2007年02月02日(金)
 2131, 葬式よもやま話 −2   オッ(*^○^*)ハ〜ヨウサン!
 
 故・内山由蔵さんの長男の喪主の挨拶の中の一節に興味をひかれた。
ー 危篤になったが持ち直し、‘しばらくは大丈夫だろう’と、住居のある仙台に帰ろうと新潟あたりに来たとき、
今まで見たことのないような奇麗な虹が出た。「父に急変が起きたのでは」と思ったとき携帯電話が鳴り
再び危険状態になったという連絡が入った。そして急遽Uターンをして長岡に近づいた時、
燃えるような夕陽が輝いていた。この時、「ああもう駄目だ」と思った。
そして着くのを待つようにして、間もなく亡くなってしまった。という内容であった。
 私自身も何度も親戚の葬式の後に、奇麗な虹と遭遇している。
とくに義父の亡くなった時のこと、葬式帰りの峠で7回も虹が次から次へと出て、
その下を車で通り抜けた経験がある。何か異次元の不思議な感覚であった。
涙雨とか、雷鳴とか、その人により色々な自然現象がおこるようだ。
霊魂が死後35日から49日の間に、次の世に通じる六本の道路の内の一本を選ぶ最も大切な
宗教的儀式の日を「七七日」という。よく、葬式の読経のあと「七七日法要」を引き続きやります
と言って、さらに有難そうな読経をあげるが・・。
死者は七色に輝く一番まぶしい光の出ている道路が極楽に通じていて、そこを通って浄土にいく。
虹が人の死後によく現れる現象は、「故人がこの道路の近くにいますよ、というサインを
身近の人に見せようとしているのではないか?」と、思えば、ファンタジーな気持ちになる。
ところで十年位前のことになるが、会社に勤めていた人の両親が一日違いでたて続きに亡くなり、
二人一緒の葬式に参列したことがあった。事故とか心中ではなく、母親が夫の死を待つようにして亡くなった。
正視できない!とは、こういうこと。 葬式にまつわるドラマは色いろある。
「お葬式」という映画もあった。伊丹十三が妻・宮本信子の父親の葬式で喪主となった実体験をもとに、
わずか一週間でシナリオを書き上げ、日本アカデミー賞をとったもので、赤裸々な人間関係を面白おかしく表現していた。
葬式という一見暗いタイトルにもかかわらず作中には笑いが溢れており、そのギャップが何とも印象に残っている。
それと、どぎつい性描写も。
                                (o ・д・)ツ  バイ!
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