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 昨日、イングランドのツアーから帰ってきた。
この世界恐慌前夜に行くべきかどうか迷ったが、年一の海外に出る習慣は守りたいということで、行くことにした。
29名のツアーで、イングランド北の湖水地区と、古い町並みのコッツウォルズ地区、ロンドンをバスで回るツアー。
英国は秘境ツアー御宅にとって、毛色の変わった場所だが、たまたま現在の中では一番、価値があると判断をした。
私の評価基準からして、80点以上は無いだろうと思っていたが、その通りであった。
しかし、今回の旅行は75点の評価だから、まあ良かったということになる。

湖水地区の自然を散策するイメージに引き付けられたが、奥深く行く探索する内容ではなかった。 二日じゃ無理だが。
それより、コッツウォルズ地区のの古い村の景色の美しさには感動をした。 
一箇所が二泊ずつ、三箇所に泊まるため、非常に楽な日程だった。 格式の高いところや、
公共に対する意識が高いところは日本に似ていた。 いや日本が、イギリスに感化されたということだ。
印象を思いまま書いてみると
・島国で、立憲君主制?で、緑に覆われているところが、日本に似ているので、違和感が少ないのが印象的である。
・面積は日本の本州とホボ同じ大きさで、
・人口が6000万人、
・平地面積が80%で、日本の16%とは違う。そのため、日本人は非常に大きく感じるという。 
・小さい国土のわりに食料自給率は80%もあるという。
大英帝国を築き上げた歴史があるため、豊かさが国土に深く沁みこんでいるのがバスの中からでも分かる。
・村には、中央広場とメーン通り、教会、パブの三点セットが必ずあるというが、
 最近の不況でパブが多くの村で消滅をしているという。

 「階級制度がハッキリしていて、特に労働者階級は反発を感じないのか」と、現地の日本人ガイドに質問をしたら、
「日本人からみたら個人主義が強くて、『人は人』という意識が、その反発を消している」との答えだった。
弱肉強食のシステムは、国の活性化のために必要で、没落と成り上がりのシステムはあるという。
                          
                               つづく
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