ー 当てごとは向こうから外れるー
「当てごとは向こうから外れる」とは、
「期待事は、自分の都合だけを考えてしまうので外れることが多い」ということ。
投機をしている人は、この意味の深さを十分に知っている。
それから逃れるためには、「当てごと」をしないことだ。事業も全く同じである。
ついつい、自分の都合だけを考えて市場をみてしまい外してしまう。
実際の諺は「当て事と(越中)ふんどしは向こうから外れる」である。成るほどよく言ったもの。 
 今回のサブプライム問題で世界中の金融機関が破壊的な大打撃を被った。
それもアメリカの金融機関が格付け機関で太鼓判を押した債権が紙切れになるのだから、詐欺そのものである。
彼らは決して「当てごと」を外したのではない。間違いないと信じていたのである。
日経金融新聞の08年1月4日号が手元にある。その去年の予測は、日経新聞のプロの予測が「米景気後半から回復」
「事業法人の買い期待」である。「今年の株式相場」の専門家69人は、年末には一万八千円超えが大多数。
一番低いのが一万二千円である。いかに予測が難しいかを示している。 
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 ー 地元の北越銀行の赤字53億、野村證券がマイナス5000億というがー
先日、地元の北越銀行の決算で赤字が53億円と報道された。
僅か三ヶ月で91億の、4月から9ヶ月で111億円の有価証券評価損というから尋常ではない。
何百億あるか分からないが、何年かけての損出しになるのだろうが・・・ 企業規模にしては大きい。
日本の金融機関がアメリカの債権を持っていないわけがないが。いずれにしても地方を中心に年内は大揺れ。
あの野村證券の去年の4〜12月の営業利益=売り上げが三分の一という。赤字がマイナス5000億円で、
その大部分が10月〜12月のマイナスというから、想像を絶する。アメリカのように消滅するのだろうか。
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 − 自民党山形県知事選で敗退した意味は?ー
保守王国の山形で自民党が応援した現職が、僅か4ヶ月前に出馬表明をした女の立候補に敗退した。
新県知事の話の内容を聞いてみると、泡沫としか考えられない女性。それに対して、前の県知事は至極まともである。
それが僅差とはいえ負けるとは、自民の凋落を端的に示した結果である。 辞め時を失って右往左往している麻生首相
国民は唖然とし、そして気持ちが一日一日離れていった結果である。とはいえ民主党も決して良くない。
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 ー 嵐の前の静けさー
年始に多くの倒産があるのでは?と覚悟をしていたが、政府が緊急の資金を出したため、現在のところ静か。
5月の連休前後の三ヶ月までには間違いなく倒産ラッシュがあるはずだが、まだ不気味なぐらい静かである。
あと一ヶ月後が、目安。 心配だが、これだけは手のうちようがない。 

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