2003年04月11日(金)
737, 若い人の価値が下がってしまった

 現在の新卒の就職が問題になってきている。大学を出ても、まともな就職先がないのだ。
周辺の知人の子供が丁度その時期に来ているが、まともに就職している人が殆どいない。
フリーターか、準社員の勤めとのこと。

 何かの雑誌に、若い人の価値そのものが下がってしまったとあった。
会社が若い人を育て上げるだけの余裕がなくなってきた為だ。
ある程度育て上げると、訳のわからないことをいって辞めてしまう。
余裕のあるうちはよいが、会社も人件費を考えると正社員の比率を
下げざるを得なくなってきた。いくらでも良質な準社員やパートを
採用できるなら、敢えて正社員を入れる必要がなくなったのだ。
会社の寿命のサイクルもここにきて、極端に短くなっていることもその原因にある。

 それと若い人の間でも、勝ち組と負け組みの質の差がはっきりしてきた。
あえて負け組みの劣化した人は準社員として割り切ってしまった方が得策になる。
「素養のない人にどんなに教育しても金をドブに捨てるようなものだ」
ということが、過去会社経営してきて身に沁みて解った。
十数年前になるが、男子社員が「教育するなら金をくれ!」と嘯いていると聞いた。
ただ呆然として聞いたが、こうなると血筋のレベルの問題だ。 他人事でないか?

 今ではアルバイトでさえも、就職が困難といわれる時代になった。
  時代は変わった!

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