っていたから、これは謎解きとして公開裁判的に問題の火が広がる。
司法は三権分立のはずだったが、今の司法はここまで成り下がった事例として世界に発信してしまった責任は重大。

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P−301
 田口は、じっと私を見てから、静かに口を開いた。
「今回の偽装事件は、創価学会内部の問題だと思います。今度の内閣改造で初めに決定した大臣は、
北側国土大臣でした。今に出てきますが、<そうけん>というのが絡んでいます。
今回、偽装が関係したホテルオーナーも、姉歯も、ヒューザーの小嶋も、皆な関係者です。
この問題を表面化させないため、公明党の北側が続投して、一挙に解決を図るべく
イーホームズがターゲットにされたのです」  田口の思いもよらない言葉に、僕は驚いた。 
「何でそんなことを知っているのですか」僕は唖然として口を開いたまま訊ねた。
「今にわかります。『きっこの日記』というサイトがあります。そこをモニターしてください」
田口は、時として何かを暗示する。今までもそうであった。
僕はその話を聞いても「ありえない話」だと思ったし、あまりにも空想が過ぎるのではと
おもった。田口は「きっこの日記」という謎の言葉を残して僕の部屋を出て行った。
僕は、困惑しながらも、グーグルで「きっこの日記」を検索してみた。
これが初めて、「きっこの日記」を知ったときだった。・・・・・

P−393
 この事件に遭遇するまで、僕は、マスコミとは‘真実’を伝えるのが仕事と思っていた。
ところがこれが違う。もし、あなたが何かの事件に関わり、取材を受けたとしたら
初めて分かることがある。たとえばテレビの報道記者とは、真実を伝えるのではなく、
大衆が興味を持つものを伝えることが第一の仕事なのだ。
彼らの仕事は、視聴率で測定・判断される。視聴率が高いから、広告代理店が時間枠や
媒体面を高く買ってくれる。いかに面白いかどうかが重要なのである。
対象がいかに感情的になっているか、他人の不幸な顔つき、他人の不幸を喜び、
「他人の不幸は蜜の味」と感じる下品な連中が、次ぎも観たくなるような材料を流したくなるのだ。 
報道の真実より、高く売れるニュースを作りたい。 結果的には、真実はそこに残らない。
世の中のたいていの人は、テレビは、映像を伴うから正しいことを伝えていると思うものだ。
実際にテレビに出た事件の関係者が、率直に正直な思いを語っていると思うだろう。
僕も、この事件以前はそう思っていた。しかし、現実は全く違っていた。
取材を受けた者が、語りたい真実を言う機会は限りなく少ない。
 テレビは、構成を考えるディレクターが、なにを放送するかをあらかじめ決定していて、
それに合わせた誘導質問や、用意した原稿を読ませるのが一般的である。
とくに、耐震偽装事件のような利権構造に関わる事件では、ほとんどのニュースや
ワイドショーは作られたものだった。 僕は客観的な因果関係を説明したかったが、キャスターなどから、
話を折るような、論点を外される質問をされる。 その質問に答えているうち、結局時間切れになる。
つまり、高みの見物を決め込むような大衆の興味をそそる発言を引き出そうとするものばかりであった。
僕は、マスコミ体験を経て、国民が時の為政者連中に騙されているという現実を知った。

ーーー
マスコミの実態の姿がそのまま書いてある。 マスコミなど、その程度のものだろうということを
知らなくてはならない。 しかし、今はインターネットでこうして事実は一瞬のうちに知れわたり、
覆い隠したり、操作も限度が出てきている。 この問題は、国民の間に周知されているのである。
しかし国民レベルが低ければ、如何にもならないだろう。
高みの見物ではなく、それぞれのレベルで主張すべきは主張しなくてはなるまい。
          (*・ω)ノβψε★βψε

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