2002年01月17日(木)
303、事業と難関

事業を始めると、必ずといっていいほど「身辺」に思いもよらない何かが起こる。
それと当然「事業そのもの」にも、想定以外のことがおこる。
必ず難関が次から次に起こってくる。回を重ねるうちに、そういうものだと割り切れるようなった。
そしてかなりの極限に追い詰められた時、「これが今回の丁度ピークのそれ」と冷静に受けとめれるようになった。
そしてその二つが重なってくることが多い。 しかし経験とは凄いものである、それが勘で解る。
ここを踏ん張っていると次の展開が出て来ると解ってくる。 従っていつの間にか、その感覚がゲーム的になる。
難関を一つずつ乗り越えていくのが逆に面白くなってくる。 それは付き物である。これが一波、これが二波、
これが三波と、そして「これが今回の一番の大波」?とうけながら冷静に対処していく。
一番の大波と感じた時は、これが自分の限界点に近いことがある。しかしこれ以上の波はないのも解る。
それが仕事というものだ。人生もそうか! 初めて事業を興した時、全ての問題がはき出た。
「そういうもの」ということが解らなかった。気持ちに余裕はなかった。
しかし親戚の同じ歳のナショナルに勤めていた人が遊びに来て、帰りにボロボロの姿を見て「羨ましい!」
といった一言が自分を支えてくれた。その人は今かなり出世をしたとか聞いている。
その人の弟の葬式に7〜8年前出会ったとき、「私は自己採点は80点だが、貴方はいくつか?」
と聞いたら、「93点」と言っていた。 人事系の仕事だから冷静な点数と思う。

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