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2007年04月05日(木) 2193, やまあらしのジレンマ
オッ(*^○^*)ハ〜ヨウ!
ショーペンハウエルの「やまあらしのジレンマ」の話が面白い。
まずは、その内容から
ーー
あるところに二匹のやまあらしがいた。
冬の朝、寒いので二匹のやまあらしは互いに暖めあおうとして身を寄せあった。
しかしあまりに近く身を寄せあった二匹のやまあらしは
自分の体に生えているハリで互いに傷つけてしまった。
そのため二匹のやまあらしは相手から離れたが、また寒くなった。
そこでふたたび二匹のやまあらしは身を寄せあったが、また互いに相手を傷つけてしまう。
このように二匹のやまあらしは離れたり近づいたりを繰り返し、ようやく「最適の距離」を見いだした。
ーー
この寓話は、我々の心は「寒さ」と「痛み」のジレンマの中でしか
「最適の距離」を見いだすことができないことを提示している。
やまあらしのトゲとは、人間の自我(欲望や、社会的立場、感情)をいう。
青年期は自我の一番強い時期、だから青春期の恋愛は、
トゲとトゲの刺しあいになり、愛しあうほど傷つけあうことになる。
その繰り返しの中から、お互いの最適な距離感を身につけることになる。
青年期は、傷つきやすい時期でもある。
その傷の癒しを他の対象に求め、そこで更に深く傷つくのがあたり相場。
癒しを他に求めること自体が次の傷をつくる準備をしていることになる。
そのこと気づかないのが若さからくる無知である。
孤独は人間の本質的なことであり、それをしっかりと自覚していないと、
傷口がどんどん広がり、化膿していく。
夫婦関係にも言えることである。
トゲとトゲの差し合いを今だしているが、互いの皮膚が30数年の結果、
痛みを殆ど感じなくなってしまった。適当の距離感とは、=あまり親密にならないこと!である。
青年期に女性も友人も、ある距離に近づくとトゲが全身から出るのを感じとった。
あれが、自我だったのだ。 今もそうだが! トゲは必要である! 自己を守るためにも。
しかしトゲの先は丸くしておかなければならない!
ホンジャ、バアアイ
♪♪((((*`・´))ノ ♪♪
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