2003年10月19日(日)
928, 介護関係の現状

 介護関係の施設や法律を調べ始めて二ヶ月経つ。一日一日が新鮮な情報が、どんどん入ってくる。
その情報の一つ一つがパズルゲームを解くようだ。開発担当のSさんの母親が現在進行中の介護の状態である。
私も亡くなった母親が軽い老人性痴呆症になり、5年間半の介護経験を持っている。
この分野には事業チャンスがあるが、立ち上げに時間がかかる上に法律関係が各省ごとに絡んでいて躊躇する。
ホテル業に重なるところが多いので、類推が可能なことが利点である。 箱物ー建物と設備とソフトが一体になっている。
そこを一つずつ解きほぐしていけば、意外と簡単なのだろう。 まだまだ全体把握に時間がかかる。
・老齢者専門のアパート・一DKマンション・マンション
・上記の一階に介護業者と食事サービス業者をテナントで入れるもの
・本格的に介護業者を建物の中心に入れて介護を重点にするもの
・3ヶ月までは臨時に介護をするーショートステーのサービスをするもの
・昼だけをみるーデーサービス
・重度の痴呆の老人を収容する特別老人ホーム などなどである。
この二ヶ月間、そのタイプの殆どの施設を見てまわってみた。難しく考えないで簡単に考えないと、頭が混乱してしまう。
ホテルの視点の切口で、参入できるかの見極めがポイントになる。判断には最低半年から一年近くの情報収集が必要であろう。

 一昨日、柏崎で「結婚式場業者がショートステーに事業転換をする」という新聞記事を読んで、
柏崎の知人の紹介で見てきた。ブライダルの売り上げが数分の一に激減したため、転業せざるを得なかったようだ。
それでも、決断は素晴らしい。 社長が付きっ切りで説明してくれた。 本格的なもので3億の投資といっていた。
創業社長だから思い切った切り替えが出来たのだろう。いろいろ勉強になった。売り上げの激減に驚いてしまった。
当方の落ち込みなど可愛いものだ。いま世の中は私の想像を超えた変化が起っていると、
この二ヶ月でつくづく思い知った。景気の落ち込みと既成の事業の本格的崩壊だ。
 捨て身で、狂ったようにリストラー事業構造の転換ーをしないと、即死をしてしまう事態といってよい。
本気にならなくては生きていけない時代である。「今更何をいっているのか!」という声が聞こえてきそうだが。

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