2007年05月09日(水)
2227, 人生張っています −1 
      (*´・ω・)ノおはよー
                        ー 読書日記                   
中村うさぎ」については、もういい加減にしろ!と思いながら、図書館で見つけると、つい借りてしまう。
エゲツナイ!の一言である。「人生張っています」は露悪という言葉など、はるかに超えている。
「無頼の女たち」5人と語った対談は、互いの最悪を引き出したエログロものである。
こういう話は、世間様の枠から遥かに出ていて中途半端なお笑いより面白い!

花井愛子、岩井志麻子、マツコ・デラックス、西原理恵子とくれば「たしなみ」など、ありえるわけがない。
「はみだし者」の世間の価値観におさまらないオバケのような妖怪女が普通人の「常識」と違う「異世界
の話を展開している。 個性的な女同士のバトル的、際物的な、ぶっ飛びの話題ばかり。
中村うさぎが普通の人に思えてくるから不思議である。女のシモネタの羅列も、ここまで明け透けの話すと、
なるほど納得する。 西原が「私から悪いところ取ったら私がなくなっちゃうじゃない」という言葉がよい。
自分自身を丸ごと引き受けて生きている言葉である。
 
      まずは冒頭の ー無頼な女たち宣言ー
    「きつねには穴があり、空の鳥には巣がある。しかし、人の子にはまくらする所がない」
     (マタイによる福音書第八章20節)諸君、我々には、あらかじめ用意された居場所などない。
     それ故、人はさまようのである。自分の居場所を求めて・・無頼な女たちとは、
     ねぐらを持たない行き方を選択した女たちだ。その道は自由で、孤独で、そして果てしない。
     人は彼女たちを笑い、彼女たちを恐れ、彼女たちに憧れるだろう。
     多くの物を背負いながら、何も持たないかのように歩いていく、その軽がるした足取りに。
  ーー
 人生とは何じゃらかんじゃら?などクソクラエである。 世間?そんなもの何処にあるの? 
 生きたいように生きて何が悪いの? 変態? それじゃあんたはどうなのよ?
 新幹線の中で薄気味悪い笑いを浮かべながら読んでいるが、誰かが見たら不気味だろう!
                                      ーつづく
・・・・・・・・・