つれづれに

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  今日のYoutube

 中国の株価、再び、落ちが始まった。 
それにしては、日欧米の株式市場の落下がないのが
不思議である。 万策尽きて、落ちに転じるのが自然だが、
そこは中国という独裁国家の成せる業。 しかし、そう甘くない
はずだが、それを読む欧米のプロが投売りに入らない不思議さ?
 まあ、見ものである。

 ネットのレポートが、ずばり核心を突いている。

≪  さて、どうなる上海株式

   習主席強権統治の死角、上海株騒乱 2015年7月28日

さすがの習主席も、個人投資家の烏合の衆が群れる相場の扱いを持て余している。
次々に繰り出す株価下支え策の限界が露呈されつつある。
現在の上海株式市場を、もはや「市場」とは言い難い。株主の売りに規制をかけ、
買いは巨額の官製マネー。しかも上場企業は、自社株売買停止を申告・実行できる。
IPOもままならぬ。株価指数が4500ポイントに達するまで、証券21社が
買い支えるという「数値目標」なども聞いたことがない事例だ。

上海株は、よく官製カジノと揶揄されるが、カジノであれば、負けが込めば清算
して退出できる。それが、この上海カジノは、出口を塞がれている。
一日の値幅制限が上下10%と定められているので、昨日は、上場企業のほぼ
60%にあたる1800社ほどが、売買停止となった。逃げそびれた個人投資家
たちの潜在的売りエネルギーが市場には充満している。しかも、社会主義国家の
救済に慣れた国民の多くは、投資の損は国が補償してくれると信じきってきた。
なかには、国を訴えるというプラカードを掲げる投資家もいるほどだ。

今回の再急落に際しても、いずれ追加的救済措置が講じられるとの期待が残る。
マーケットは「救済策依存症」の症状を呈しつつある。問題は、その救済策が
永遠には続かないこと。早晩、出口戦略を模索することになる。昨日の市場は、
その可能性を怖れた。日本流にいえば「飛ぶ鳥の羽音」にパニック化する過程
といえようか。そして、中国株騒乱が世界の市場に負の連鎖を及ぼしつつある。
中国経済減速がハードランディングとなる懸念。
特に、中国発国際商品価格急落が、今回は市場の危惧を増幅させている。
マネーの流れだけではなく、モノの流れに異変が生じると、事態はより深刻となる。
よく中国株はローカルな市場ゆえ、国際的連鎖の可能性は低いと言われる。
しかし、中国を出入りするモノの流れが大きく変動すれば、連鎖は不可避だ。

更に重要なことは、この中国株急落が、習政権の支配体制への不満感を国民の間で
増幅させる可能性があることだ。北京指導部が最も嫌う社会不安へ発展するリスク。
中国国内で株式投資家はまだ少数派だ。しかし、株急落で全財産を失った人たちが
「国により放置される」事例が、近所でも散見されるようになると、政権の指導力
に対する疑心暗鬼は波状的に拡散する可能性がある。国家が株式損失の嘆きを
言論弾圧しようにも、モグラたたきの如く、後を絶たない状況になるかもしれない。
しかも、相場の場合には、売り圧力の噴出を必死に食い止めている状況で、堤の
一角が崩れると、制御不能となるリスクは高い。
マクロ経済的に見れば、株式損失による負の資産効果は限定的だ。

しかし、今回は、中国経済が輸出主導型から内需主導型への構造的転換を目指す
時期での株安だけに、タイミングが悪い。更に、タイミングといえば、国営企業
地方政府のかかえる膨大な債務を株式・債券にスワップするという構造改革
始まったばかり。大手術ゆえ、変革の痛みをおさえる株高という麻酔が欲しい。
ところが、痛みどめどころか、株急落という合併症が手術中に起きてしまった。
マクロ的には、限定的といっても、大きな転換点では、思わぬショック効果を
生むリスクをはらむ。

そもそも、中国指導部には、個人投資家の売りなど抑え込めるという過信が
あったのだろう。筆者の経験だが、上海の取引所アドバイザリーをやっていた
ときのこと。党の報奨人事で天下ってきた上層部に、相場というものを説明して
くれと依頼された。そこで、色々な資料を用い実例を紹介しつつ、
「売り手が増えれば価格は下がる。」と語ったとき、最前列に陣取ったトップ
から「待った」がかかった。「それは違う!売らせなければよいではないか。」
「売れば下がる。」「売らせなければよい。」議論がまったくかみ合わず30分
過ぎたので、そこの部分は棚上げして、次の話に移ったものだ。
ことほど左様に、上層部のマーケット感覚は希薄だ。しかし、今回ばかりは、
烏合の衆と化した個人投資家集団の売り圧力を持て余している。
売らせなければよい、という発想の限界を悟っていることと思うが、
遅きに失した感は否めぬ。強権政治を進める習政権にとっても、思わぬ落とし
穴が上海にあった。中国型資本主義の根源的矛盾が人民の目前で晒されている。

なお、中国株急落で、ファンドが、商品を売って、全体のパフォーマンスを
維持していることが、金急落の一因でもある。更に、信用口座なので、追加
マージンコールのため現金を捻出するため、金売却を強いられたケースも多い。
但し、これらのテクニカル要因は一過性である。・・≫

 どうなるか・・・  このまま、終わるとは思われないが・・・




・・・・・・
2672, 雁行的進歩とは
2008年07月29日(火)


「雁行的発展法則」というのがある。
 大空を渡る雁の群れは、先頭の鳥からしんがりの鳥まで、
くさび型の隊形をなして飛んでいく。これは長距離の飛行に
一羽一羽の空気圧が最小になる。 
?字型の群れと同じパターンで、アメリカ合衆国を少し遅れながら
日本や欧州が追いかける。アジアでは、先頭をきって工業化に成功
したのが日本であり、次に台湾や韓国の経済発展がこれに続き、さらに
中国の沿海部などが急速な経済成長を開始して、それを追うといった形である。
このような「選手交代」の形で経済発展が受け継がれていくのが、
「雁行的発展法則」の考え方である。
現在もそれにしたがい、動いているかといえば、現実は違ってきたのである。
グローバル化の進展に伴い、今までとは違った「世界システム」が出来、
拡大している。欧米中心の雁行発展法則は崩れはじめ、今後は中国、インドに
その重心は移動していくプロセスに入った。
中国に隠れているが、インドも大きな変化のポイントになる。
中国は製造、インドはサービス、の部分を担うであろう。

その背後には、ITなどの「情報化」がある。もう、時代は引き返せない。
モダン主義社会から、ポスト・モダン主義社会へ変化したということ。
欧米が優れていて、未開発国が遅れているという考え方が、
そもそもオカシイ?という構造主義が出てきたこともあるが・・

先日、インドの発展について、NHKスペシャルで3回シリーズで放送していた。
20年後には、アメリカを追い越し、世界のトップを目指すとアメリカ在住の
印僑が話していた。見ていて、それもありうると思われた。 先日、図書館で
『東西逆転』という本を借りてきた。数日後に、その感想を書いてみよう。 
   IT革命は確実に世界を変えている。
 
・・・・・・・・・

2007年07月29日(日)
2308, 1歳の息子に届いた成功者100人からの手紙 -2
          |。っω-)..。oо○(゚+。ぉレ£∋ぅ゚+。)

 私の4つの質問の答えはどうだろか、
(成功もしてないのに、何を答える資格がないじゃないか!
             という内面の声を無視して書いてみる。)
*どうすれば人生で成功できますか?
   -好きなことを早くみつけて、楽しみまで引き上げ、続けること。
*世界で一番大切なことはなんですか?
   -いま、ここ! そして今日一日
*愛とはなんですか?
   -温み、おもいやり
*幸せとはなんですか?
   ー好きなことができること、好きな人と一緒に居ること。
    そして自分を好きになれること。感謝できること。

ーさらに、この本の面白そうなところを抜粋してみたー
  --
*自分ができることに集中しろ

すばらしいアドバイスというのは、すでに亡くなった人から
受けついだものだ。1948年、ぼくがルーキーだったとき、ドジャース
ベテラン投手、ビュー・ケーシーにこう言われた。
「なあ、野球にはおまえが変えられないことがいくつかある
一天気、自分が登板する日、登板する球場、本塁の後ろにいる審判だ。
自分の力で変えられないことについてくよくよするのはよせ。
自分がコントロールできることーストライクを投げること、カープを低めに
することに全力をそそげ。自分ができることをコントロールしつづければ、
かならず勝てる」 さて、ニック、きみはまだ大リーグのピッチャーに
なれるほど大きくないが、人生でなにをやるにじても、きっとケーシーの
アドバイスが役立つはずだ。
カール・アースキン
(元大リーグ選手.1950年ナショナルリーグ優勝、通算122勝。)
 --
*あえて人と違うことをしよう

あえてみんなと違う人間になろう。
前例がないとか、だれもそんな風にはしないなどという言葉であきらめたり、
イデアを捨てたりしないこと。そう言われたら、ますます試す価値がある。
だれかがあえて違うことをやろうとしなかったら、自動車も飛行機も存在
しなかったはずだ。 自分の心に従うこと。教育や知識もとても大切だが、
心が頭に同意しないときは、心のほうが正しいことが多い。
それから、幸せでいること! 幸せは富や物ではない。
世の中には不幸で惨めな金持ちがたくさんいる。幸せはお金がかからない。
なにも持っていなくても幸せにはなれる。たくさん笑って、家族や友人たち
など、喜びを与えてくれる人を大切にして、だれかを傷つけたり、
胸をはって言えないようなことをしたり、家族を怒らせたりしないこと。
そうすれば自分がなりたいと思うどんなものにでもなれる。
つねに覚えておいてほしいのは、一生懸命努力して全力を注げば、
望むことはなんでも成し遂げられるということだ。目標を定め、やめろ
という説得に屈しなければ、きみは奇跡を起こすことだってできるんだ。
ノーム・クロスビー(米国沿岸警備隊の任務中に脚力の一部を失い、その後、
コメディアンとなった。マラプロピズム(言葉の誤用)の名手として知られる。
 --
きみの中にきみだけの言葉があるということを忘れないで。
それは・まわりの人々や外の世界と同じくらい重要だ。
この真実の声に従いなさい。    グロリア・スタイネム
 --

お元気ですか。きみのお父上はすばらしいことを思いつきましたね。
大変な作業でしょうが、まさにお父上の愛情を示すすばらしい計画だと思います。
どうぞ家族や友人と過ごす時間を大切にして下さい。
なぜなら、愛する人々と一緒にいること以上に幸せなことはないからです。
わたしがきみに贈る最上のアドバイスは、学校で怠けず、できる限り努力しなさい
ということです。人生のなかで、学校はとても大切な部分を占めています。
学校で一生懸命努力すれば、きみはたくさんのすばらしいことを達成できるはず。
できるだけたくさん本を読むことを続けて下さい。
宿題をして・立派なことをやろうという夢を持って下さい。
元連邦最高裁判事のオリバー・ウェンデル・ホームズがこう言っています。
「われわれは、人生の流れ全体を率いているサーカスのパレードの先頭を行進する
少年たちと同じだ。だが、たとえ少年たちが飽きて脇道に駆けだしていってしまっても、
行列はそのまま進む」ぜひとも、誠実と奉仕と思いやりの道をまっすぐ行進していって
下さい。そうすれば、行列はきみのうしろについてくるでしょう。
きみの将来の努力に幸あれ。ご成功を心から祈っています。    敬具
ミット・ロムニーベンチャーキャピタルで成功した後、
ソルトレーク五輪組織委員会会長。2002年マサチューセッツ州知事選出。
 --
 学校教育の重要なことを、この歳になって益々感じる。
 手抜きしただけ、それが自分の長い人生に数倍になって跳ね返ってくる。
 現在の学校はインターネットにもある。
 この学校を使わない手はない。どう子供を導くかが重要だろう。 それと自分もだ!
                  (*≧∇)ノ~サラハ゛シ゛ャ!
・・・・・・・
2006年07月29日
10年後の日本は?-1

「10年後の日本」という本を買った。
 下記のの箇条書きの幾つかは、この本の目次を参考にした。
まだ飛ばし読みだが、近々読書日記を書く。
   
日本の論点』編集部編というから、鋭く切り込んでいる。島国の閉鎖
社会の日本が、この世界の潮流の激変の中での大問題が明快に書かれている本。

十年後の日本で間違いなく起こっている問題点である。
日本が、これらをどの様に乗り越え体質を変えていくかを考えると、
悲観的になって当然である。
  ・消費税の20?以上の負担 
  ・少子高齢化社会の到来
  ・外国人労働者の比率の増加による犯罪の増加と、治安の悪化。 
  ・フリーターの増加と、下層階級の増大 
  ・年金財政の悪化と破綻、団塊の世代の大量定年後の負担の問題
  ・中国とインドの台頭と影響力の増加、それに付随する大混乱
  ・北朝鮮の崩壊と、朝鮮半島の混乱(これは数年先と思われる)
  ・2005年からの人口減と経済縮小
  ・介護保険増大による財政の悪化
  ・地球温暖化による大問題の噴出
  ・関東大震災の可能性の増大
  ・「ゆとり教育」で育った年代が人口の中心になってくる社会的大問題。
  ・行き過ぎた自由競争の弊害の噴出
これらを考えると、絶望的な気持ちになるが、間違いのない近い未来の日本の姿である。
逃げ切り世代で「運が良かった」と、ホッとしてはいられない。
現在、連載で塩野七生著「ローマから日本が見える」の読書日記を書いているが、
当時のローマと現在の日本が酷似している。少子高齢化で衰退の危機に陥いり、
さらに高齢化と経済の停滞である。

中流階級は没落し街に失業者があふれ、上流階級の人々は既得権を決して手放さない。
そのときに現れたのがカエサルである。 支配地の国民にもローマ市民権を与え、
既得権を取り上げ競争を奨励した。カエサルが、これほどの人物とは、
この本を読むまで知らなかった。

現在の日本は、自民党の既得権を取り上げ、
日本的社会主義の破壊が当面の問題だが・・      つづく
           
・・・・・・・・
2005年07月29日(金)
1578,大阪から何が見えるかー2
 ー生活保護

この内容は月刊誌「新潮45」の2005年2月号の
 ー生活保護天国、大阪市はここまでヒドイー を参照に書いている。
 とにかく読んでいて、生々しくて迫力がある。
 
 ー書いてある内容の一部を抜粋してみるー
人は、金が無くなったらどうするか。
・一つは、借金をする。
・できなければ人のものを盗む。
・それもできなければホームレスになる。
・イヤなら自殺をする。
・その他に「生活保護」を受ける という、5つの選択肢がある。
 
『公園にテントを建てて定住すると比較的安全なうえに家賃も水道代も
いらなくなります。病気になれば福祉事務所ですぐに医療扶助が受けられます。
生活保護の誘いも舞い込んできます。仮設一時避難所に入所をすれば安全が
保障され、ガスもシャワーも洗濯機も無料で自由に使えます。
閉鎖が近づくと職員が生活保護を受けるように懇願します。
自立支援センターに入所すれば三食無料になります。
いずれにしても野宿者は65歳になれば生活保護を受けられます。 
年金など積まなくても野宿さえすれば老後は年金生活者より安楽です。』

多重債務者でヤクザに追われない限り、日本では最低保障はされている。
ホームレスの半数以上が、多重債務者である。
それと前科者も就職できないからホームレスに多い。
資産のある人、持ち家のある人は原則として生活保護は受けられない。
借家かアパートに住んでないと保護の対象にならない。

生活保護者を分類すると、
・高齢者 (男65歳、女60歳)、
・母子家庭、(18歳未満の子供と母親)
・傷病・障害
・その他、に分けられる。
・高齢者の場合、67歳の例で男性単身者の生活扶助は80820円、
 住宅手当42000円、合計122820円受け取れる。この外に、医療費とNHK
 の受信料は無料、水道代は基本料、市営の交通費が半額減免がついてくる。
・母子家庭では、母親30歳、子供9歳と4歳の場合、生活扶助をあわせて
 235000円を受け取る。更に高齢者の同じ減免措置がある。
 これではヤクザ者でなくても、稼ぎの無いものにとって
 偽装離婚をしたくなるだろう。
ーー

以上であるが、もともと大阪は人権にうるさいところというのも
生活保護日本一の原因になっている。老齢になって食い詰めたら、
大阪に行けばよいのか? それにしてもホームレスが目立つ。

・・・・・・・・
2004年07月29日(木)
1213,パスカル(2)
 -哲学についてー23

キリスト教の秘義とは、キリストが十字架にかけられ、苦痛の悲鳴の中で
悶え死んでいった不条理を解くことである。パスカルの信仰は、その苦痛で、
底深く沈んでいったのだ。「私を救ってください、助けてください、
お願いします、お願いします、お願いします」
この祈りが、キリストの苦痛と一緒になった時、秘義となるのだ。

先ほど書いたパンセの第一節「人間は一本の葦にすぎない。自然の中で
一番弱いものだ。だが、それは考える葦である」があるが、その先の文章
がよい。「これを押しつぶすには、全宇宙は何も武装する必要はない。
ひと吹きの蒸気、一滴の水でも、これを殺すに十分である。
しかし、宇宙が人間を押しつぶしても、人間はなお、殺すものより
尊いであろう。人間は、自分で死ぬこと、宇宙が自分が勝っていることを
知っているからである。宇宙はそんなことを何も知らない。
だから、わたしたちの尊厳のすべては、考えることのうちにある。

まさにここから、私たちは立ち上がらなくてはならないのであって、
空間や時間からではない。わたしたちには、それを満たすことができない
のだから。だから、正しく考えるように勤めようでないか。
如何に生きるかの根底はそこになるのだから」
パンセは学生時代、一言一言断片だが、心の奥に突き刺さるように響いた。

 ーパスカルの概略を書いてみると
フランスの思想家、数学者、物理学者。数学的確実性を信じ、懐疑論に反対。
のち宗教的回心を経てヤンセニズムに共鳴し、イエズス会による異端審問
を批判。思想的には現代実存主義の先駆とみなされる。
数学では、円錐曲線論・確率論を発表、物理学では、流体(液体・気体)
の圧力に関する法則「パスカルの原理」を発見。(一六二三~六二)                
                        つづく
・・・・・・・
2003年07月29日(火)
846, 人生の目覚まし時計
7つの習慣 ー最優先事項」-2

 ベストセラーになった後の二冊めは大体が同じ内容をベースに
書いてあってつまらないものが多い。しかしこれはこの本のほうが
「より最重要事項に絞り込んであって面白い」めずらしい本だ。

 私の事業が装置産業であった為に、目先の時間だけはたっぷりあった。
自然にABC 分析をして、Aをやるようにしてきたつもりであった。
この本を読んで果たしてそうであっただろうかと考えてしまった?
Aで満足してしまい、さらにAのAの追求を忘れてしまったのではなかろうか。

 この本は何をどうするかの方向性を問題にしている。
人生で本当にしたいことが何かを明示することを第一としている。
目先の緊急事態病が最重要事項をつぶしてしまうのだ。
最重要事項かつ緊急事態が重なっている事項が一番の難敵である。
「むしろ緊急ではない最重要事項の中にキーが隠されている」と看破している。
冷静に考えれば、全くその通りである。 緊急事態は短期的視点でのこと、
緊急でないことは、長期的なことであり、かつ方向性を見定める事項だからだ。

ー人生の目覚まし時計の一部を書き写してみるー

 ある日突然、「本当に重要なこと」と「時間の使い方」のギャップを
思い知らされることがある。それは人生の目覚まし時計というべきアクシデント
によって知らされる。 例えば
・「恋人の死」。突然、恋人がいなくなり、「できたはずだが、しなかったこと」
 がはっきり見えてくる。 成功のはしごに登ることに忙しく、恋人との
 「豊かな人間関係」をしてこなかった。
・「子供の麻薬禍」。自分の息子が麻薬に手を染めていたことにある日突然 
 気づかされるかもしれない。息子との豊かな人間関係をつくれたチャンスが、
 次々に頭に浮かんでくる。しかしそのときまでは、金儲けやコネクション作り
 などに忙しくて実行してこなかったのだ。
・あるいは「癌の宣告」。医者から残り数ヶ月の命だと宣告されるかもしれない。
・あるいは「妻(夫)からの離婚請求」。離婚の危機に立たされるかもしれない。

 このような突然の危機に立たされて、初めて自分の「時間の使い方」と 自分に
とって「本当に重要なこと」との間のギャップがあることに気がつかされるのである。
このような危機的状況を知らせる「人生の目覚まし時計」におこされない限り、
多くの人は人生の根源的な問題を考えるという機会に接する事はまずないだろう。
慢性的な深い原因を探らずに、深い痛みどめ応急処置としてバンドエイドや
鎮静剤を探すのだ。・・

ー以上だが、テリー伊藤の『あと一週間で死ぬとしたら何をしますか』 
という本にいろいろな人が多くのことを書いていた。しかし誰もがいつでも
直ぐにできることばかりであった。ある人が私のその質問に、
「身辺のものを全て捨てる」と答えたのが一番気に入ったが、これなど人生の
一番深い意味が含まれている。 当人は気がついていないようだったが。

・・・・・・・・・
2002年07月29日(月)
471,下着泥棒

昨日ー15時位か刑事が来た。下着泥棒が一軒先の家の下着を盗んで、
たった今この辺に逃げ込んだという。その家は大型の白い老犬がいて
15年以上も通行人に吠え付き、近所に迷惑をかけてる家。
実際は前の犬を入れると40年近くなるが。近所の顔見知りでなくては
泥棒を出来ない事は刑事でなくても解る。

たて続きに違う刑事が2回も来たということはかなり緊迫をした状態だったようだ。
高校生か20歳位の茶髪の風体とか。そういえば1カ月前少し前に近所に泥棒が
近所に入って、その聞き込みにきた。その時、泥棒に入られた事がないかとか
聞きながら結果的に調べられていたのか?もしかしたら下着泥棒だったのか?

いつも休みの日に黒いウオーキングスタイルに黒帽子で、3時間以上も土手を
うろついている、それもデジタルカメラを手に。刑事も大変だ、日曜日の真昼間
から下着泥棒の追いかけをしているのだから。誰もがそういう変質者に疑われても、
人の内面までは解らない。SCが出来たりして便利になった反面、アパートが
増え得体の知れない人が増えてきた。仕方がないのか。

・・・・・・・・・
2001年07月29日(日)
[91] 人生のこつ -2

「生きることを考える事はまず死を考えること」というが、昨日書いた人の
内容は正しく具体例として解りやすい。何故勉強しなければならないか?
という問いに、日下公人は何かの本のこう答えている。
「死んで葬式の額縁の写真に入った時、ああ自分は働くだけ働いた!
遊ぶだけ遊んだ!知るだけの事は知った!この世に生まれてきて可能な
限りの事はしたつもりだ。これでよい!このようにいえるようになる為、
人は勉強をしなくてはならない。」これが解ってない人が多い。

定年退職した後でと総て後回しにしてしまう。後回しの大部分はやらない
ことの自己欺瞞という事を自身わかっていない。働いて時間がないときに
無理に時間を作ってやるから其れが活きてくることを解ってない。
楽しい過去の倉庫、楽しみな未来の計画の束作り、そして楽しかった
倉庫の整理と計画を楽しんで実施している今。