12月14日 土曜日  1968年
 12時に、同級生の雨宮のフォーソングのライブを聞きに行く。
以前、長岡の自宅の遊びがてら泊まりにきたことがある友人だ。
ーその見返りに茅ヶ崎の旅館に泊まりに行った。知り合いでは彼と角田などがいる。
想像をしていたより、ズット上手いのと生き生きしていたのに驚いた。
それと堂々といていたのも新しい発見である。しかし途中で飽きてしまった。
わざわざ池袋まで行ったのにと思ったが中座をして帰ってきた。悪いことをした。
 18時から寮の忘年会である。
全員が楽しそうであったが気持ちの奥で、何か白けている自分がいた。
何げなくその会場から出る。 先輩の文夫さんの言っていることは何だ!
先輩だろう、情けない!自分で考えることのできない人間だ。 何も考えないできたのだろう、
気の毒の一言である。 同僚のいや同寮の水野君と新宿のクレージキャッツに行き、踊り狂う。
汗ビッショリである。しかし気分がすっきりとした。0時半に帰寮。毎日何をしているのだろうか。