2006年12月04日(月)
2071, ゆっくり急げ! −2
     b(^o^)dおっ W(^O^)Wはー♪
       
以前も「ゆっくり急げ!」のテーマで書いたことがあったが、最近、この意味の深さを痛感する。 
ラテン語で「フェスタ・レンテ」という。 この言葉を暗記して繰り返していれば、少しは短気が直るだろう。
還暦をむかえると、人生に焦りが出る。私の場合、60歳までにそれ以降の全てを50代にやり遂げようと、
10年間に詰め込んで生きよう心がけて過ごした。 そのため焦りすぎて多くのミスも多かったが、
ほっとしたような心の余裕ができている。 あとは、おまけ!という気楽さというか・・・
団塊の世代の人達が定年を向かえようとして急に、「明日から会社には来なくても結構です。ご苦労様!」と言われても、
産業粗大ゴミが空地に捨てられたように呆然とする。そして、‘60歳後の生き方’のような本にある
「ゆっくり生きましょう。群れてないで、一人で自分の世界を確立しなさい。
してなかった?それは貴方の責任です。これから一つずつ趣味をつくって生きましょう」
と・・・ しかし焦っても、焦っても、どうすることはできない。
   焦らず、ゆっくりと死に?急ぎをするにはどうすべきか?いや死は実際には本人に存在しないのだから、
   寿命の尽きるまで輝いて生きるには「ゆっくり急げ!」を座右の銘にすべきであろう。
    「ゆっくり急げ!」という言葉に似た格言としては、  
   ・ゆっくり行くことを恐れるな(中国)
   ・ゆっくり行くものは遠くまで行く(アメリカ)
   ・急ぐなら、もっとゆっくりせよ(イギリス)
   ・急いで行こうと思ったら古い道を行け(タイ)
   ・ゆっくり行くものは確実に行く(フランス)
   ・おそくても、ぜんぜんしないよりよい(ドイツ)
   ・急げば急ぐほど、まずくゆく(フランス)
   ・急げばまわれ(日本)
   ・急ぎの文はゆっくり書きなさい(日本)
どの国の言葉も、こと、これに関してはほぼ同じである。
「目的、目標を明確にしたら、それに向かって手段をハッキリ決めて一つずつ確実にすすみなさい」ということだ。
 二度とない人生だもの、 せっかく地球に遊びに来たんだもの、
 可能な限り学び、遊び、創造することだ。 やはり急がなくては、しかし、ゆっくり!
      とくに、お前は!
             (+>∀<+)ノ バイバイ!
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2003/05/15
ゆっくり急げ!

 この相反する言葉をひとつにしているのが面白い。方向を間違わないで一歩ずつ確実に歩めという意味である。
童話の「亀とウサギのかけっこ競争」や「急ぐ文はユックリ書け」に似ている。
私の性格が気短で、せっかちで解っていても急いでしまう。人生の達人といわれる人にゆっくり急いでいるタイプが多い。
何にもしていないようでいて、ポイントを外さない人だ。 モノゴトのABC分析がキッチリできているのだろう。
 早速インターネットで「ゆっくり急げ」と検索してみた。上記の私の半端な解釈より、ずっと深い内容であった。
ーその結果はー
ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの言葉として知られている。
「完璧な将軍にとって、軽挙妄動や猪突猛進ほど不似合いなものはないと
 考えていた。そこで常日頃から好んで次のような文句を口にしていた。
『ゆっくりと急げ』『大胆な将軍より慎重な将軍の方がましだ』
『なんでも申し分なく立派にやりとげたら、申し分なく早くしたことになるのだ』」
・ローマ時代の銀貨に錨(いかり)にイルカが巻きついた図柄の銀貨がある。
 錨はゆっくりを、イルカは速さを表している。「ゆっくり急げ」を描いた銀貨だ。
『急ぐべき時には急げ、ゆっくりすべき時にはゆっくりしろ』と言うことだそうで、要は判断とバランスの問題だと言う。
・何をすべきかを考えることが大切
《急ぎは浪費のもと》「急いては事を仕損ずる」
「短気は損気」
《急ぐと自分の踵・つまずく》
ー以上であるが、じっくり考える事と判断と、それを踏まえての行動の早さが大事だということだ。
 目的と手段・戦略と戦術を冷静に見据えた果敢な行動の必要性をいっている。

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