『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * ドーキンスの『神は妄想である』
 ランダムに、印象の強い順に取り上げてみる。ここで、ドーキンスの「神の定義」が、
簡潔に書かれている。何か現時点の私の考えそのままと思わせられる内容。自然界の、
動植物の美しさは誰が創ったか? 自分自身に起こる因果応報のリアルさは、
神が与えたのでは?とか、いま、ここにある自分という存在の不思議さ等々、
考えるほど不思議なことばかり。 ーまずは、その一節からー
≪ リチャード・ドーキンス『神は妄想である』は、無神論を説く本というより、
 神の存在を信ずる有神論者に対する激しい批判の書。一口に神といっても、さまざまな神
がいるから、まず定義が必要になる。ドーキンスは単なる宇宙創造神を信じる人にはあまり
目くじらを立てない。ドーキンスがはっきり否認するのは、創造されたあとも被造物の
その後の運命をいまだに監視し、影響を及ぼすような超自然的存在。 「人の祈りに応え」
たり、人の罪を赦したり罰したりするなど、主体的意図的に行動する神。奇跡を行うことで
世界に干渉する神。人間のすることや考えることを常にウォッチしてそれに対応して行動
する全知全能の人格神。ドーキンスが信じるのは「存在するものの整然たる調和のなかに
自らを現している神であり、人間の運命や所業に関心をもつ神ではない」という
アインシュタインの神。 あるいは、「もし〈神〉という言葉によって、宇宙を支配する
一連の物理法則を意味するのであれば、そのような神は明らかに存在する。
この神は情緒的な満足感を与えてくれるものではない」という、カール・セーガンの神。
 要するに、ドーキンスは汎神論的な神ないし、理神論的な神は認める。
しかし、「ここに、悪く書くことをいっさい許されない一つの考え、ないし概念がある。
けっして許されないのだ。なにゆえに? ――許されていないから許されないのだ!」
というような盲目的信仰には激しく反発する。 ・・≫
▼ 共同幻想などと、格好よいものでなく、妄想というところがよい。所詮は、全てが
 夢幻でしかない。死んでしまえば3日も経てば、300年前に死んだのと同じことになる。
としても、知識を持ってしまった猿は、自他とも、共同幻想でコントロールをするしかない。
せめて、自分だけは汎神論を持って、自然界を走り回りたいもの。で、出会うのは神秘的神?
 偶然だが、3年前の 3917, 精神力ーその偉大な力 ー7 <2011年12月16日(金)>
「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 * 『まず相手を許すこと、そして自分自身を
許すこと』に続く!と、7年前の<2007年12月16日(日) 2447, 四四太郎の霊日記>に続く。
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4657, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々 ー2
2013年12月16日(月)
* ゴミ箱のネズミとカラス
 古ビルは、どんなに安くとも買うものではない。それなりでしかないからだ。
まず内臓(設備)が腐りかけて、メンナンスのコストと、交換が莫大にかかる。
一般的に建物の撤去コストを土地相場の総額から差し引いた更地値で売りに出される
ため、一見、格安と勘違いをする。そのことが長期物件投資の経験が少ないと分からない。 
バブル時に古ビルで大損をした経験があるからこそ分かった知識。それに税制の問題がある。
テナント率の低下で物件価値が下がっても、税金は下がらない。日本のビル建設の償却は、
実態の価値下落とかけ離れていて、所有者にとって絶対的に不利。
それがランニングコストを押し上げる。(逆もあるが)これが大きい。知らないことは罪悪。
その無知のお陰で、このザマ。「万一の備えが長期投資の絶対条件!」 バブルになると、
それが見えなくなる。10年前になるが、新潟駅前の古ビルを買いまくっていた人がいた・・ 
本体に火がついた今、どうなったことか?ところで、私が手がけた六棟のビルは、
売出と同時に即売。設計段階から、転用を前提につくってあった。
・これは西武鉄道堤義明が著書で「私が手がけたホテルは、全て事務所に転用可能」
 と述べていたのをヒントに、
・私の父親からは「ビルは長期物件、時代の変化に対応できる基本設計にすること」
 と教わっており、
設計事務所の当時社長のビル建設の基本が、「ビル設計は神の代行」の理念が
 建物に入っていたことで、再利用しやすい建物のため。 
話を元に戻すと、山の中腹からみえる津波本体の到来を前にした海辺の人が、何とも気の毒。
ある日突然、株式か国債の暴落から始まるが、それまでは小春日和がつづく。
純資産10億以上の金持の多くは、既に外国に資産避難を終了とか。何処かのゴミ箱では
カラスとネズミが長閑に戯れている。国が滅ぶとは、こういうこと。あとは素ウドンを啜り
ながらの楽しい東京オリンピックが待っている! 丁度、後期高齢者だが、元気かどうか? 
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4292, 閑話小題 ーつれづれに、今日、選挙!
2012年12月16日(日)
   * 今日、衆院選
 今回の選挙ほど見ている分に興味深い選挙はない。この国難といえる問題山積の中、
結果が大きく将来を左右するからだ。終戦から67年、今だにアメリカに実質に占拠
されている状態。この間、国民が借物の民主主義で骨抜きにされてしまった。
この世界的大変動の中で待ったなしで新憲法をつくりかえる時節になった。 
明らかに民主党は、この三年間で方向を誤った。しかし自民党は、それ以前に日本を
大きく弱体化させた張本人。県内の自民党女性候補が何と「人からコンクリートへ!」
と絶叫していたのを聞き耳を疑った。 彼らに票を与えすぎると地震対策という御題目で、
ゼネコンマフィアと組んで、建設国債を発行させ無制限に公共投資をしてくる。
彼らの景気対策は、それしか考えられない。どっちらに転んでも、救いようがないなら、
最後の饗宴をするのも分からないでもない。 ところで、私のスタンスは、
改憲、消費税増税、国会議大幅員削減、原発の現状維持、原爆保持、以上が賛成。
インフレ政策反対」である。今度の投票は人物第二で、家内?ともどもに無党派だが
日本維新の党へ投票予定。 石原の傲慢さは好かないが、一番まとも。
   * 今年、買った最大の物は何?
 何気なく、Yahooを見ていると、今日のお題「今年、買った最大の物は何?」
という言葉があった。ハッとして考えてみた。電波歯ブラシと、ジャケット二枚に、
ウォーキングシューズ、他に何だろう? 本が数冊。後はスーパーで酒のツマミと
百円ショップで小物以外、心当たりがない。そうそう、電気洗濯機を買え換えた。
これは家庭必需品。私が買った部類に入るのか入らないか。 それよりも去年の春以降、
iPad以外、思い当たらない。何か欲しい!と大体思わなくなったことがある・・ 
いや、年金生活者は、大体こんなものか。 現在、欲しいのはパソコン。 
だが5年使っているiMac二台が、まだ使える。TV、パソコン、月に数回のシネマ、
スポーツジム、月に1〜2度の飲み会の世界では、こんなもの。ところで家では
「ママリッチ、パパプアー」。大きな夫婦間格差が現実。(´;ω;TOHO!
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3917, 精神力ーその偉大な力 ー7
2011年12月16日(金)
「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと
◎ ヤコブは聖書に書いている、「汝が乞うても受けないのは、誤り乞うからだ」
  それを別の訳にすれば、「あなたが求めるが受け入れられないのは、間違った
  求め方をするからだ」ということ。「その人を許しなさい。そうすれば天にいます
  貴方の父、すなわち大生命力は、あなたを許して下さる」
◎ 傷ついた否定的な過去の記憶では、大生命力のエネルギーの自由な流れを妨げる。
  それを愛と信念をもって書き換えねばなりません。「なんびとかに、また、なにものかに
  反抗して抱く全てのものをゆるせ」といったキリストの言葉は、非常に実用的である。
◎ もし彼を許さなかったら、私自身を不愉快な体験に、そしてまた、その人に結びつけて
  おくのです。彼を思うたびに、不愉快な体験を繰り返すことになる。もし、私が誰かを
  傷つけたとして、彼が私を許せば、彼は解放されたことになる。その許すということは、
  彼の側の精神活動です。怒りは憎しみは、恨まれた人より、恨んだ人を傷つけるものです。
  賢い、常識的な考え方は、愛し、理解し、そして許すことです。
  「神よ、彼に祝福を」とだけ、心の底から言いなさい。
◎ 私たち各自は、毎日、静かに座って自分向かって次のことを言い、それをまじめに
  務めるがいい。「・・ 私たち各自は大きな無限の大生命力の一部であって、大生命力は
  実在の一部である。その大生命力の中で、すべてを生き、動き、そして実在している。
  これは真理だから、私が行なったあらゆる過ちはについて私自身を許す。
  そして多少とも私を害したあらゆる人を私は許す。許すなら、あらゆる体験から善いこと
  のみが私に来ると知るから。私が行なった一つ一つのあやまちは、より大きな理解と、
  より大きな機会への踏み石だから、過去のあらゆる体験を私は祝福する。どんな過去の体験も、
  今日あるいは未来において私を害さない。私が許されたいよう、私はことごとく許す。」
自己啓発の、このようなセミナーに出席して感化を受け、日常の考え方と、祈りに
 取り入れたら、心の傷は和らぐだろう。20歳代半ば何度も何度も、この本を読んで
救われていた。こういう経験があったから、何人かの鬱病の相談にのれたのだろう。
現状でも平然?としていられるのは、自分で見つけ、何度も読んで一人で手当をした経験が
あるためと、再確認をしている。数ヶ月前に、地球の芯からの声が聞こえてきたのは、
こういう経験があったからである。芯の声は大生命の声、魂の声である。
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3552, 何に出会うかを、成長と呼ぶ
2010年12月16日(木)
「何に出会うかを、成長と呼ぶ」 ある雑誌の新聞広告にあった言葉である。
実際に出会った人、著書を通して出会った人、宗教的啓示で触れた何もの。大自然の荘厳な
景色から受けた感動、絵画や音楽を通して感じた作者・作曲家の魂など、出会いそのものが
成長になる。マイナーの何ものかの出会いは、マイナー成長ということか。その中で、
書物を通して崇高な教えや啓示などの出会いは、一番身近で誰もが出会う機会になる。
最近は、ネットやテレビや映画などからも多くの出会いが可能になってきた。
長年の風雪の中で、これまで読み継がれてきた古典には、何かがある。その辺から多くの
ことを学ぶことも出会いになる。65年間に多くの出会いと別れがあった。
自分が経験してきた蓄積が新たな出会いを呼び込むのである。 最後は自分の「死」の
直感という厄介な何に出会うのだろうが。それも刷り込まれたイメージでしかない。
出会いといえば、感動が伴なった経験である。人はどれだけ、感動、感激に出会えるかで
人生の豊かさが決まってくる。 ところで、この出会いに関しては、本当に豊富であった。
その蓄積が、さらなる上質な感動の場面を作り上げてくれる。感動した対象に対し我われは
何だろうか?と知りたくなる。それが、考えるキッカケになる。 もう一つ、出会いの中で、
宗教がある。知識を持ってしまった人間は、いずれは死ぬ運命にあることを身近の人の死を
通して知ってしまう。それは二人称の死で自分の死とは違うと分かっていても、長年かけて、
知人の遺体と焼却を目の当たりにすると、二人称の死を一人称の死に重ね合わせてしまう。
出会いこそ人生であり、生き方が変る。未知との遭遇、無知との遭遇、人生には色いろある。
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3177,デフレス・パイラルの脅威
 2009年12月16日(水)
* ハイパー・デフレの始まり
 どうも本格的なデフ・レスパイラルに入ったようだ。それもハイパー・デフレ。
ということは、二番底に向かって転がりだしたということになる。先日、自宅から歩いて
10分もしないところにある中古プレハブ住宅の販売広告が入っていた。土地が25万、建物が
20万?の相場の家屋が何と土地15万、建物10万の値段である。(その逆でも同じぐらい)
その販売業者は、競売物件を買って、少し手を入れて二割位の利益を乗せて売るのを専門に
している。(なぜ分かるかというと、知人の自宅が、そのプロセスで売却されたからで、
競売落札の値段も、お化粧代も大よそ分かる。) どうみても半値に近い相場だが、
結果として資産デフレに火をつけている。 近所の相場が、それによって暴落する。
会社の人の自宅近くが半値×八掛けで売りに出され、数日で売れたという話も入ってきた。
資産デフレである。あらゆるところで価格が暴落しているのは、誰も彼もが実感していること。 
背広の客単価が一年前の4割も落ちているし、薄型テレビも3割ダウンした。
冬物衣料などもオール半額!というチラシが入ってくる。 ホテルもネットで2980円、
3180円、3280円が出ている。安い順に売れていくが、それさえも最近は売れ残っている。 
安くしないと、消費者は買わないから、競って安くするが、全ての業界が始まり体力の
消耗戦になってきた。 一番強い者だけしか生き残れないのである。 
そして、会社の多くは淘汰され、そのうちに、今度は金(かね)の価値が暴落を始まる。 
ハイパー・インフレが始ると、これは国家破綻を意味する。いつも同じことを書いているが・・ 
世界は間違いなく経済も、政治も含めて大動乱に入った。アメリカも、去年のリーマン・
ショック以来、経済はガタガタ。失業率が、あれよあれよと10%を超えてしまった。 
日本も、数年以内に、それを超えるだろう。リーマンショック津波が姿を現してきた。
デフレス・パイラルは4年間?続く。来年からは、その中で食品の一部が値上がりが始る。 
ハイパー・インフレの波も現れる。 
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2812, 今年を振り返る
 2008年12月16日(火)
今年もあと半月、振り返って、思いのまま書いてみる。
大荒れの一年で、歴史に残る年といってよい。
 ■ 世界をみると
アメリカ発の金融恐慌である。予測はされていたことだが、実際に起こると、
 その衝撃度は甚大。100年に一度の経済的危機というが、私の人生で起こった
 最大の世界的大事件である。一次世界大戦、第二次世界大戦世界恐慌の三つの一連の
 ウネリより大き事象が十年以上は続くレベルの大事件である。
アメリカ大統領選挙で、民主党オバマが史上初の黒人大統領に選出された。
 これも歴史的出来事である。それだけアメリカの懐が深いということか。
・中国の大地震ミャンマーのサイクロンの自然災害は、地球システムが
 人間システムに対して発した警告である。
・中国オリンピックの開催と、中国国内の暴動の頻発。これは中国の将来を暗示してもいる。
北朝鮮の金総書記に異変? 朝鮮半島が流動化になるかどうか。
 ■ 国内では
金融危機で一挙に景気の悪化。不気味な雰囲気が漂い始めた。
・福田が辞任して麻生が首相になったが、凡将の器が露見、一挙に政治混乱が始る。
・若者等の無差別殺人が続出をした。
今後、10年以上続くだろう社会的な大混乱の‘目次’と‘前書き’が今年の事件の
集約とみるべきである。暗い日々が待っていると思うと憂鬱になるが、これだけの
変動の中で、自己責任をより自覚しないと。「1970年代に始った新自由主義経済
の崩壊が始った」と、新聞の論説にあったが、この数年間で統制が強くなるだろう。
それぞれの企業が、根底から存在意義を問われ、価値のないものから否応無く淘汰される。
特に来年一年が今後を占う年になる。 どうなることか?
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2007年12月16日(日)
 2447, 四四太郎の霊日記 ー12     (*´_●`)ノオハオハオハ♪
さてと、お出ましである。何時も同じようなことをブツブツ言っているが、
違う視点を持つことに意味があるということじゃ。<私>+<私の体>=
「私」とうことは「私」−<私の体>=<私> と誰か哲学者が論じていただろう。
 その<私>の芯にあるのが、≪私≫とすると、更にその奥にあるのが≪≪私≫≫
ということになる。いや、この括弧を内側に幾つかつけたのがワシということ。
これが≪私≫を通して<私>に語りかけているということ。
だから、御主も何か変な気分になるのは解るし、御主とは見方が違ってくる。 
だから先祖を大事にせい!というのは、決して間違ってはいないのだ。
ただ、葬式坊主のタカリに乗ってもよいというのとは違う。ところで、御主が娑婆で
過ごす心得を教えてやる。大きな地球儀を何処か身近に置くことじゃ。
パソコン内ではない、とにかく手に触れる場所に置くこと。そして月の上か、
衛星から地球をみる気持ちで常に見ることじゃ。字数の関係でカット(2011年12月16日)
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2006年12月16日(土)
2083, 哲学者がローマ法王の奇跡を切り捨てると!    才八∋ウ_〆(∀`●)
   知ることよりも考えること−? ー読書日記          
字数の関係でカット(2011年12月16日)