563、一点集中主義
2002年10月28日(月)

人生の体験の中で私が得た最大の教訓がこれだ。 若いときより知っていたらヨリ豊かな人生を過ごせたのにと今更思うが。
イロイロの挫折の中で自分の能力の限界を思い知らされていたから、戦略的にしか生きる道はない事は知っていたが、
その要諦が一点集中であった。人間の能力とレンズは似ている。太陽から、人間から、歴史から、エネルギーを集め一点に集中する。
その為には自分が虫眼鏡のレンズになる事だ。レンズは濁っていては駄目だ。
常にきれいな磨かれた状態でなくてはならない。 その意味で「自分が神になる」といってよい。
それと一点に集中すべき対象の選定だ。これに近い言葉に一点豪華主義がある。
集中していれば自然にこれになってしまう。私の場合は秘境旅行だ。今はこの随想テーマ日記だ。
それにウオーキングに読書にあと???だ。 一点集中は言葉では簡単に思えるが、実際は大変である。
捨てるべきものをドンドン創らなくてはならないからだ。 そうそう集中できるものではない。

事業では[シングルルームのデスカウント]である。それも新潟駅前の花園地区。4棟に分散をしたのが甘さで残っている。
他に学生服やカラオケはエネルギーの分散であった。百貨店のソゴウのように駅前に超大型店をつくり、その大きさが限界を超えて
しまった失敗の例もある。 ロスだけで済まないのが分散である。 主体のチャンスロスが一番のロスになる。 
若い時から自分の無能を自覚していたから、集中しかないのはすんなりと受け入れる事ができた。
一点集中のポイントは、一点に向かいその真正面から中心点に総てのエネルギーを集中する事である。
自分そのものがその中心点になる事である。それが正中心一点無である。
いま一つがこれを継続する事でであるが、これは今度書く。

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