2007年03月24日(土)
2181, 「ライオン 空前の王交代劇」
           オッ(*^○^*)ハ〜ヨウサン!
 NHKハイビジョン特集「ライオン 空前の王交代劇」(2007年 3月21日 午後8:00〜午後9:32)
    これが非常に面白い内容で、アッという間に90分が経ってしまった。
    ケニアタンザニア南アフリカのサファリに5回行き、ライオンの群を多く見ていたた。
    (翌日は同じ時間帯で、像の群れの物語を放映していた)
    
場所はタンザニアのセレンゲッティー国立公園の「マコマ・ヒル」という名の、小高い丘の一帯である。 
総勢40頭を誇ったライオンの群れの「王」ショーンとパトリックが、突然に行方不明になった。 
在位7年というから長期政権だった。群れは新しい王が必要となる。
そこでオスを呼び寄せ誘惑、新たな王として相応しい雄の値踏みをする。
この番組は、その王交代劇を克明に伝える内容である。
メスは子供をつくり最後まで育て上げるために、強いボスを必要とする。

    ライオンの群れは血縁関係を持つメスと、その子供から成りたっていて、
    普通は2頭の兄弟雄が「王」として君臨している。
    群を組んだ放浪ライオンの対抗上、二匹のボスでなくてはならない。
    これが他の動物と違うところである。 グループの大きさによっては一匹もあるが。
    2006年、二匹の「王」の行方不明で群れは大混乱に陥り、群は3つのグループに分かれていた。

・まず幼い子供たちを持つ母親たちは、侵入して来るオスを避けて群れを離れた。
 新しいボス候補が、前の王の子供を殺すからだ。
 最終的に、このグループの子供は殺されたり餓死で一匹もいなくなっていた。
・次は子供を持たない若いメスのグループで、においと声で積極的に新しいオスを呼ぶ。
 そして思わせぶりな態度で誘惑し、オス同士を闘わせて値踏みを始める。
・最後は、年増の子供がいないグループで、最後まで様子をみている。

   グループの周辺にも、幾つかの群の放浪雄がボスの座を狙い徘徊している。
   メスは新しい王を選ぶ時は、非常に冷静な判断をする。
   強くなければ産んだ子供が新しいボスの子殺しにあうからだ。

この番組の圧巻は、最後に決めるギリギリのところで、
隣のグループの王を誘って、決めかねている雄と決闘させる場面である。
二頭は数時間もかけて闘うが、最後はその雄が勝利する。
   
   メスは、新しい候補の雄の年齢や、健康、たて髪の大きさなどを冷静に見極める。
   候補が何匹も現れるが、適任でないとグループに拒否されスゴスゴと引き上げる。
   このあたりは人間と同じである。女性の場合は相手に大きく左右されるからだ。。
   男より数段も冷静に相手を見定めるのは女性の本能として仕方がない。
   これは男とて同じだが、家庭は男の稼ぎが大きな要素をしめるから
   やはり女の方が相手次第による要素は大きい。 但し何ごとも例外があるが・・・

そういえば10年以上前になるが、やはりNHKの特番でライオンとリカオン
群れと、群れとの争いを克明に放映していた。 あの内容も、迫力のある殺気立った内容だった。
              (○´・д・)ノ  バイバイ!
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