つれづれに

  
  あるHPにあった内容をコピーしておきました。


* アメリカが認めた日本の領土としての尖閣諸島

クリントン国務長官と前原外務大臣との会合で、クリントン国務長官は『尖閣諸島日米安保が適用される』と発言し、中国の『尖閣諸島は中国の領土である』との主張を否定しています。

この『安保条約が適用される』という発言は非常に重く、仮に中国軍・台湾軍が尖閣諸島に上陸し、日本の自衛隊が攻撃された場合、米軍が表に出ていくという意思表示をしたことになるからです。

今、起こっています事態は【沖縄】、【九州】を中国が支配するのか、日本(米国)が支配するのか、という次元の話であり、単なる島の問題ではありません。

中国はこのブログで指摘しました通り、『日本人4人拘束』、『レアアース輸出停止』を行ってきていますが、中国人旅行者引き揚げという事態には踏み込んでいません。

なぜなら、これを発動すれば、中国人が黙っていないからです。
『なぜ政府の指示でせっかく日本に来て楽しんでいるのを邪魔されなくてはいけないのか』となるからです。
今の中国人、特に富裕層は実益で動くものが多く、なんで政府の指示に従わなくてはいけないのか、となっているのです。
下手をしますと、中国人の中国政府批判に火がつくこともあり得、温家宝首相の国連総会での演説時の表情は青ざめていましたが、ここまで事態をこじらせた以上、解任も視野に入れられているはずだからです。

今後考えられるシナリオは複雑になりますが、中国側が事態の収拾に温家宝首相の首を差し出してくれば、日本側は丹羽中国大使の解任で応じることになるのがベストな対応になります。

中国側は事態を複雑にした責任をとって温家宝首相を健康上の理由で辞任(解任)させ、日本側は適切な対応を取らなかった責任で丹羽大使を健康上の理由で呼び戻し、そのまま辞任させるというのが外交上双方が最もダメージの少ない解決方法になりますが、はたして胡錦濤国家主席が決断をするかどうか。

また、人民解放軍がどのような動きをするのかによって事態は変わります。
仮に人民解放軍が動けば、自衛隊・米軍も動きます。
これに台湾軍も動けば、三つ巴の戦いになりますので、収拾がつかなくなり、日本・台湾・中国が引くに引けない対立関係に陥り、報復合戦がさらにエスカレートすることもあり得ます。

ただ、胡錦濤国家主席は次期首相筆頭候補と言われています「王岐山」氏を日本・米国側との交渉人にして水面下で交渉をしているはずであり、ニューヨークで解決策がまとまるかもしれません。

それにしましても拘束されましたフジタ社員の4人の危機感のなさは救いようがありません。
4人は会社命令で遺棄兵器現場視察に行ったのでしょうが、この時期に動けばどのような事態になるか、わかったはずであり、もし会社側に危機意識があれば中国での活動は自粛しているはずです。

また、いまだに多くの日本人が中国に行っていますが、中国人の公安警察がホテルで旅行者の荷物に麻薬を入れて、空港で捕まえることも可能であり、危機意識があれば中国へはとてもいけません。
石原東京都知事が中国への訪問を取りやめたのもうなづけます。

準戦争状態になってきている今、中国への訪問は問題が解決するまで、取りやめるべきだといえます。