「 フリー <「無料」からお金を生みだす新戦略> 」

                      クリス・アンダーソン著  

 
 * 数百万点の中古品をタダで提供
  ー以下は、この本でフリーサイクルを紹介してある文章であるー (p249)
≪ すべては1台のベッドから始った。2003年の春にアリゾナ州トォーソンに住むデロン・ビールは、
 地元の慈善団体にベッドを寄付をしようとしたが、衛生面で問題があるということで拒否をされた。
 そこで、彼はゴミを減らすために、フリーサイクルを立ち上げた。 
・不用品を売ったり・ゴミ捨場まで持っていくのがいやの人と、
・物を欲しい人を結びつけるサイトである。このフリーサイクルのサイトは非営利で、グーグルによる
 スポンサーバーを僅か置いているだけの広告収入から、ささやかな予算で運営されている。(14万ドル)
 地元のヤフーグループの仲介者に自主的に組織されたヤフーグループによって運営されている。
 会員になりたい者は、200文字以内の会員になりたい動機を記さないと会員になれない。
 一たび会員になると、沢山の無料のモノがまっている。 革製のソファーとか、テレビ、バイクなど。
 贈与経済は以前からあったが、それを広めるためにウエブほど効果的なプラットフォームはない。
 2008年には590万の会員が一日2万点を寄付して、合計800万点になっている。≫
ー以上だが、アメリカ的な素晴らしいシステムで面白い。こういうことがネット上だから成り立つ。
中古品のセリなら何も珍しくないが、贈与というところがミソ。 遅かれ早かれ日本にも出来てくるはず。
アマゾンで中古本を一円で何冊か買っている。宅配の送料340円のマージンで利益を確保するのだろう。
送料を入れても半値か三分の一になる。 フリーサイクルを宅配便会社がやれば、
宅配を自らの手で作りあげることになる。 フリーはネットによるデフレ原因の典型的事例になる。

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2852, チベット旅行記 −3
2009年01月25日(日)
 この旅行記の中では、仏教の真髄を説いている部分がある。
  究極のところで仏の教えを試される場面が何回も出てくる。 宗教は生きていく上で必要条件である。