2008年01月17日(木)
2479, 新潟県の物流の現状は
                      (。´_`)ノおはぁ。
地元の大手の中越運送社長が昨日の日経新聞新潟県内版のインタビューで語った「新潟県の物流の現状」
が注目すべき内容だった。貨物量の動きが、そのまま景気の動きを表すが、何処も同じ秋の空である。
 ーまずは箇条書きにまとめてみるー
・足元の景気と言えば、年末でも、これまでのような活気はない。
・住宅着工の遅れで、建設資材が動かないうえに、原油高のせいか人々は
 買い物には行かなくなっており、百貨店も人が少ない。
・かっては9月から年末年始にかけて越冬需要でモノが大きく動いたが、今は通常の月と変わらない。
中越沖地震の影響で消費は減り、復興需要があったのは特定の業界だけ昨年は上半期から低迷、9月以降はめっきりダメで、
 12月に入ってから目に見えて落ち込んだ。12月20日でしめた決算も非常に悪い。  年末年始もこの流れがつづく。
・いまは企業によって二極化している。大手、とくに輸出を手がける企業は世界の運賃の高騰に水準を合わせて上げているが、
 一方中小はなかなか値上げは出来ない。うちで運賃があわないのに、下請けはもっとあわないはず。
・新潟での海外の荷物のほとんどは中国からの輸入。新潟で待っていても、仕事は殆ど取れない。
 中国の仕事を入り口で取る体制を整える。  日本郵政との競合はどうなるか分らない状態だ。
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 以上だが、どの業界も厳しさという面で、ホボ同じことがいえる。
ところで、運送のコスト構造は、人件費が6〜7割、燃料が2割。(当業態のホテルは、人件費が三割、燃費は一割)
2005年度になるが、その4年前の6割に貨物量が減ったという。中越沖地震から県内の動きは更に10?は減ったから、
この5〜6年で半分ということになる。これでは運送業界だけでなく、県全体は壊滅に近い事態といってよい。 
今年は更に落ち込みが見込まれるというから、一足先に恐慌が来ていると言っても過言ではない。
しかし、事業者の数は中小がジワジワ増えているというから、悲鳴をあげるのも分かる。
何処も同じであるが、それにしても酷い状態である。
                   ヾ(@⌒ー⌒@)ノ マタ!
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