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三年前なら、読み過ごしたが、サブプライムローン問題が大きく露出した現在では、
この本の内容は決して絵空ごとには思えない内容である。
特に、ここにきて日本がアメリカの属国とう著者の論は、的を得ている。
彼の主張していることは、彼からすれば当たり前のことで、
誰も現実を直視しようとしないだけなのか。
安部前首相、福田首相の姿を見ると、数年後の修羅場が目に見えるようである。
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「日本壊死」―新しき人目覚めよ
船井 幸雄, 副島 隆彦 (著)
ー 表紙裏の説明文
アメリカ帝国主義とロックフェラー支配の終焉、
1ドル60円時代の到来、ユーロの台頭、
借金1000兆円国家・日本の地獄絵図、財務省の重罪、
預金封鎖と老人税の導入、行革が進まないワケ、
脱米入亜の可能性、次世代国家を作る新しい人たちの登場
…日本が歩むべき道を徹底討論。
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*面白そうな部分を抜粋してみた。
ー副島隆彦
・「米国債400兆円を買わされ、さらに毎年30兆円分買おうとしている日本」
・「金融緊急処置令」というのは日本の敗戦時の1946年2月17日に発令された
「新円切り替え」と「預貯金の引き出し制限」のことです。
この二つを合わせて「預金閉鎖」といいます。
緊急の統制令を出して、預貯金に支払い制限を設ける、一人につき一月500万円として、新札の切り替えが
一段落をしたら「旧円は使えません」という統制手段に出るわけです。
この預金閉鎖は2005年から数年以内に起きます。
・「息子だけは、絶対に会社に入れては駄目です。銀行の融資と信用だけはつないであげる。
それ以外は自力でやれ。そして、それで成功してこい、と。他人の飯を十年食わせた、とかも駄目です。
ー船井幸雄
・「いまの世界は、アメリカのロックフェラー一族によって大半が支配され、
唯一の対抗勢力が欧州のロスチャイルド家という構図になっている。
これは公然の秘密で、下手にいうと抹殺されかねない。
たとえば、いまの日本で起きている銀行再編にしても、UFJを吸収する東京三菱がロックフェラー系であり、
それに対抗する三井住友系がロスチャイルド系というと解りやすいと思います。
その他の政・官・財、そしてマスコミまですべて、いくら偉そうなことを言っても、所詮は逆らえない。」
・「戦争も政治の一種なのだという考えが、いまでは当たり前の発想になりつつありますが、
戦争は経済活動でもある(P.181)」・・・
・「日本にも、勤勉の精神が日本を豊かにしたという山本七平氏や、私の先生の小室直樹説がある。
しかし、もう信じられない。勤勉と才覚で金持ちになったのは初代の創業者までの話で、
二代目、三代目の資産家にはそんなものはありません。やはり、近代資本主義をつくったのは
ユダヤ商人たちだったのだと、私は断言します(P.183)」・・・
・「彼(副島氏)と話していると、60%くらいは同じように考えていることが分かります。
30%くらいは新鮮なこと、しかも肯定できることが教えられます。10%くらいは「本当かな?」
と思うことですが、それらは調べていくと肯定したくなることばかりです。
私(船井氏)にとってこのような人は、日本人でいま活躍中の男性では神田昌典さん、本田健さん、
森田健さん、五日市剛さん、坂本政道さん、北原照久さんなど何人かいますが、
彼らとともに私を元気づけてくれ教えてくれるのが副島さんです(P.236)」・・・
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この本は三年前の刊行だが 8割?は当たっている。
この十年間については、悲観論を主張していれば、そのスポットが来るのは当然だが。
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