AIGが何故救出されたかが、詳しく述べられているが、知るほどに今回の金融危機の根の深さを感じ取る。
 1929年の世界恐慌を遥かに超えた破壊が起きようとしている。
 異常な時には、異常なリーダーが出る。ヒトラースターリンである。
 毛沢東も含めると、5千万人以上が直接間接的に殺された。スペイン風邪を含めると一億人が亡くなった。
 これから10年は異常な事態を覚悟をしていた方がよい。 何度も書いてきたことだが・・・
   ーー
 * AIG は 何故救出されたか
副島:AIGが何故救出されたか?15兆円という巨額の資金をFRBが出したか?
   それはCDSの保険商品を扱う最大の保険会社だったからだ。AIGはリーマン・ブラザー向けに巨額のCDSを発行していた。
   リーマンが倒産したため、AIGの株価は暴落、しかし大銀行各社と結んでいたCDSの契約が巨額だったので、
   もしAIGが倒産すると全てのCDS(最大6200兆円の価値が無価値になる可能性もある、
   そうすると他の銀行が引当金を積まなければならなくなり激しい金融恐慌が起こる可能性があった。
   最近、私が聞いたのが、日本の自衛隊、団体保険、年金運用やその再保険を、全部このAIGに任せていたという。
   金融庁が9月15日にやったことは、日本にある資金を、AIGの在日幹部達が米国本部に送金を阻止することだった。
    −−−
  私もAIGの保険積み立てを持っていたので、青くなり、その辺の情報には敏感になってはいた。
  明らかに取り立て騒ぎが起こっていたが、保険代理店も、報道もかなり厳しい管制がひかれていたようだ。
  6200兆円の2割としても、1千2百兆円の損害金をアメリカ政府がAIGに替わって支払うことなど出来ないはずだ。
  15兆円を当座の資金として支払っても、1%でしかない。その百倍をアメリカ政府が払えることなど不可能。
  それがAIGだけでない。 そうこう考えると、アメリカは一度デフォルト(支払い不能宣言)をするしかないのか?。
  口先の上手い黒人大統領が綺麗ごとをいっても、払えないの払えない。この人が話す言葉の裏づけは瞬時に融かされる。
  それが情報社会の凄みである。 日本の「あの人?」よりは、ましか。 
  外白、内黒の大統領は、当面は無制限にドルを刷り、国債を発行し、ハイパーインフレもやむを得ないとするだろう。、
  その後デフォルトを宣言する。旧札二ドルを一ドルの新ドル発行するかしかない。恐ろしいことだが、これが事実のようだ。
  地球の隅々まで毒饅頭が回っていたのである。金融立国と称して米国同様にイギリス、スペインなどもしていたから
  世界同時金融恐慌になったのである。 AIGは目先の救出をしただけで、根本が解決されてはいない。
  来年は、世界恐慌が本格的に吹き荒れる年、最低5〜10年は続くことになった。
  ブッシュは史上最低の指導者として、歴史に残る。 阿部、福田、そして麻生は如何だろう? 日本は小泉か?
  
 ・・・・・・・・・