2002年02月25日(月)
342、20歳の頃ーある教授との出会い-1

この頃何を考えていたか、誰でもこの頃は大きなターニングポイントの時期であった。
土がたっぷり付いていた田舎の青年が、それを必死に振り払い「自分に目覚め始めよう」としていた時期であったようだ。
キリスト教倫理の教授の「将来の自分の設計」というテーマを休暇に与えられ真剣に考たレポートを出した。
その内容に対し心の入った文章の返事が書いてあった。 200人の学生に対し、これだけ長い心のこもった返事を
書くものかと感激をした。それとも「自分の真心に対しての特別の返事」だったのか?
鈴木教授という名前と、その授業が心のこもった内容であった事を憶えている。
私のその時書いた内容は、一ヶ月考え抜いた内容であった。
初めて第三者に自分の心情を真剣に書いた。いや書かされたのかも知れない。

要旨は「両親の生き方」に対し姉兄はその激しさにしり込みをした。そして安易な生き方を選んだが
(商売人よりサラリーマンに嫁ぐことを選んだ)しかし自分は両親の生き方を求めていこう。
今になって特に「父の生きかた」に男として魅力を感じるようになった、等々。
もしかしたら、「兄二人が20歳過ぎて不幸な死に方をしてしまった」とも書いたかもしれない。
心のこもった返事とは「その中で、よくぞ父の生き方を肯定をした。
そしてその生きかたを選んだ貴方にたいし心から賛同する。
貴方が自分自身で考え抜いて判断したことが素晴らしい!」 というな内容であった。
この時点で自分の行き方が変わったように思える。 いや決まったように思える。
もともと決まっていたのかもしれないが。俄然それから目標がハッキリした。
「事業を起こそう!人と違った生き方をしてやろう!父が目標だ!」