つれづれに

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一番に印象に残った一つに、「レグルス」がある。
レグルスとは、ローマの将軍。ポエニ戦争カルタゴに捕らえられ、
両瞼を切り取られるという刑罰を受けて、陽光のもとに引き出され、
強烈な太陽光線で失明する・・という逸話を題材にした作品。




・・・・・・
1711, 道路の経済学
2005年12月09日(金)      
          ー読書日記   
 学生時代の武澤ゼミの一年後輩から一月ほど前に電話が入った。 (。・ω・。)】ゝモシモーシ
                           (*´o)8 ohisasi
 あるプロジェクトの相談である。その詳細は書けないが、かなり難しい問題である。
・戦略の失敗を戦術でカバーできないか? ということか、
・戦略の再構築のための情報収集ということか、その両方だろう。
その時の電話で、現代新書から「道路の経済学 」を出版したところ、
半年たらずで3万部も売れたので是非読んでほしいという。 そこで、先日ネットで
発注して読んだが、道路に対して全くの素人の私も理解できる内容であった。
 彼が不動産鑑定士をしているという話は10数年前のゼミOB会で会ったときに聞いていた。 
現在、不動産鑑定士だけでなく、明冶大學や母校の大学院で講師をしているという。
【dou ro】\_( ゚ロ゚)  私がまとめた概略を、あとで記してみる。
 その前に、この本をネットで調べた内容をコピーしておきます。
  ー
著者: 松下文洋     現代新書
 発行年月日:2005/05/20-
  内容紹介 <本書より・カバー裏面より>
アクアラインは800円でよい!         【゚Д゚】ハァ?!
「必要な道路」「ムダな道路」はどう見分けるのか? よくわかる公共投資分析の本
日本の公共事業を「民営化」するために道路公団保有・管理してきた高速道路には、
「ネットワーク型」と「バイパス型」があります。
まずはバイパス型の道路資産の一部について、改良・維持管理・料金徴収などの
運営事業を、民間企業に売却するのです。
 たとえば、東京―名古屋間は東名と中央高速が並行していますが、
どちらかを(バイパスとみなして)民間に売却し、官と民の競争を促進させるのです。
そのとき、私はDBFOやBOTの考え方を採り入れることを提案します。
 一定の契約期間ののちに国に無償で返還させ、以後は無料道路とするわけです。
ネットワーク型の場合も、工夫次第で売却は可能でしょう。
目次
第1章 なぜ日本の高速道路は有料で世界一高いのか?
 第2章 アクアライン通行料は800円でよい
  第3章 「経済性」をどう評価するか
   第4章 環境への影響をどう評価するか 
    第5章 持続可能な成長と交通政策の転換
     第6章 本当の民営化とは
      終 章 あなたは「合意」できるか?
ー私の概略と感想を書いてみるー((φ(-ω-)
まずは首都圏のアクアラインの事例がよい。誰も判りやすいからだ。
 -その要旨とは、千葉の木更津から川崎の通行費を3000円から約4分の1の800円に下げれば、
利用台数が3倍近くの2万9千台に増え、経済効果を考えると、充分に収入減をカバーするという
試算を出している。木更津のバブルピーク時からの土地の下落率14分の1という惨状が、
このアクアラインの期待はずれを、そのままあらわしている。
アクアラインの開通まで、東京から木更津まで2~4時間かかっていたのが、僅か一時間に短縮された。
しかし15キロの道に当初は4000円の料金が高すぎた。(現在は3000円。社会実験中でETC車なら2320円)。
通過時間は僅か10分くらいである。   
    筆者は、高速道路の料金を決定する際、
    (1)経済性
    (2)環境
    (3)社会的な公平性 が必要と説く。
建設費と交通量と償還期間の数字だけを見て、料金を設定(「経済性」の無視)した結果が、
予測の三分の一の交通量しかない結果になったと主張。開通前から、三分の一の予測を主張していた。
・「需要者の必要性と財布のヒモとのバランス」が全く考慮されない。(「社会的な公平性」の無視)。              
・「目の前の高速道路が高すぎて使えない」という市民たちの熱意を受け、筆者は分析の結果、
アクアラインの料金は1000円が適当との結論 (最終的に800円でも可となる)。
 1000円に値下げすれば、利用台数は1日2万5000台前後に上昇する
(現状は1日1万4000台)。これなら、適切な値段といえよう。
1000円の値下げで、1日約1000万円の減収となるが、逆に1日1億円の経済効果が生まれると試算。
結果的に市民たちの主張を受け入れたという。木更津の荒廃ぶりがあまりにも酷いものである。
 この本のキーワードにDBFOとBOTPFIがある。
PFI は(private finance intiatiave)の略で、民間の資金によって道路や橋、空港、
港湾などの社会資本を建設・運営する方式の事業である。この導入の目的は、政府が行うよりも
費用が安く、効果的であることです。『民間に出来ること』ではなくて、
『民間のほうが得意は民間にまかせる』のが、イギリス流の民営化である。
BOTPFIの事業を資金回収した後に、国に無償で譲渡するやりかたです。
途上国の開発によくおこなわれていたが、最近は先進国の公共事業でもおこなわれるようになってきた。
・DBFO(design build finance operation)は民間企業が設計から建設・財務・管理までおこなう方式で、
40~50年の契約終了後に、やはり道路などの公共事業が国に返される。
この方式の場合、民間企業は交通需要の予測の精度が重要になる。 なるほど、理屈に合っている。
『官から民への流れ』の道路行政版というのが主旨のようだ。それにしても、今までの道路行政の
理解をはるかに超えた乱脈ぶりに改めて驚いてしまった。
イギリスの道路行政と対比して、日本の道路・建設族の利権?からくる非合理性を指摘している。
 今度の小泉の対象で、道路偏重の行政が大きく変わろうとしている。
その先駆けを、彼は長年かけてしていたことになる。  
    武澤ゼミ門下生、ここにあり!ということか。(^_^)/~~ja~

・・・・
2004年12月09日(木)
1346, 23歳の日記-5
実際のところ、書きうつしていて気持ちの良いものではない。
 三十五年前の自分と直面するのも恐ろしい。
  正常と異常の塀の上を一日一日歩いているようなものだった。
   それが若さということなのだろう。
何か焦りと焦燥感がつきまとっていた。
 黒い影に常に追われている気持ちであった。
  20代は毎日が変化の激しい息詰まるような日々であったようだ。
   もっとも誰もがそうだろうが。
それと当時から理屈っぽいのがよく見てとれる。
 デズニーのミッキーマウスなどのキャラクターはみな頭がデカイが、
  若い時はそれでもよいのだろう。  
   パンドラの箱を開けて、覗き込んでいるような気持ちである。
ーー
4月20日 ー1969年
現在は仕事面でも、私的な面でも日々に流されているに過ぎない。
 それを乗りこえなくてはなるまい。それにしても、週に一回同期と飲む酒の上手さも格別だ。
   二軒の店を開拓した。我われに丁度良い居酒屋があるものだ。
   自分の考えが、あまりに理屈っぽいということは解る。
  一日一日を毅然としているしかないが。
「転ぶのはそれでよい、立ち上がる事が、立ち上がるその姿勢が、良いのだ。」
転ぶのを恐れてはいないのか。
ーー
4月26日(土曜日)
現在、会社の一端を知ってきて、不安と不満と安堵感が入り混じった状態である。
  8割が女性社会ということは、はっきりいって知らなかった。
  働いている女性の生き生きした姿を身近で見るのも初めて。
 それにしても、いろいろな人がいるものだ。
ただ、自分はハッタリだけでないかと自己嫌悪に陥る。
ーー
4月30日
仕事面でも、対人関係でも、その中に自分がそのままいた。
 今の自分は、ここで何をしようとしているのか、見失いがちになっている。
  ウエットになりすぎているのか、それとも日々に流されているのか。
   私は、ここに修行に来ていることを忘れないことだ。
    しかし、それを知られては駄目である。
   私は、結局実家の会社に帰り、そこを基点に会社を発展させなくてはならない。
  周囲の人と同じ考えでは、駄目なのだ。
 この現実と理想のギャップに悩むことは良いことだ。
それが無くなった時に、人間の姿をした人形になってしまう。
ーーー
5月03日
今日、店長との座談会があった。ふっと自分だけが取り残されている感がする。
  気持が散漫になり集中できないのだ。
   自分が何様のつもりだろう、単なる青い一人の男でしかないのに。
  自分自分と勝手に、独りよがりなだけでしかないのに。
 ちゃんと仕事ができるようになってから、真っ当に理屈を言えば
よいが、何もできてないくせに意識だけが先走っている。
ーーー
5月21日
ふと、仕事に対して気持ちの入っていない自分に気がつく。
 何をしているのだろう。いい加減な自分が情けない、惨めである。
  確かに視野は広く持っていなくてはならないが、といって目の前をこなしてからのこと。 
   本を読みこなして、その上で現在自分に何を期待されているかを
  把握しなくてはならない。そして何を成すべきかを把握したら、
 それに対して行動しなくてはならない。
これだけ、毎日の激務の中、肉体的にも精神的にも限界である。

・・・・・・
2003年12月09日(火)
979, 結婚30年
一昨日で、結婚30周年になる。昨日気がついた。今までは結婚祝いなどしたことはない。
結婚という視点からいうと、「30年は短かった」というのが実感である。
女性問題でもめたことは一切ないし、夫婦の危機は一度もなかった。つくづく嫌気がさしたこともない?
     上手くいっているかどうかの自己判定は、
      20組いたら、上位の1~2番目であろう。
       「親しき仲にも礼儀あり」が、私たちの特徴である。
         お互いの世界には立ち入らないことにしている。
         海外ツアーで「あなた方が夫婦とは知らなかった。
        いつもバスから降りると別行動をしているから」
       と何回も言われた。
      現場に行けば、その世界に独り溶け込んでしまうからだ。
     それと、24時間常に隣にいることになる。
    その時、せめて一番の見せ場では独りでいた方がお互いによい。
   それだけ対象は素晴らしいが。
  一つだけ自慢がある。
 夫婦で30回近く海外ツアーに参加している人はいない。
 それだけ大変である。

 昔から「A型、長女、教養、お嬢さま、ウエット」が好みの
要素のキーワードであった。
「30年間比較的うまくいっている」のは、その要素が比較的に多かった
 ためだろう。
  それと常に対話をしてきたこともある。
   長年の「権力闘争」から、全く会話がない夫婦がいるが、
    そうなったらお終いである。

     夫婦を一生続けることは大事業というが、
      私の場合はそうは感じなかった。
       同じTvでも当たりと外れがある。
      当たれば10~15年間は全く故障ないが、外れれば2~3年で故障する。
     夫婦も同じである。
    海外ツアーで、初対面のオバサン同士が自分の連れ添いに対して、
   買った家電のように
  「私は当たり!」と嬉しそうにいっている人と、
 「そうなの、良いわね、私は大外れなの!」
 という会話を聞いたことがあるが、夫婦の仲はこんなものだろう。
 一緒に暮らしてみなくては、これだけは解らないものである。

 数年前に親戚の夫婦が70歳を過ぎて離婚をした。
ほんとうに深い人生の失敗?である。
結婚は家庭内離婚を含めると半分近く破綻をする。
 これも仕方ないことである。

 子は鎹ーカスガイというが、本当である。
  家は住まいである。「住まい」は「巣まい」が語源という。
   子供を育てるための居場所が、家庭である。
    子供が巣立てしまった家庭を英語で「何とか?」と言っていたが、
     今の我が家が、そうである。
      そこで再び二人きっりで向き合うことになる。
       そして??????
        結婚30年は、丁度その時期である。

川柳に
  [二人とも 何か欠けてて いい夫婦」
          というのがあったが、
   私らは
       [二人とも 全て欠けてて ぼけ夫婦」
            というところだ。

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2002年12月09日(月)
605,ある時間の断片-19
10月12日 1968年
8時起床。
 11時半に長岡に出発する。
  15時過ぎに帰宅。
   家はやはりよい。
    両親が帰ってくる。
     学校町と柏崎のおばも来る。
兄の三郎さんが婚約したという。
 どんな人か早く会ってみたいものだ。
  長岡の街を歩いてみる。
   街が禅寺に行っていたせいか何かよい。
    西村さん夫婦は旦那の実家に行っていたため会えず。
夜半の3時までオリンピックをみる。
 世の中も変わったものだ、小学生の頃のメルボルン大会を
  ラジオでやっと聞こえたのに。
   12年でカラーTVで見れるのは夢のようだ。

・・・・・・
2001年12月09日(日)
264,税務調査ー2

野村沙知代が脱税で逮捕された。
 悪質の為だが、それにしても実の息子に
  告発されるとは異常だ。
   国税局の査察の場合大部分が内部告発だ。
全国の会社の15㌫で経理の不正が行われているという。
 そしてあまり表ざたにならないのは、多かれ少なかれ、
  脱税が行われているからだ。
  「ことを大きくすると全てばらすぞ!」
    それがあるから、足元を見て不正をする。
国の政治家があれだけ悪い事をし、官僚もたかり放題。
 やりたくなるのも解るが、それをいちゃーおしまいである。
それにしても今まで、税務調査に入らないのもおかしい?
 野村監督も知らないではすまないはずだが、
  ここが日本の甘い体質がそのまま出ている。
うちの会社の税務調査の一年後の去年に、
 至近のホテルに税務調査が入った。
  そして一億数千万を追徴されたという。
   税務署も当社の数字を参考に、調べあげたと予想される。
    敵もさるものである。
旧約聖書に税のちょう収人が、
 かなり身分の低い人としてイヤシメられて書いてあるが、嫌われる仕事だ。
  中国に旅行した時、定年退職したばかりの税務署所員が4人できていた。
   中国の金で一万円相当を貸してやったが、帰国した新潟空港
    円が下がってると9500円を返した返した。   
    こうなると卑しいと卑下したくなる。 いや、その職業でなく人間性か!
・・・・・・・
・・・・・・・
12月9日  1968年
9時半起床。
11時45分に上野へ、正子さんを迎えに行く。
 上野の寿楽で食事をしていると、軽井沢で知り合った、
小林君と大井君でバッタリ会う。彼等と一時間話をする。
やはり方向に迷っているみたいであった。
その後、正子さんの希望で京成電鉄で「成田」へ行って、お札を納めてくる。
17時にニューオータニに着く。 姉がチェックインをした後,
18時に川崎達と会うため赤坂見附へいく。
18時20分に彼等と落ち合う。 車が四人乗りで、横浜は無理である。
以前石川と行ったレストランで食事をする。 その後、ゴーゴーバーへ行く。
赤坂見附の近くの「ムゲン」という店である。このような店で踊ったのは初めてである。
姉とその友人とも踊る。サイケ調でその世界に引きずり込まれてしまった。
その後、「アシベ」というクラブで飲む。
 遠藤周作がいた。  22時半に姉達を送っていく。