つれづれに

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今日のYoutube
http://www.youtube.com/watch?v=L0G6dcay6o0

 一昨日のシネマは「奇跡のりんご」 85点。
良き時代のファンタージー物語。 無農薬リンゴ栽培の苦労話。
試行錯誤の末、首を吊ろうと入った森の中で、一本のリンゴの木をみつける。
そこには、一切の害虫がついてなかった・・ それからヒントを得て、
畑を雑草地にしてしまう・・・  http://www.kisekinoringo.com/

 選挙だが、自民に勝ちすぎないよう、バランスからみて、「維新の党」。
ただ、石原の脳梗塞と権力ボケが気になるが、としても・・・憲法改憲は必要である。 

 
・・・・・・・・・
2005年07月21日(木)
1570, 日本壊死
       ー読書日記
この恐ろしい題名の本を書店で見て、買おうかどうか迷った。
船井幸雄氏の本は数多あるが、ほとんど読んだ事はない。
その場かぎりのいい加減なことを言っているのは私でも解る。
しかし、多くの顧客を持ち、本も出し続けているのだから何かがあるのだろう。

以前いた会社で二年間、船井総研に加入したことがある。
(30年も前のことだが)いい加減というのを、その体験上知った。
数回、この人とも一対一で話ししたことがあるが、
怪しげな生臭坊主というイメージしか残ってはいない。

たまたま、この本が図書館にあったので、丁度良いタイミングであった。
副島隆彦氏の本は図書館で数冊借りて読んでいるが、本筋は正しい。
(売らんかなのオーバーな表現が目立つが)
この二人の対談で、彼(副島)の「日本の近い将来の悲観」に対しては同感する。

船井氏の話術で、彼が言わんとするところがクローズアップしていて
解りやすい内容になっている。
アメリカ帝国主義の崩壊のシナリオから始まり、
日本がいかに駄目になったかを説いている。

具体的には
アメリカ帝国主義とロックフェラー支配の終焉、
1ドル60円時代の到来、
ユーロの台頭、
借金1000兆円国家・日本の地獄絵図、
財務省の重罪、
預金封鎖と老人税の導入の可能性、
行革が進まないワケ、
脱米入亜の可能性、
次世代国家を作る新しい人たちの登場
等々、内容は悲観的である。

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2004年07月21日(水)
1205, 実存哲学(3)ー哲学について-19
マルクス-2

マルクスの考えでは、当時の資本主義社会は歴史的に見て、対立なき社会が実現する
二つ手前の発展段階とみなした。
近代技術はますます発達を続け、失業者はますます増加すると考えた。
その結果、いわゆる一般大衆が増加、彼らはいっそう生産手段から疎外され、
ますます限られた者に生産手段が握られてしまう。その結果、数の上で圧倒的な
労働階級が資本家を打倒し、生産手段を自らの手に収めることになる。
そしてこの革命が、歴史の繰り返しを終わりに導く。この到達点に必然的に進んでいって、
いったん理想郷が実現されると、もはや弁証的でなくなる。
生産手段は万人の所有者となり、万人の利益のためにつかわれる。
マルクスは哲学そのものを否定し、「哲学者は世界をさまざまに解釈してきただけだ。
大切なのは、世界を変革することである」と断じた。
しかしその予言は実現しなかった。
それはマルクスが、一人よがりに自分の理論を科学的と思い込んだからである。
自分が生み出した社会主義を、「科学的社会主義」とよび、これが説得力があったため
マルクス主義者がただのマルクスの個人的意見を「絶対的な事実」と考えてしまった。
彼らは未来の社会の姿を科学的に予測できると主張、自分たちが未来の側に立っていると盲信してしまった。
その結果「歴史がわれわれの側にある」がマルクス主義者の口ぐせになってしまい、
敵はみな、「歴史のごみ」として捨て去られるものと信じてしまった。
この考えが、20世紀に共産圏を中心として大虐殺を引き起こしてしまった。
ソ連や中国では、数千万の大虐殺が生じた。
また現在の北朝鮮の不可解な体制は、このような考えの背景があるからだ。
当時、彼の思想は短期間に世界に大きな影響を及ぼした。
これほど一時期に大きな影響を世界に与えた思想は歴史上なかった。
1883年に、亡くなってからわずか70年で、世界の3分の1がマルクス主義の国家体制に
なってしまた。それは驚くべきことであり、それが歴史に残る大失敗であった。
芸術にたいしても、その真の役割は社会を批判をすることであると主張した。
芸術は革命の一つの道具とみなしたのだ。その結果、多くの芸術家がその影響を受けてしまった。
サルトルピカソなどは、その最たる人である。
現在でも多くの国で、その体制が残っているが、独裁の一種の建前として使われているにすぎない。
一度手にした権力を人間は、決して国家人民の為には使わない動物であることを
見落としていた。これほど理想と現実の差がある思想も過去になかった。

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2003年07月21日(月)
838, アメリカの世界戦略を知らない日本人
  ー読書日記ー「イラク戦」後、時代はこう動く
ー感想文ー
 新たなる世界大戦の序幕が切って落とされた。中東、北朝鮮、中国、そして日本は…。
ブッシュ政権要人の肉声から読み解く驚愕のシナリオをシビアに書いてある本だ。
この本を読んでいると、今の世界の流れの一部が見える錯覚?に陥ってしまう。
日高義樹はNHK記者時代を通じ、アメリカの専門家として有名で、その著書も数多く出版されてる。
この本は、イラクへの武力攻撃が懸念される2月始めに出版されたものだが、
先日、図書館で借りてきて一気に読んでしまった。主軸通貨を利用して、ドルと国債を世界にばら撒いて
物資を集めてくれば良いのだから、やはり帝国主義そのものでしかない。
特に日本はいまだに属国から抜け出ることができない。そして、紙切れー国債を押し付けられている状態だ。
今までは、毒饅頭ー大衆消費社会ーを与えられ、骨抜きをさせられた。ソ連よりはズットましだっただろうが。
ー印象に残ってところを抜粋してみる
・ヨーロッパは終焉してしまった。
 一見「EUの発足」で力の統合が始まったように見えるが
・中国は恐れるに足りない。いずれ分裂するとみている。
・日本の平和主義は終わった。
 ー日本が核武装をしようがしまいがどうでもよい。
イラク戦争アメリカの狙いは中東石油支配。
 ーこれは時間が経てばたつほど露骨に現れてくるだろう。
 
ーさらに詳細に抜粋すると
・9月11日の同時多発テロ以来アメリカは変わった。
「冷戦後の世界で、一番先に変わるのがアメリカであり、
他国に先駆けて変化するのがアメリカの特徴である」という。
 自発的に変化することを苦手にしているのが日本であり、憲法改正
有事法制も先送りしながら日米安全保障条約だけを頼りにしている。
北朝鮮の脅威が現実のものとなった以上、「アメリカが助けてくれる」
ことを期待を込めて信じるだけでは、国として無責任すぎる。
北朝鮮拉致事件も、見方を変えれば、宣戦布告なき戦争であり、
日本は国民の生命と財産も守れない国ということになる。
日本も今までのように安穏としてはおれず、現実的な選択を迫られている。
・第4次世界大戦”に、既に突入した(第3次大戦は米ソの冷戦)。
 それはアメリカなどの民主主義を奉ずる先進諸国とテロリストの国や組織との戦争。
 今までの戦争とは全く異なり、ITや大型輸送機を駆使し、
 少ない人員で遠隔地まで直接効率的且つ破壊力に富んだ攻撃を可能な戦争になる。
 ーその第一幕が今行われているイラク戦。
・ついで起きるのが2005年頃と考えられる北朝鮮との戦い。
 このとき北朝鮮は日本を人質にとってアメリカと交渉しようとする可能性は大きい。
 ブッシュは“悪”とは決して妥協しようとしないから北朝鮮は日本攻撃に追い込まれる
 可能性がある。その際、日本が当然アメリカが守ってくれると期待するのは甘い。
・冷戦の終了と共に日本はアメリカにとって重要性を失っている。 
 後は日本の古い金融体制を不良債権整理と共に破産させてのっとることくらいが関心事。
 資金の裏打ちの無い“強いドル”を維持するために日本の円を自由にして
 取り込もうとしている。
・日本は拉致問題について、北朝鮮に特殊工作部隊を送り込んで、
 工作員を捕虜にしてくるとか、テポドン基地を爆撃するなどの、
 「自らの主権を自ら戦って守る」姿勢を示さなくてはならない。
 今のままではアメリカのみならず世界から相手にされなくなる。
・ヨーロッパ及びロシアはアメリカが中東の石油を支配することで
 自分たちの既得権益を失うことから戦争に反対したが、
 彼らは既に二流国ですら無くなっている。
 そんなヨーロッパに投資する日本は情勢を読めていない。
・第4次大戦の終幕はアメリカ対中国であるが、アメリカは中国の“脅威”について、
 軍備を始め殆ど歯牙にもかけていない。
 台湾の処遇をきっかけにして中国を滅ぼすことも考えられる。
 冷戦が終って、やれこれで平和が訪れた、などと考えた国や人はおめでたいにも程がある。
・日本人は国際連合を世界の中立的な裁定機関であると捉えがちですが、
 アメリカはそれほど神聖なるものとは思っておらず、むしろ国家こそが、
 最高の意思決定機関だということです。
 従って、国連決議を粛々と遵守しなければならないのでは、と考えるのが日本人、
 決議なんてこちらからのプロポーザルでどうにでもなる、
 と思っているのがアメリカということ。
 この度のイラク攻撃に関する一連の動きを見ているとなるほどと頷けます。
 
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2001年07月21日(土)
[82] 人生がモチーフの公園
なんとその公園のモチーフが人生!であった。
広大な公園の中央に建つ塔に、時計の刻印のように12のそれぞれの複数の像。
「赤ちゃん、幼児、少年期、青年期、・・老人期そして死」と像が、その時期を
象徴して表現してあった。その中央に死体の山。人生をリアルにそのままずばり表現してある。
その周辺にそれぞれの人生の哀歓の像が立ち並ぶ! 何故誰もが考えつかなかったのか、
今まで見た公園で一番印象的と言ってよい。さすが北欧と感心させられた。
このような思いもよらない現物に突然出会うのが、旅行の醍醐味である。