「野心のすすめ」林真理子
   * 野心とバッシング
 さしずめ私なら、『倒産とバッシング』のテーマになる。普通の神経なら、自律神経をやられて然るべき事態。
それを楽しみ、面白がっている?もう一人の、いや多くの内的存在?と、難題を多く乗越えてきた経験と知恵が
あったことも、何とか持ちこたえることが出来た理由になる。更に、さし詰まった生活の枯渇とか、裏切られた
感覚が無かったこともある。  ー著者の、バッシングなどが生々しいー
≪ 紅白の審査員をやったり、CMに出たりということはすぺて叶った頃ですが、ある日突然、一通の手紙を
 いただきました。その手紙には、あなたは自分が普通の女の子の代表みたいなことを言っているけれど、
すっかり有名人面していい気になるな、ということが書いてありました。それが皮切り。ドドドドッと怒濤の
ように悪口が寄せられるようになりました。林真理子バッシングが始まったのです。 びっくりしました。
自分とは違う人格が、外で一人歩きしているような気持ち。それまでの私はいじめられることはあっても、
会ったこともない知らない人から敵意を剥き出しにされるようなことはありませんでしたし、業界で少し
重宝されるようになってからも、愚図でドジだったけれど可愛がってもらえるタイプの人間でした。
なのに、有名になったとたんに他人の悪意がセットでついてきたのです。ショックでした。
バッシングのきっかけは、やはリテレビに出始めたことが大きいと思います。・・(中略)
・・当時、私もすごく舐められていたし、意地悪をされました。当時は、出版社の人からさえも、だまし討ちを
されたことがあります。女の子相手の人気雑誌から、有名人がメイクをするページに出ませんか、と依頼された
時のことです。私もお化粧を習いたいからいいですよ、とメイクされて写真を撮って、別わくでもらったのですが、
発売された雑誌を見てみると、私だけ別枠で「ブスの人のメイクはこうします」と書いてあったという酷い話……。
頭に来て文句を言ったら、編集者とライターが、これは私たちの独断でやったこと。どうか編集長には言わないで、
と小さな花束を持って誤りに来ました。面倒くさくなって「はい」と流しましたが、私が好意的に取材を受けた
のに、しっぺ返しに遭ったり、人間不信になりそうな日々が続きました。・・・≫
▼ 金融以外の債権が殆ど無かったことと、事業所が地元で無かったため、『倒産バッシング』に対して、
 平然としていられたが、もし、地元で商売をしていて、一般債権者などに迷惑をかけていたら、まして、
連鎖倒産などがあったとしたら到底、地元に居座ることは出来なかったはず。それでも、見ず知らずの人に
辛辣な敵意をまるだしにされる。不思議なことに、1〜3年で、その人たちに、内的黒鳥が舞い降りる。 
それも何ら不思議ではない、その方々は大かた戦中・終戦時の生まれ。2〜3年で、本人か連れ合いに内的黒鳥が
舞い降りるか、意味ある偶然が起きやすい時節のため。 あの敵意、本人の内的黒鳥が現れ出ようと騒ぐから!
「人の不幸は蜜の味」というが、今回分かったのは、その蜜には猛毒が混ざっていること。 で、あのミイラの群!
・・・・・・
2013年10月31日(木)
4611, 君は1万円札を破れるか? ー1
      ー 君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する ー 苫米地英人 (著)
 初歩的金融に関する本だが、歯切れがよい。あらため原点に帰って「そもそもお金とは何か?」を考え直すに
もってこい。お金は、交換媒体機能、価値尺度機能、価値保存機能があるが、この裏には、お金の発行権を持った
権力者の支配の道具機能。これが絶対的権力の大元。それは、「信用を元に、無限にお金を創造できるという
ラクリで、絶対的権利を得ることになる。「信用創造」という錬金術である。その大元が、アメリカで世界を
支配している。今のところだが・・
   〜アマゾンの内容紹介〜
* 世界経済を「洗脳」で支配する人々に勝て! 世界の富の95%を握る支配層によって、貨幣が操作されている
 としたら?気鋭の脳科学者が、貨幣による洗脳を暴き、解く。お金から自由になり、真の自由を獲得する!
* 「貨幣のカラクリ」を知り、真の自由を手に入れる。「お金には絶対的な価値がある」と、多くの人が
 思い込んでいる。それこそ、洗脳であり、民衆の奴隷化だ。現代社会を支配する「お金」とは何か? 
 その正体と、貨幣を通した支配構造に気づいたとき、あなたは自分の人生を奪還する!
* どんな仕事であっても、あなたの仕事はもともと、ただ自分のお金を稼ぐためだけにしているのではない。
 人のために役立つ価値を、この世に生み出しているのです。その価値をもっと高めていけたのならば、
 この世の中でさらに多くの人を幸せにすることができるのです。       (「あとがき」より)
▼ 世間を覆う「不安」の正体を、「お金に関する不安」と看破。その不安は、実は経済支配者が人々に刷り込んだ
 最大の洗脳であり、これこそが大部分の人たちの人生を「奴隷の人生」に貶める呪縛。この呪縛が徹底的に刷り
 込まれたため、「何が、どのように問題か」を考えるより早く、反射的に不安に駆られてしまう。 
 お金の奴隷とは、お金は絶対的な価値があると盲信し、その価値観に縛り付けられている人になる。
 現実は世の中の八割は金で解決できることは事実。だが、追求する対象ではなく、あくまで結果についてくる。 
 その結果としてのお金は、その瞬間から手段になる。私の金銭哲学のベースに父親の教えが大きい。 
 父が亡くなる数ヶ月前、独り考え込んで呟いた「通帳に書き込まれた数字と、紙切れに書いた数字と何が違う
 のだろう?同じでないか」という、素朴な疑問。ある程度の財をなしたが、人生の最期を悟り、死んでいく無念。
 「仕事を楽しみ、終の住まいを建て、何がしかの財産がある。それが、どうした?」という少年のような戸惑い。
 口には出さないが、「蓄財とは何のため?それが通帳の数字への疑問となり、人生を改て見直すことになる。
 その頃、あれだけ保守的で頭の固い父が、何を思ったか、共産党の「赤旗」新聞を読み始めた。
 それまで信じていた日経新聞と逆の見方があり、それも正しいようだ、と気づいたようだ。死を前に、これまで
 思い込んでいた社会そのものに疑問を感じ始めていた。 そこで父親から学んだのは、「時流をつかみ、
 その風で稼いで、ある量の資財を元に、投資をし、それを趣味に使いきる。その結果、自分が満足出来か否か」と
 いうこと。残す残さない、残る残らないかは二の次。結果を先に考えては自由を奪われる。人生は、ありのままに
 生きるしかない、ということ。 父親の成功話の中で「常に時流の先取りと、それへの変身の必要性と、
 そのため情報と、感じ取る直感と決断を磨くこと」を説いていた。著者は、「お金とは、情報である。情報ならば、
 無限に増やすことができる。経済支配者は、その供給量を自由に増やしたり減らしたりできる。金は、その数値に
 過ぎない。大部分の国民の不安心理を利用し貯蓄をさせている。 だから自分の不安を直視し、彼らの刷り込んだ
 洗脳に気づくこと」という。次回から、面白そうな部分を、抜粋し、考えていく。  ーつづく
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2012年10月31日(水)
4236, 雑談ネタ、酒の肴ネタ ー       ー「ルーツ大全」インフォペディア編 より             
 ● 聖火リレーヒトラーの軍事戦略から始まった
 オリンピックのハイライトといえば、聖火リレーである。だが、古代オリンピックでは、聖火の儀式は行われて
いなかった。近代オリンピックでも当初は行われていなく、ナチ政権下で、ギリシャの末裔がドイツという印象を
世界に植え付けようという思惑があった。ナチスの狙いは、それだけでなく、軍事的目的があった。その道筋は
3000キロ、計7ヶ国あり、その道筋を詳しく下見をしたが、その時、戦車が通れるか、どの位で走れるか調査をした。
実際にほとんどの国は、ナチに占領された。戦後、廃止を検討されたが、やはり宣伝効果も含めて存続が決まった
経緯がある。= 結局は、右上がり経済の自国の宣伝材料として政治家は、これほど裏金を使える美味しい印籠はない。
オリンピックを純粋に目指している選手は、それでよいが、メダルを取れば、それで一生食べていける時代は終わった。
 ● 花見を広めたのは、八代将軍の徳川吉宗の粋な、計いから
 日本人の春の恒例行事といえば、花見である。東京周辺だけでなく、全国津々浦々で桜の名所が多い。庶民でも、
金をかけずに近所の公園や川辺で気楽な行事になっている。だが、庶民の娯楽として花見が確立されたのが、江戸
時代になってから。三代将軍の家光が、吉野から苗木を運ばせ、上野に多くの桜を植えさせた。また八代将軍吉宗
王子の飛鳥山、品川の御殿場、隅田川などの植えさせ、一般庶民に開放した。庶民の花見は、この吉宗の計らいが
大きかったという。もともとお祭り好きな江戸っ子、これを機会にドット繰り出すようになり、全国に広がった。
=このような経緯で始まったとは知らなかったが、日本人のように右ならえ文化の典型。 他に盆踊りと秋祭り。
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2011年10月31日(月)
3871, ギリシャ危機の実態とは?
  * 曽野綾子の‘つぶやき’
 曽野綾子が、雑誌の手記で「ギリシャ危機の実態」を書いていたが、分かりやすい。
  ーまずは、その要点の部分を書き出してみる。
【外国メディアが原発にしか興味を示さないのは、彼ら自身の国からして蜂の巣をつついたようになっているからで、
日本も大変だが外国も大変なのである。もはや恒久化した観のある、高学歴の若年層の失業現象。イタリアでは
「プレカーリオ」(非正規)という言葉を聴かない日はなく、それがスペインでは、広場を埋める「怒れる若者」たち
になる。彼らは、独立もできず結婚もできず子も作れない。その一方で、不法にヨーロッパに入国したアフリカ人は、
人道の名によって保護され子供もたくさん産む。既成の労働組合は中高年の職場を守ることしか頭になく、その人々の
職さえも不安になりつつあるのは、経営者たちが海外に工場を移す一方であるからで、コールセンターまでが、
アルバニアルーマニアなまりのイタリア語でかけてくるようになった。 アイルランドギリシアも破産直前。
それでいて国民は、EUの命ずる緊縮生活は断固反対。EUが援助するのも所詮はギリシアに融資している自国の銀行を
助けるためなのがわかっているからだが、ドイツとフランスの銀行がつぶれたらEUもつぶれると言われても、怒れる
ギリシア人たちは、それとオレの職がどう関係するのかと言い返すだけなのである。蜂の巣をつついたようになって
いるのはイスラム圏も同様で、自由を叫ぼうと、こちらも所詮は「職」の問題。独立後に旧宗主国のヨーロッパに
負けるなと教育を振興したのはよいが、その受けた教育にふさわしい仕事を供給できる社会づくりが十分でなかった。
それで、軍人と公務員ばかりが増え、コネのない者は失業したのだった。
 職を常時提供できる社会とは、生産する中産階級が健在な社会ではないかと思うが、イスラム教には、それをはばむ
何かがあるのだろう。要するに世界中が大変で、ほんとうのところはオバマサルコジメルケルも何をしてよいのか
わからないのではないかと思う。これが今の世界なのだから、日本は外国の評判など気にせず、災害の復興に専念して
いればよい。今回の災難で唯一良いことは以前のように外国からカネをしぼり取られないで済むということだ。 
何か言われても、御存知のよううな状態で、その復輿だけで大変なのです、とでも言うて逃げればよいのである。 
日本人も少しは、悪賢くなりましょう。(六月二十三日日記)  】
▼ ギリシャ危機が、どのようなカタチで収まるのか見ものだが、恐らく、準参加国家として枠組みから、外される
しかないだろう。ぎりぎりの交渉の中で、EUの銀行が保有するギリシャ国債の50%を「自主的に」減免することで
合意に達したようだが、ギリシャがデフォルトをするより、ましということ。しかし、次にはイタリア、スペインが
控えている。何処まで、火元を押さえることが出来るのか。9月以降は、いつ株の大暴落が起きてもおかしくない
状況だったが、当面、乗り越えたようだ。しかし、根本的解決を少しも解決されていない。ぎりぎりの状況は、
今後も連日、続く。 狼少年のようだが、彼女の言うとおり、これが現実である。
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 2010年10月31日(日)
 * この一年間、腰痛なし
 この一年三ヶ月の間、腰痛が殆ど出てない。殆どというのは軽いのは私の場合は敢えて腰痛といわない。
去年の春先から夏にかけてリズム・マッサージャーと、海老反り器械と、縦型バイブレーションの三点を買え揃え、
それを朝晩使っている。さらに去年の秋口からベッドに低反発枕と低反発マットを使用。その効果が実感できたので、
居間の座椅子の上に低反発クッションを置いている。それら全てが総合的に腰の負担を少なくしている。 
これまで腰痛対策として、30年近くウォーキングを取り入れてきたが、中程度は年に二回(5月と11月)、3年に
一度は酷い腰痛になる。但し、病院には一度も行ったことはない。経験からして時間が解決することを知っている。
現在のところ、一年間にわたり取り入れた道具、習慣が有効に働いている。去年夏の腰痛は酷かった!
 * 最近のタブレットパソコン事情
 ここにきて、TVや新聞でタブレット・パソコンを多く扱うようになってきた。
数年先には、世界中の街や居間や列車内で見入っている姿が日常の光景になる。これは居間か通勤途上のツール。
本や新聞、ゲーム、アルバムなど、多くの機能が入り込んで、多くの人にとって手放せないツールになる。
手軽に持ち運び可能の情報の出入れ口として携帯電話と同じような必需品になる。
その普及と同時に、本や雑誌、新聞、アルバムなど紙に印刷されたものは激減していきざるをえない
これを筆頭とした端末はSF世界の作家すら想像できない進化をしていくことになる。 面白い時代である。
いま一つは居間のテレビもネット接続などのパソコン機能が入ってくる。これは、今度とり上げてみる。
 iPadには興味があるが、一通り各メーカーが出揃ってから考えることにする。
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2009年10月31日(土)
 3131,期待どおりの電動自転車
 注文をしていた電動自転車が一昨日届き、昨日の朝、さっそく試乗したきた。
自宅は長岡駅裏から歩いて10分ほどにあるが、長岡駅前から歩いて20分のところにある大手大橋まで12分で着いた。
信濃川を渡ったところにあるジャスコには15分、ユニ系のSCのアピタまでは20分かかった。そして、その先にある
長岡大橋から駅前近くまで戻って、家に着いたのが45分後であった。万歩計をみると、2500歩になっていた。
45分というと5500歩あるくから、半分近くこいだことになる。 疲れは、ウォーキングと同じぐらいである。
 これまでは月に一〜二度ママチャリに乗るぐらい。  一日一万歩を目指して歩いているので、自転車には
ほとんど乗ることはなかった。 だからスポーツタイプで、6段切り替えで、かつ一対二のアシストの自転車を乗った
驚きは大きいのは当然のことである。一対二のアシストというと、人が一の動力をかけると二倍の加速がかかるもの。
自転車は発進時の加速と、登り坂に力を要するが、その時に特にペダルに力が更に二倍加わるから、異様な感がする。
線路の下をくぐる地下道の登りとか、信号待ちの後の加速とか、大きな橋までの登り坂とか、けっこう起伏がある。
そのストレスがゼロで、平らの道路でペダルをまわす時の加速も三分の一で済むのだから、非常に楽になる。
電動自転車は、法律でアシスト一対一から、一対二が認められたことで、爆発的に普及するような気がする。
 ただ、通販で注文して送られてきた電動自転車を組み立ててくれた長男が忠告した「すぐに、盗まれるよ」
というのも分かる。小型のためボックスカーに、そのまま乗せる事が可能だからである。
一年ほど前に、家内に電動自転車を買おうかどうか相談したら、「友達が買って直ぐに盗まれてしまった。
まだ、珍しいからで、あと数年先がよいんじゃない」といって、買うのを止めた経緯もあった。
スーパーや、駅前などは、当分は置けないが、その時はその時ではあるが。 とにかく、驚いた!
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2766, こころと脳の対話 −2
2008年10月31日(金)
「 こころと脳の対話 」  潮出版社   河合隼雄 茂木健一郎
 第二回 箱庭と夢と無意識 
    《箱庭のなかの「生」と「死」》の要点からー
 京都にある河合隼雄の研究室で、「20数年ぶり」という箱庭づくりを終えた茂木健一朗。
  ー茂木の箱庭を見ながらの二人の対話のポイントをまとめてみたー 
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 河合隼雄はまず「意識と無意識の関係」を提示する。 箱庭で、ニワトリなりゴリラなどのアイテムを手に取る。
ここですでに、アイテム(意識)の背後にその人の無意識ーとば口ーが関わってくる。
「たとえば、ニワトリならニワトリが、心のなかに残っているわけですね。で、帰ろうと思ったら、本屋でニワトリ
の本がパッと目に映ったりするとか。必ず買って読もうと。 それが、ユングのいう「シンクロニシティ」です」
(P・102~103)。 この時、箱庭で選んだニワトリと本屋で見つけたニワトリとは因果関係はないです。
大切なのは、自分の無意識と外のものとが呼応するというほうです。 なぜか知らないけれど、箱庭の前に立ったら
ニワトリというアイテムを手にしてしまった。そして、帰りに本屋に寄ったら、ニワトリの本にパッと目がとまって
買ってしまった。私のなかになぜかニワトリというかたちで無意識が働き出して、それがニワトリの本と呼応した。
これが「シンクロニシティ」。「意味ある偶然の一致」です。 ここには科学的な因果関係はまったくありません。
でもこころにとって「意味」があるんです。「この非因果的ということがものすごく大事なんです」と。
河合はこの無意識の非因果的連関のなかに、臨床の中で患者の生きる「意味」と「可能性」を探りだしてゆく。
 ー以下字数の関係でカット2010年10月31日ー
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2007年10月31日(水)
2402, 独りでしていて唯一惨めでない行為        才ノヽ∋―_φ(≧ω≦*)♪
 下は、林まり子の「読書はじめ」というエッセーであるプロは同じ文章でも、読んでいて読者を引きつける力が違う。
ここまで書けるには、この随想日記を一万は書かなければならないだろう。すなわち現在は2400であるから、差し引き
7600÷365日=21年以上はかかる。 いやあと10年、いや5年はかかる。文章力は何をさておき、まずは絶対量である。
  ー以下字数の関係でカット2008年10月31日ー
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2006年10月31日(火)
2037, 躁鬱病について −5            才八∋ウ_〆(∀`●
 「夫はうつ、妻はがん」―夫婦で苦境を踏み越えて ー ?   小川 宏 著  
ー主観をこめた概要であるー
・31年前に糖尿病になり、ストレスなどが重なり15年前の平成3年に「うつ病」になった。
 癌と同様に、糖尿病は普通の人の三倍も「うつ病」になる可能性が高くなる。 その伏線がそれである。
・当時、彼はモーニングショーなど活躍したアナウンサーだったが、自分の事務所を任せていた弟がお金を
 使い込んだトラブルが「うつ病」の 直接のキッカケだったという。
うつ病になった直後の平成3年に電車へ投身自殺をしようとした一瞬、
「自殺は愚か者の結論なり」という言葉がよぎり自殺をとどまった。
・その事情を知った妻に病院に連れて行かれて、本診の前の、問診で「親戚で神経系の病気をされた方はいますか?」
 いわれ、「はい、その昔、叔父が神経衰弱と言われました」と答えた。 本診の結果、その場で入院を命じられる。
(帰りに自殺を決行の危険がありと診断) その 三ヶ月後に退院。 {うつ病に遺伝があるとはね〜}
   ー以下字数の関係でカット2007年10月31日ー  (*^_^*)\          ー つづく
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2005年10月31日(月)
1672, 聖荊の奇跡
 パスカルといえば、「パスカルの賭け」ー後記ーがよく知られているが、それと同じくらい有名なエピソードがある。
(日本ではあまり知られてないが) ー[聖荊の奇跡]である。この奇跡を見たパスカルが[パンセ]を書く大きな動機になる。
姉の娘マルグリットが、目の病気になってしまう。多くの医者をまわっても誰も治せない状態で、症状はますます悪くなる。
その間に、姉のジルベットは修道院に娘を寄宿させる。しかし目の腫れ物が肥大して、膿がでて、鼻骨も侵されてしまう。
ある日、修道院に展示されていた聖荊(キリストが磔にされたときに、頭につけていたとされる荊の冠)
の一部がにマルグリッドの患部が触れると、たちまち腫れ物は消え、完全に病気が治ってしまう。
これは宗教裁判所からも、奇跡として公認されている。この出来事を身近に見ていたパスカルは、
信仰が揺るぎないものになる。
ー以下字数の関係でカット2008年10月31日ー