2012年の長岡花火
今日のYouTube
http://www.youtube.com/watch?v=vMCEvzE9XzY&feature=fvwrel
今日の長岡花火はネットをコピーしたもの。
こういうのを見ると、数枚だけ記念に撮って自分の目に焼き付けておいたほうがよい。
3045,会津八一の 学規
2009年08月06日(木)
会津八一は「学規」を作成し、 自ら及び教え子達の範とした。
ふかくこの生を愛すへし
かへりみて己を知るへし
学芸を以て性を養うへし
日々新面目あるへし
ー 十四ヶ条 ー
1 感情を以ってうたふこと。
2 真に内心から湧き上がる感情無きときは、漫然として歌を作らんと思わざるべきこと。
3 世才・文才・常識、そんなものでは、自分も感動してをるにあらず。それを以て他人を動かし得ざること当然なり。
4 感情を単純化してうたふべし。
5 表現も単純にして直裁なるを尚ぶ。徒に曲折せるは、真情の流露をさまたぐ。
6 詞句の曲折は初学の能くなし得るところにあらざるも、老熟してこれを自在になし得るとも、
真情の枯渇し居らば、かへりて厭うべきなり。
7 用語は常人の耳に遠からざるものをよしとす。ろくろく学問を精しからぬ者が専門家振りて、
古語歌謡といふようなるものを襲用するは、最も厭うべきことなり。
古語を用ふるは、やむを得ざる時にのみ限りて許さるべし。
8 散文にていふに如かざることを歌として歌ふは、根本的に心得ちがいなり。
9 和歌は我国のみにあれども、詩歌は如何なる民族にもあり。和歌はその一種なりと知るべし。
我国の歌人なかまにあらざれば解しがたき如きことを、詩歌の本道とも本質とも認めがたし。
外国語に翻訳しても、その国の人々によりてたやすく解せらるるやうにてありたし。
10 従って、その辺の歌集をのみひもどき居りて、それで勉強したりとおもふは不心得なり。
ひろく世界古今の詩歌を味ひみるべし。
11 いやしくも歌を作るは容易にあらず。うかうかと濫作して、よき歌の出来んことを希ふは無理なり。
一方心境を練り詩歌を弘むるとともに、真に感興の内に催すをまちて、精細を傾けて歌ひ出すべし。
12 要するに作歌は、天才と人力とをまちて、しかも精進して初めて為し得るのみ、漫然たる態度にてたづさはるべきにあらず。
14 書外は工夫をつみて悟得せらるべし。
~~
八一は新潟の人で名前は以前より知っていたが、 これだけ含蓄のある学規があったことを知らなかった。
これまでの生き方で、甘さを痛烈に批判された気分である。
特に、「・ふかくこの生を愛すへし ・かへりみて己を知るへし ・学芸を以て性を養うへし ・日々新面目あるへし」は、
この年齢になったからこそ分かるところがある。更に十四ヶ条も、これは作歌の道だけでなく、人生の生き方に通じる。
http://www.youtube.com/watch?v=vMCEvzE9XzY&feature=fvwrel
今日の長岡花火はネットをコピーしたもの。
こういうのを見ると、数枚だけ記念に撮って自分の目に焼き付けておいたほうがよい。
3045,会津八一の 学規
2009年08月06日(木)
会津八一は「学規」を作成し、 自ら及び教え子達の範とした。
ふかくこの生を愛すへし
かへりみて己を知るへし
学芸を以て性を養うへし
日々新面目あるへし
ー 十四ヶ条 ー
1 感情を以ってうたふこと。
2 真に内心から湧き上がる感情無きときは、漫然として歌を作らんと思わざるべきこと。
3 世才・文才・常識、そんなものでは、自分も感動してをるにあらず。それを以て他人を動かし得ざること当然なり。
4 感情を単純化してうたふべし。
5 表現も単純にして直裁なるを尚ぶ。徒に曲折せるは、真情の流露をさまたぐ。
6 詞句の曲折は初学の能くなし得るところにあらざるも、老熟してこれを自在になし得るとも、
真情の枯渇し居らば、かへりて厭うべきなり。
7 用語は常人の耳に遠からざるものをよしとす。ろくろく学問を精しからぬ者が専門家振りて、
古語歌謡といふようなるものを襲用するは、最も厭うべきことなり。
古語を用ふるは、やむを得ざる時にのみ限りて許さるべし。
8 散文にていふに如かざることを歌として歌ふは、根本的に心得ちがいなり。
9 和歌は我国のみにあれども、詩歌は如何なる民族にもあり。和歌はその一種なりと知るべし。
我国の歌人なかまにあらざれば解しがたき如きことを、詩歌の本道とも本質とも認めがたし。
外国語に翻訳しても、その国の人々によりてたやすく解せらるるやうにてありたし。
10 従って、その辺の歌集をのみひもどき居りて、それで勉強したりとおもふは不心得なり。
ひろく世界古今の詩歌を味ひみるべし。
11 いやしくも歌を作るは容易にあらず。うかうかと濫作して、よき歌の出来んことを希ふは無理なり。
一方心境を練り詩歌を弘むるとともに、真に感興の内に催すをまちて、精細を傾けて歌ひ出すべし。
12 要するに作歌は、天才と人力とをまちて、しかも精進して初めて為し得るのみ、漫然たる態度にてたづさはるべきにあらず。
14 書外は工夫をつみて悟得せらるべし。
~~
八一は新潟の人で名前は以前より知っていたが、 これだけ含蓄のある学規があったことを知らなかった。
これまでの生き方で、甘さを痛烈に批判された気分である。
特に、「・ふかくこの生を愛すへし ・かへりみて己を知るへし ・学芸を以て性を養うへし ・日々新面目あるへし」は、
この年齢になったからこそ分かるところがある。更に十四ヶ条も、これは作歌の道だけでなく、人生の生き方に通じる。