* 甘利経済相の汚職問題、これ、おかしくないか?
 明らかにアメリカとのTPP交渉で宗主国の尾っぽを踏んだ見返りの
謀略? たまたま、日曜の夜に放映された冷戦時代のCIAとKGBの謀略の
秘密映像の録画を、昨日、見たが、時もぴったり。見せしめのための計画? 
甘利というだけ、‘あまり’にも無防備。
   * 腰痛をおしての除雪作業2時間!
 積雪が1mあり、一昨日、スポーツジムに出かけようとしたが、
駐車場の出入口は除雪をしないと、外出は無理。そこで、ジムのトレーニン
替わりの除雪と割切ることにした。 除雪も結構、面白いが、しかし腰痛には
要注意い! 仕方がない、痛むなら痛めと、恐々始めた。道路の除雪した雪が、
幅7〜8mはある駐車場の出入り口に1m以上もあるため、除雪に2時間を
要した。その後、出入りに余裕をもたせるため、あと1時間は、要すると判明。
 腰痛もあり、かって2時間の除雪経験は初めて。昨日あたりに腰痛が出る
のでは、と不安だったが、今のところ大丈夫。 ヨガと、エアロビの効果が
あったのか。 元もと腰痛は、昭和38年の「長岡三八豪雪」で、長岡高校の
校舎の除雪で痛めたもの。 
 ところで、昨日、ジムへの道すがらユックリと運転したが、雪道は凸凹で、
後でみたら、後部に擦った傷跡がシッカリあった。気をつけても、つくのはつく。
   * 70からは、診療負担が2割に減額
 新しい健康保険証が送られてきた。70歳からの診療負担が3割から
2割負担に減額と、あった。ただ、それだけの話だが、切替日が今月末、
「週末の歯科の予約、来週に変更すれば一割御得!」と、家内が睨む。

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5066,閑話小題 〜何気ない一日の使い方
2015年01月27日(火)
   * つれづれに ー何気ない一日の使い方
 ― ご隠居生活に入って、あと二ヶ月で4年になる。家内は専業主婦歴42年。
 その生態が見えてくる。毎日のように、医院、スポーツジム、お友達とお茶、
 スーパーやショッピングセンターに外出。ふと姿が見えないと、200m先の
 スーパーに夕方の値下げ品を探しに出かけている。こういう隙間時間の使い
 方は、私の10倍以上のキャリアが成せる技。とにかく足が軽い。
 で、昨日も、一昨日に続いて、年二回の恒例の乗り放題の格安切符で東京に! 
 昨日は、孫の顔をみて、予めネットで調べていたホットスポットを回った後、
 大宮まで長野新幹線に乗って、上越新幹線に乗り換えて帰ってきたという。
 やはり乗っている人種?が上越新幹線と、ちょっと違うとか。東京の名所は、
 どこもかしこも外国人だらけ!というのは、この数年で入国者が二倍になった
 から、そうだろうが。ところで、ご隠居生活は社会からのドロップアウト
 元もとアウトサイダーを標榜していたので、疎外感とか、戸惑いは殆どない。
 日常の生活習慣を決め、大方、その通りに、こなしているからである。
 読書と、ネットで、知らない事を知る時間があるのが良い。
 ― 20時過ぎに就寝し、夜半の0〜1時に目が覚め、4時位まで、顕在意識と、
 潜在意識が混濁した半睡状態の中にいるが、これは機中の座席の時間帯と
 同じような感覚だが、濃さが薄い。 最近、週に4回はSJでヨガで、
 死体のポーズを、最後の5分間していることも、その時間帯の意識に影響を
 しているのだろか。死体になったつもりで宇宙を漂うポーズ。
 ― 最近になって、当り前のことが、当り前に思えるようなってきた。
 思い込みの深さと、その軽さの自覚? 最後の結果が、格好が悪かった
 ことが、多くの気づきを喚起してくれているようだ。逆に言えば、大方は、
 その自覚を経験していない。だから、それが面白い。
 思い込みの深さと、その軽さの自覚のなさ! 
 ― ちなみの思うことは、両親の有難さ。これだけで、充分に
 生まれてきて良かったと実感できる。八人兄姉の末っ子で、孫のような
 感覚だったのだろう。とにかく、優しかった。現在、小中学校の同級生を
 思いやると、芸者置屋の子、戦災で孤児になってお寺の養子とか、
 継母のためヒネタ子や、小さな居酒屋の2Fに住んでいた子とか、戦争
 の爪あとが、そのまま子供を直撃していた。それにしても、貧しかった。
  〜6年前の同月同日分を見たら、偶然だが、以下の内容があった。
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2854, 格差世襲  −2
2009年01月27日(火)
リッチ層・貧乏層アンケートの質問と、結果がシビアである。
・特に教育方針に違いが表れている。
「教育費に関しては負担を惜しむつもりはない」と高いレベルの教育を望む
リッチ層に対して貧乏父さんは「人に迷惑をかけない子なら成績は二の次でよい」
「進路は本人の希望を優先したい」という。 自分の5年先も見えないのに、
子どもに十年先のため、勉強しろといえないから、こういう答えになる。 
(字数制限のためカット 2012年1月27日)
――
2853, 格差世襲  −1
2009年01月26日(月)
ー 貧困とは溜めのない状態 ー
格差について、一昨年の今時分に(2007年01月25日(木)
階級社会ー不平等社会を考える)で取り上げたことがある。
他にも読書日記で幾つかの本を取り上げた。 ところが先日、図書館で、
半年前の08年8月30日号の「週間ダイヤモンド」を見つけた。
 ー「下流」の子は下流? 格差世襲 ー の特集である。
 (字数制限のためカット 2016年1月27日)
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4701,閑話小題 ー夕方がいちばん楽しめるとき!
2014年01月27日(月)
  * 残照の中で! 「日の名残りカズオイシグロ
<2167, 「日の名残り」読書日記 2007/03/10 >の、
 老執事が旅先の最後の日、桟橋で見知らずの老人と話す場面がよい!
「なあ、あんた、わしはあんたの言うことが全部理解できているかどうかわからん。
だが、わしに言わせれば、あんたの態度は間違っているよ。いいかい、いつも後ろ
を振り返っていちゃいかんのだ。後ろばかり向いているから、気が滅入るんだよ。
何だって?昔ほど仕事ができない?みんな同じさ。いつかは休むときくるんだよ。
わしを見てごらん。引退してから、楽しくて仕方がない。そりゃ、あんたも
わしも、必ずしも若いといえんが、それでも前をみなくちゃいかん」
 その時だったと存じます。男がこう言ったのはー
「人生、楽しまなくちゃ。夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。足を伸ばして、
のんびりするさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらん。
夕方がいちばん一日でいい時間だって言うよ」 男が立ち去ってから20分ほど
になります。私はここに残り、いまの瞬間を ー桟橋のあかりが点燈するのをー 
待ってました。~~(-。-;)y-~~. さきほど申し上げましたが、楽しみを求めて
この桟橋に集まってきた人たちが、点燈の瞬間に大きな歓声をあげました。
その様子をみていると、先ほどの男の言葉の正しさが実感されます。たしかに、
多くの人々にとりまして、夕方は一日でいちばん楽しめる時間かもしれません。
では、後ろを振り返ってばかりいるのをやめ、もっと前向きになって、残された
時間を最大限楽しめという男の忠告にも、同様の真実が含まれているのでしょうか。  
 ――                              
「品格の有無を決定するものは、みずからの職業的あり方を貫き、それに耐える
能力だと言えるのではありますまいか。並みの執事は、ほんの少し挑発された
だけで職業的あり方を投げ捨て、個人的なあり方に逃げ込みます。そのような人
にとって執事であることはパントマイムを演じているのと変わりません。
ちょっと動揺する。ちょっとつまずく。すると、たちまちうわべが剥がれ落ち、
中の演技者がむき出しになるのです。偉大な執事が偉大なるゆえんは、みずからの
職業的あり方に常住し、最後の最後までそこに踏みとどまれることでしょう。
外部の出来事には ーそれがどれほど意外でも、おそろしくとも、腹立たしく
とも、動じません。偉大な執事は、紳士がスーツを着るようにー 執事職を
身にまといます。公衆の面前でそれを脱ぎ捨てるようなことは、たとえごろつき
相手でも、どんな苦境に陥ったときでも、絶対にしません。それを脱ぐのは、
自ら脱ごうと思ったとき意外にはなく、それは自分が完全に一人のときに
限られます。まさに『品格』の問題なのです。」
▼ これを書いた7年前と、色いろあった現在では、味わいが違っている。 
 御隠居生活という夕方では、前向きな気持ちで、残された時間を最大限
楽しむこと。私のように、最後は、この様な終り方で、うわべが剥げ落ち、
中の演技者の生の私がむき出しになった状態でも、楽しみだけは充分ある。 
自分に誠実にあることしか頼るすべなく、独り立ち竦み、残照で世界を眺め
直し、湧き出てきたきた言葉は?  肯定、肯定、絶対肯定。
そして、人生万歳! である。 ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪ 
ヾ(_ _)ノ モヒトツ ヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪ <ー kryaΣ(´д ` メ)アホダー!!
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4334, 自殺者増加の意外な要因
2013年01月27日(日)
 昨日の朝日新聞に「自殺者増加の意外な要因」のレポートがあった。
去年11月に高校の同級会メンバーが自殺の知らせが入った。何か身につまされる
思いであった。自殺については何度か、ここで書いてきた。これから年々、歳を
重ねるに従い身も心も弱り、重くなっていき、眠るように消滅したいという
隠れた願望が膨らむのだろう。世界保健機構によると、日本の自殺率は先進国で、
ロシア、韓国についで、世界三位という。豊かさからいっても多すぎる。 
自殺者の9割が該当するうつ病アルコール依存症統合失調症などの精神疾患
身体的障害、過去のトラウマ、失業や経済的損失、親しい人の死亡などへの
介入が、その防止につながる。
  ーこの記事をまとめるとー
○ 女性より男性、既婚者より未婚・離別者、有職者より無職者が自殺が高い。
○ 中高年で離別した無職男性と、同年代の既婚有職者とでは、約100倍の差。
○ 男性より女性の方が、自殺者が低いのは、世界共通。
○ 男女とも自殺手段で多いのは首つり。だが女性は、薬物や自傷行為などが多く、
  首つりは男性の三分の一。自殺未遂は女性の方が多く、躊躇がみられる。
○ 都道府県別にみると、ワースト1位が秋田、2位が岩手、3位が新潟と宮崎、
  5位が沖縄。少ないのが1位が奈良、2位が福井、3位が徳島。これらの
  共通点は大都会でないことと、飲酒量も関係。飲むと衝動が高くなる。 
  また県民性もある。
○ 意外なのは、急傾斜地の地区の自殺率が高いこと。これは、上り下りの労力と
  不安定な立地が関係している? ここで、5つの自殺予防因子をあげている。 
  ゆるやかな繋がりをもった、▽排他傾向が小さい、▽援助を求めることに
  抵抗の少ない、▽「どうせ自分なんて」と思わないですむ、▽本質を見て人を
  評価するー住民気質が、必要。
▼ 私の身近でも自殺者が何人かいた。私も青年期に、スーッと梁に紐をかけて
 首を吊りそうになったことがあった。さほど死にたいとは思ってではない。
目の前の挫折が、そうさせたというより、死神に数秒、頭が占領された感である。
後にも先にも、こんな経験は無かった。人生は生きていればこそ、こんなに
多くの面白い体験が出来るのである。5つの自殺予防因子といえば、この5つを
兼ね備えている人が8割に思えるのは、どうしてだろう。
≪ 目先の現象に全てのエネルギーを奪われ、生きる本質を忘れ、同類の排他
 傾向の小さな階級社会で、「どうせ自分なんて」と思い悩んで、その世界から
一歩外れた世界に出て交流の出来ない人 ≫ といえば・・ 全ての人? 要は、
自立の問題!こんなに地球は面白いところなのに、何もしている、この人たち! 
まて、自分も? なら、「一日一生」で生きるしかない。
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3959, 閑話小題
2012年01月27日(金)
  * マイウェイ
 マイウェイのHPの内容を見ると、韓国映画で、日本に対する偏見が強いが
面白そうだったので、ダメ元と見ることにした。それが面白い。 自分が、
あたかも戦場にいるような錯覚をしてしまうほど臨場感がある。その上、日中
戦線、独ソ戦線、ノルマンディ上陸の場面も圧倒的な戦闘場面の連続。
またシベリアの抑留の凄惨な実態をシニカルに表現していた。
この映画を本当に韓国がつくったのか、ハリウッド映画ではないかと調べたら、
やはり韓国産。ただ驚きである。ノルマンディのドイツ捕虜の中に一人の東洋人
がいた。その男は朝鮮人で、日本兵ソ連兵、ドイツ兵として闘い、最後に
奇跡的に連合軍の捕虜として捕まった経過の設定である。 それにしても、
凄惨で、リアルで、目を背けたくなる物語だが、何故か奇跡的に助かる。 
当時の日本兵朝鮮人に対する蔑視は、彼らからみて現在でも忘れることが
出来ない屈辱感は、この映画から垣間見ることができる。戦場での人間の露な
動物的な生存に対する希求と友情が滲み出ていた。戦争は避けるべきである。 
何時も思うが、シネマがデジタル技術で格段に面白くなった。
あれだけの場面を次々と壮大かつリアルに表現できるものと感心する。
そうこう考えると丁度良い時代に日本に生まれたと、ただ感謝。
  * ペルシャ湾が危ない ーイスラエルにとって原子炉攻撃のチャンス
 この時期に、イランから欧州の原油禁止に対してペルシャ湾のホルムス海峡
閉鎖を警告していたが、もし実際に閉鎖の事態で一番、影響を受けるのが日本。 
原油の輸入総量の82パーセントが、ストップするという。その場合、米英、
欧州が即座に攻撃を仕掛け一ヶ月で決着が目安。 国内には半年の備蓄がある
ので大丈夫だろうという楽観論もあるが、短期間に決着しないで原油の不足と
高騰が続くと日本経済は大打撃を受けることになる。それも原発の大部分が
停止している現在、非常に際どい事態になる。とはいえ、アメリカも金融恐慌
のさなか、これ以上の出費は出来ない事情もある。しかしホルムズ海峡の閉鎖は
別次元である。イスラエルにとっては原子力施設の攻撃の絶好の機会。 
逆に先手爆撃の絶好のチャンスである。 この数百年に一度の大断層の時期に
何が起きても不思議ではない。 アラブにとっても、吹き荒れている動乱の目を
ペルシャ湾に向け、その間に、弾圧する機会になる。そうこう考えると、
ユーロ危機も重ね合わせて日々、際どくなっている。
それに対し、日本の政局は内輪もめで、低次元。
・・・・・・・・
3594, 教養とは何か?
2011年01月27日(木)
 これまで、何回か教養について書いてきた。一番に納得したのは
「18歳までに洗脳された思い込みから自由になるための知識と経験の蓄積」。 
塩野七生著の「生き方の演習」の中に次のような一節があった。これも面白い。
  「生き方の演習」 塩野七生著 P−45
≪ 立花隆さんが東大で「東大法学部の学生は教養がない」と言ったら、
 法学部の学生たちが、「先生、教養とは何ですか」と問い返したそうで、
それに怒って、彼の考える教養とは何かを『文藝春秋』にかいたんです。
立花隆さんは私の友人でもあり、たいへんに尊敬しておりますが、やはり考えが
違う時は違う。彼は「教養はまず役に立たないものである」と言っていますが、
これは、私に言わせると十九世紀的な教養の概念だと思うんです。十九世紀と
いうのは、ヨーロッパの有産階級ができ上がった時期。その人たちは有産階級
ですから、お金があって、家もあった。働く働かないにかかわらず裕福だった
わけです。そういう人たちが、「教養は役に立たないものである。しかし、
教養は大切である」っていうことを言っていたわけです。けれど、私の関心の的
である、それよりも以前のヨーロッパへ行きますと、そうではないんです。
たとえば、ルネサンス時代には、教養というものは役ところが、ルネサンス
時代は、専門の技術だけではだめだったんです。当時、フィレンツェでとくに
盛んだったのが工房でした。ミケランジェロもそこで修業しているし、
レオナルド・ダ・ヴィンチも工房の出身です。だけど、その工房では、ひとつ
だけを専門にやっていたのではだめなんです。そういう人は助手の助手の助手
ぐらいの地位に甘んじるしかなかった。彫刻家であっても、画家などの仕事にも
通じていることが要求されたんです。というのも、彫刻でも、画家的な視点で
人間を見れば、また別の見方ができると考えたわけ。・・つまり彫刻では、
建築家は、彫金家ではどんなふうにするか、とすべてを押さえると、今度、
絵を描く時、それまでと違った絵か描けると、彼らは思ったわけです。
そういうルネッサンス時代の教養が、教養の原点だろうと考えるのです。
▼ 一つ穴を深く掘ろうとしたら、穴そのものを大きくするか、それなりの技術
 と道具が必要になる。ダ・ヴィンチが、あらゆる分野に精通していたのは有名
だが・・ 地球に何をするため生まれてきたか?の問いに、「世界を知るため、
その人しか創れないものを創ること、そして子孫を残すこと」と答えが出るが、
「その人しか残せないものを残したとしても、千年、一万年単位でみれば、
泡でしかない。それを悟ることが教養」が、今日の落ち!